NOBILES Days
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沖縄旅行記が挟まったけど、物欲日記に戻ろう。
傘→カメラのレンズキャップと来て、今回はこいつら（複数形）。
Bike mentenance goods
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/200sec, F6.3, ISO32)
今回も大物ではなくて、その周辺物だ。先日導入したクロスバイクをメンテナンスするグッズだ。スタンド、空気入れ、いわゆる潤滑油、ディグリーザー（古い潤滑油を落とす液剤）、チェーンクリーナー、ボディの洗浄剤、ブラシである。
前のチャリの時から、注油程度は欠かさなかったが、継ぎ足しだけで古いものを落とさないので、ゴミとして各所に溜まっていた。最後の方は古いオイルのカスまみれ状態だった。
たまにボディも拭いてやってはいたが、まあまあオザナリだったし、油性の汚れはほとんど落ちなかった。
せっかくそこそこいいチャリを買ったので、少しでも長持ちさせたい。デザインも気に入っているので、その輝きを持続させたい。バイクへの愛情が高じて、気がついたらこんなに揃えてしまっていた。…っていうか…車向けの洗車グッズより力が入ってないかい？？？
今では毎週末のようにチャリを出してきては、メンテナンスに余念がない。
洗車中
(iPhone6, 1/373sec, F2.2, ISO32)
さて読者諸兄が興味あるかどうか分からないが、買った時にやらなかったので、「クロスバイク」について、ここで一応説明を加えておこう（誰にも頼まれてないけど）。
クロスバイクとは、「クロス」とついている通り、2つのジャンルの自転車をクロスして生まれた新たな自転車のジャンルだ。その元の2つのジャンルとは、MTB（マウンテンバイク）とロードバイクだ。
これはMTB（スタイル）
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/400sec, F2.5, ISO100)
MTBは、俺が前に乗っていたようなタイプの自転車だ（俺のは「なーんちゃってMTB」だけど）。どちらかというとオフロードで乗ることを想定したもので、ボディも割とがっちりしている自転車だ。一方でロードバイクとは、オンロード（舗装路）でスピードを出して巡行することを想定したもので、ボディも細身で極めて軽く、横から見てハンドルがUの字型になっていて（ドロップハンドル）、乗車姿勢が前傾になることも特徴だろう。
MTBはストレートハンドルで乗車姿勢が起きていて気軽に乗れる、デザインに自由度が高い、変速の幅が広く様々なシーンに対応できるという要素がある一方、オフロードを走破するためのサスペンションやブロックタイヤは、舗装路にはマッチせず過剰装備と言えた。
そこで2000年代になってからMTBスタイルのストレートハンドルとフレームでありながら、サスペンションを廃止して、ロードバイク向けの細いタイヤを装着した自転車が登場した。これがクロスバイクである。
ちなみに海外ではクロスバイクのことを"Hybrid Bike"と言うそうだ。日本人はつい、補助モーター付きの自転車を、プリウスなんかと関連して「ハイブリッドバイク」と言いそうになるが、外国人にそう言っても話が噛み合わないことになる。
MTBはオフロード向けだったので、オンロード向けの自転車としては、シティサイクル（いわゆるママチャリ）とロードバイクとの間が、性能面および価格面で大きく空いていた。そこに、クロスバイクがスッポリはまった。2000年代後半からクロスバイクは「ちょっといいチャリ」として世界中で大人気となった。
クロスバイクといってもその定義は曖昧で、大型スーパーやホームセンターで売っているような「なーんちゃってクロスバイク」から、ほぼロードバイクレベルのハイスペックのものまで幅広い。
基本的には部品のグレードや性能も、まさに「ロードバイクのちょい下」で一般人が手を出しやすいレンジに抑えられている。俺が買ったような（なーんちゃってじゃない）クロスバイクの入門機で大体5〜7万円、カーボンを多用したり、ロードバイク向けのハイグレードなパーツが奢られた上位モデルで15〜20万円という辺りが相場だろうか。
これは以前も書いたが、先代の「なーんちゃってMTB」から乗り換えて驚いたのが、軽さだ。前後にサスペンションを搭載していた先代は15kgほど車重があったが、クロスバイクは10kgをわずかに超える程度だ。軽量クラスのシンセサイザーと変わらない。
タイヤも大きく違う。先代は、当初ついていたブロックタイヤからスリックタイヤに替えていたとはいえ、径26インチで幅5cm程度の太いタイヤだった。クロスでは大抵、700Cという、もう少し直径が大きいタイヤがつく。俺のプジョーだと、幅も28mmで半分近い。
それでいて、空気入れのバルブは仏式という形式だ。これはママチャリに多い英式と違って高圧に耐えられる（ちなみになんちゃってMTBも英式だった）。クロスやロードのタイヤは、ママチャリの倍以上の空気圧が一般的だ。タイヤ幅が狭ければ狭いほど、圧が高ければ高いほど、接地面積が減って抵抗が少なくなるので、軽く速く走れるようになる。
実際クロスバイクで少しギヤを落として早くこぐ（ケイデンスを上げる）と、オートマ車のキックダウンのように気持ちよく加速する。
もともとMTBでガンガン走っていて大腿筋ができている俺が入門機に乗って、概ね巡航速度25〜30km/h、下り道での最高速度40km/hを超えるほどだろうか。MTB時代と比べると、大体1割以上所要時間が縮まっている（もちろん、チャリ区間のみの話よ）。
Peugeot PS02 & 307SW
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/250sec, F2.5, ISO200)
そんなわけで、クロスバイクへの乗り換えで（わずかだけど）通勤時間の短縮という実利を得られているわけだが、それ以上にそのスタイリングだったり、加速の爽快感に心を踊らされている。
で、愛着が倍増する→もっと目をかけたくなる→グッズ購入ぢゃーという物欲スパイラルにあるわけである。そのうち「やっぱタイヤは23mmでしょ」とか言って自分で交換しそうだ。
ま、せっかく買ったクロスバイク。永く楽しみたいと思う。先代のように15年ももつかどうかは分からんけど。
傘→カメラのレンズキャップと来て、今回はこいつら（複数形）。
Bike mentenance goods
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/200sec, F6.3, ISO32)
今回も大物ではなくて、その周辺物だ。先日導入したクロスバイクをメンテナンスするグッズだ。スタンド、空気入れ、いわゆる潤滑油、ディグリーザー（古い潤滑油を落とす液剤）、チェーンクリーナー、ボディの洗浄剤、ブラシである。
前のチャリの時から、注油程度は欠かさなかったが、継ぎ足しだけで古いものを落とさないので、ゴミとして各所に溜まっていた。最後の方は古いオイルのカスまみれ状態だった。
たまにボディも拭いてやってはいたが、まあまあオザナリだったし、油性の汚れはほとんど落ちなかった。
せっかくそこそこいいチャリを買ったので、少しでも長持ちさせたい。デザインも気に入っているので、その輝きを持続させたい。バイクへの愛情が高じて、気がついたらこんなに揃えてしまっていた。…っていうか…車向けの洗車グッズより力が入ってないかい？？？
今では毎週末のようにチャリを出してきては、メンテナンスに余念がない。
洗車中
(iPhone6, 1/373sec, F2.2, ISO32)
さて読者諸兄が興味あるかどうか分からないが、買った時にやらなかったので、「クロスバイク」について、ここで一応説明を加えておこう（誰にも頼まれてないけど）。
クロスバイクとは、「クロス」とついている通り、2つのジャンルの自転車をクロスして生まれた新たな自転車のジャンルだ。その元の2つのジャンルとは、MTB（マウンテンバイク）とロードバイクだ。
これはMTB（スタイル）
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/400sec, F2.5, ISO100)
MTBは、俺が前に乗っていたようなタイプの自転車だ（俺のは「なーんちゃってMTB」だけど）。どちらかというとオフロードで乗ることを想定したもので、ボディも割とがっちりしている自転車だ。一方でロードバイクとは、オンロード（舗装路）でスピードを出して巡行することを想定したもので、ボディも細身で極めて軽く、横から見てハンドルがUの字型になっていて（ドロップハンドル）、乗車姿勢が前傾になることも特徴だろう。
MTBはストレートハンドルで乗車姿勢が起きていて気軽に乗れる、デザインに自由度が高い、変速の幅が広く様々なシーンに対応できるという要素がある一方、オフロードを走破するためのサスペンションやブロックタイヤは、舗装路にはマッチせず過剰装備と言えた。
そこで2000年代になってからMTBスタイルのストレートハンドルとフレームでありながら、サスペンションを廃止して、ロードバイク向けの細いタイヤを装着した自転車が登場した。これがクロスバイクである。
ちなみに海外ではクロスバイクのことを"Hybrid Bike"と言うそうだ。日本人はつい、補助モーター付きの自転車を、プリウスなんかと関連して「ハイブリッドバイク」と言いそうになるが、外国人にそう言っても話が噛み合わないことになる。
MTBはオフロード向けだったので、オンロード向けの自転車としては、シティサイクル（いわゆるママチャリ）とロードバイクとの間が、性能面および価格面で大きく空いていた。そこに、クロスバイクがスッポリはまった。2000年代後半からクロスバイクは「ちょっといいチャリ」として世界中で大人気となった。
クロスバイクといってもその定義は曖昧で、大型スーパーやホームセンターで売っているような「なーんちゃってクロスバイク」から、ほぼロードバイクレベルのハイスペックのものまで幅広い。
基本的には部品のグレードや性能も、まさに「ロードバイクのちょい下」で一般人が手を出しやすいレンジに抑えられている。俺が買ったような（なーんちゃってじゃない）クロスバイクの入門機で大体5〜7万円、カーボンを多用したり、ロードバイク向けのハイグレードなパーツが奢られた上位モデルで15〜20万円という辺りが相場だろうか。
これは以前も書いたが、先代の「なーんちゃってMTB」から乗り換えて驚いたのが、軽さだ。前後にサスペンションを搭載していた先代は15kgほど車重があったが、クロスバイクは10kgをわずかに超える程度だ。軽量クラスのシンセサイザーと変わらない。
タイヤも大きく違う。先代は、当初ついていたブロックタイヤからスリックタイヤに替えていたとはいえ、径26インチで幅5cm程度の太いタイヤだった。クロスでは大抵、700Cという、もう少し直径が大きいタイヤがつく。俺のプジョーだと、幅も28mmで半分近い。
それでいて、空気入れのバルブは仏式という形式だ。これはママチャリに多い英式と違って高圧に耐えられる（ちなみになんちゃってMTBも英式だった）。クロスやロードのタイヤは、ママチャリの倍以上の空気圧が一般的だ。タイヤ幅が狭ければ狭いほど、圧が高ければ高いほど、接地面積が減って抵抗が少なくなるので、軽く速く走れるようになる。
実際クロスバイクで少しギヤを落として早くこぐ（ケイデンスを上げる）と、オートマ車のキックダウンのように気持ちよく加速する。
もともとMTBでガンガン走っていて大腿筋ができている俺が入門機に乗って、概ね巡航速度25〜30km/h、下り道での最高速度40km/hを超えるほどだろうか。MTB時代と比べると、大体1割以上所要時間が縮まっている（もちろん、チャリ区間のみの話よ）。
Peugeot PS02 & 307SW
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/250sec, F2.5, ISO200)
そんなわけで、クロスバイクへの乗り換えで（わずかだけど）通勤時間の短縮という実利を得られているわけだが、それ以上にそのスタイリングだったり、加速の爽快感に心を踊らされている。
で、愛着が倍増する→もっと目をかけたくなる→グッズ購入ぢゃーという物欲スパイラルにあるわけである。そのうち「やっぱタイヤは23mmでしょ」とか言って自分で交換しそうだ。
ま、せっかく買ったクロスバイク。永く楽しみたいと思う。先代のように15年ももつかどうかは分からんけど。
nobilesの投稿(00:31:08-2016-07-17) -
カテゴリ: Bicycle
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