NOBILES Days
Jump to navigationKyoto2018: Vol.3 Black tower under the extreme blue sky
3年にわたって、会社の親睦会の余興を一緒にやった、そのリーダーの男が会社を去った。業務で、文句なしの結果を出したのに、それが評価されなかったことに失望したのだそうだ。そして、自宅から近く、それでいて会社自体もステップアップといえる転職を果たした。
さすが、と言えるが、会社としてはなんてもったいないことだろう。
たかが余興ひとつとったって、部署の垣根なんて関係なく人を集め、多少強引でも「彼が言うなら」という気にさせる魅力も兼ね備えたリーダーシップは、間違いなくこの会社では稀有な存在だった。
俺に彼のような芸当はできない。でも、どこかで、何かで、彼に負けないようにしなければと思う。同世代だしね。
さて、3泊6日の強行京都ツアーの続き。
早朝、バスで京都についた俺は、早朝営業のレストランの「モーニング」を楽しんだ後、1時間半ほどの仮眠をサウナ店でとった。
思いのほかすっきりした俺は、活動を再開した。
東寺の五重の塔
(PentaxK-3, Sigma8-16mmF4.5-5.6(11.0mm), 1/320sec, F10.0, ISO200)
時計は午前8時半を過ぎたところだった。仕事であるシンポジウムは10時開始だ。今から直接会場に行くと相当持て余す。どうするか...。
iPhoneの予定表に目をやると、数日前に自分で入れた文字があった。
「余裕があったら東寺」
...東寺（とうじ）は昨年も行く候補に入っていながら、最終日に足が限界を迎えて断念した。Windows10のスクリーンセーバーにもなっている五重の塔があるところ、と言えば「あ、あれね」と思い当たる人も多いのではないか。
今いるのは京都駅から徒歩5分程度のところだ。東寺は京都駅から近鉄線で1駅行ったところだ。ただ、それは10時から参加する会場から離れることになる。東寺で使える時間は20分が限界か...。
前年、予定の詰め込みすぎで足が限界を迎えた反省を受け、実は今年は「詰め込み過ぎない」ことを念頭に置こう、と思っていた。
でも、やはり貧乏性が疼く。東寺に行きたい。
その思いが勝ち、俺はサウナ店を飛び出すと早足で京都駅に向かった。近鉄線はよりによって、一番遠い対角側だったが、心折れることなく改札までたどり着き、ゲートを通った。もう行くしかない。
近鉄線の各駅電車はなんだか可愛らしいくらい小さかった。1駅乗って、その名も「東寺駅」で降りて東寺に向かった。
近鉄の各駅電車
(Panasonic DMC-GM5, Lumix G Vario 12-32mmF3.5-5.6(12.0mm), 1/160sec, F4.5, ISO200)
空は、雲ひとつない快晴だ。なんて気持ち良い京都でのスタートだろう！
東寺についた。
昨年行った東本願寺や西本願寺などと比べると、建物はだいぶコンパクトだが、寺自体の面積は同じくらいたっぷり広い。なにより、シンボリックな五重の塔があるだけで本願寺系とはだいぶ雰囲気が異なる。本願寺は浄土真宗、東寺は真言宗、空海ゆかりのお寺なんだね。
まだ朝9時台ということもあって人はあまりいない。快晴の青空に、モノトーンの建物が映えて荘厳な雰囲気だ。なんといっても五重の塔がとても目立つ。
だが、その塔に近づこうとするが、柵で仕切られている。南側の門から入ったすぐ右側に五重の塔があるが、その柵のために近づくことはできず、正面のセンターラインに並んだ建物の左側に沿って北上するしかない。200mくらい歩くと、窓口のようなものがあった。庭園と五重の塔は拝観料が必要ということか。
だが既に、当初東寺に使える限界とした20分に近づいていた。快晴の下Windows10と同じシーンを撮影したかったが、泣く泣く仕事に向かうことにした。
そう、忘れてはならない。This is the business trip!
つづく。
さすが、と言えるが、会社としてはなんてもったいないことだろう。
たかが余興ひとつとったって、部署の垣根なんて関係なく人を集め、多少強引でも「彼が言うなら」という気にさせる魅力も兼ね備えたリーダーシップは、間違いなくこの会社では稀有な存在だった。
俺に彼のような芸当はできない。でも、どこかで、何かで、彼に負けないようにしなければと思う。同世代だしね。
さて、3泊6日の強行京都ツアーの続き。
早朝、バスで京都についた俺は、早朝営業のレストランの「モーニング」を楽しんだ後、1時間半ほどの仮眠をサウナ店でとった。
思いのほかすっきりした俺は、活動を再開した。
東寺の五重の塔
(PentaxK-3, Sigma8-16mmF4.5-5.6(11.0mm), 1/320sec, F10.0, ISO200)
時計は午前8時半を過ぎたところだった。仕事であるシンポジウムは10時開始だ。今から直接会場に行くと相当持て余す。どうするか...。
iPhoneの予定表に目をやると、数日前に自分で入れた文字があった。
「余裕があったら東寺」
...東寺（とうじ）は昨年も行く候補に入っていながら、最終日に足が限界を迎えて断念した。Windows10のスクリーンセーバーにもなっている五重の塔があるところ、と言えば「あ、あれね」と思い当たる人も多いのではないか。
今いるのは京都駅から徒歩5分程度のところだ。東寺は京都駅から近鉄線で1駅行ったところだ。ただ、それは10時から参加する会場から離れることになる。東寺で使える時間は20分が限界か...。
前年、予定の詰め込みすぎで足が限界を迎えた反省を受け、実は今年は「詰め込み過ぎない」ことを念頭に置こう、と思っていた。
でも、やはり貧乏性が疼く。東寺に行きたい。
その思いが勝ち、俺はサウナ店を飛び出すと早足で京都駅に向かった。近鉄線はよりによって、一番遠い対角側だったが、心折れることなく改札までたどり着き、ゲートを通った。もう行くしかない。
近鉄線の各駅電車はなんだか可愛らしいくらい小さかった。1駅乗って、その名も「東寺駅」で降りて東寺に向かった。
近鉄の各駅電車
(Panasonic DMC-GM5, Lumix G Vario 12-32mmF3.5-5.6(12.0mm), 1/160sec, F4.5, ISO200)
空は、雲ひとつない快晴だ。なんて気持ち良い京都でのスタートだろう！
東寺についた。
昨年行った東本願寺や西本願寺などと比べると、建物はだいぶコンパクトだが、寺自体の面積は同じくらいたっぷり広い。なにより、シンボリックな五重の塔があるだけで本願寺系とはだいぶ雰囲気が異なる。本願寺は浄土真宗、東寺は真言宗、空海ゆかりのお寺なんだね。
まだ朝9時台ということもあって人はあまりいない。快晴の青空に、モノトーンの建物が映えて荘厳な雰囲気だ。なんといっても五重の塔がとても目立つ。
だが、その塔に近づこうとするが、柵で仕切られている。南側の門から入ったすぐ右側に五重の塔があるが、その柵のために近づくことはできず、正面のセンターラインに並んだ建物の左側に沿って北上するしかない。200mくらい歩くと、窓口のようなものがあった。庭園と五重の塔は拝観料が必要ということか。
だが既に、当初東寺に使える限界とした20分に近づいていた。快晴の下Windows10と同じシーンを撮影したかったが、泣く泣く仕事に向かうことにした。
そう、忘れてはならない。This is the business trip!
つづく。
nobilesの投稿(21:03:24-2018-11-11) -
カテゴリ: Travel
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