NOBILES Days
Jump to navigationKyoto2018: Vol.4 The gold dignity
長年愛用しているMacPro。それまで3代のMacがすべて5年サイクルだった中、もう丸8年メインマシンとして君臨してきた。
ところが、とうとうこのMacPro2010年モデルが、最新macOSであるMojaveのインストール対象から外れた。言ってみれば「もう面倒見ない対象」に落ちてしまったわけだ。厳密に言えば、純正外の高性能なグラフィックカードを挿せば一応はインストールはできるのだが、結構トリッキーらしい。
かと言ってねぇ。写真やら音楽やら散々詰め込んだHDDがあるので、現行のMacラインナップに欲しいモデルがない、というのが正直なところなのだ。どうしたものか。
さてさて、先月初旬の強行京都ツアーレビューの続き。
今回から、Read More!の先に、過去記事への目次リンクも付けといたからね！誰にも頼まれてないけど。
鹿苑寺金閣
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/80sec, F9.0, ISO320)
仕事前にさっくり東寺に寄った俺は、その庭園に入れなかったことに後ろ髪を引かれながら、仕事で参加するシンポジウムの会場に向かった。徒歩で20分ほどかかる。
途中、JRの線路を10本ほど潜る地下道を通り、梅小路公園に入った。京都水族館なんかがあって、なかなか広い。いい公園だが、特段「京都らしい」というわけでもない。
その後、京都市卸売市場の中を突っ切っていった。あれ？静まり返っている。水曜は休みなんだろうか。
まあまあの早足でうっすら汗をかきながら、予定通りの時間に会場に着いた。
今回は、マイクロソフト日本の社長やダイエーの社長などを歴任し、現在はパナソニックCNSというBtoBの会社の社長を務める樋口氏の講演があった。関西出身らしく、名調子でその多彩な経験を話していた。ああいう人種であっても、成果を上げるためにはスマートというより泥臭いことを「徹底的にやる」ことが肝要なのだと感じた。
シンポジウムの1日目、昼食は京都市卸売市場の中の食堂で、安くて美味い飯を食う腹づもりだった。
午前の部が終わってすぐに市場の方へ向かう。市場に近づいてふと、朝の光景を思い出した。
…市場、休みじゃん！
市場が休みということは、そこに付随する食堂も、基本的にはお休みしていた。案の定、食堂棟のような建物はひっそりしていて、うどん店しか空いていなかった。いやここも美味そうだけど俺は海鮮食いたかったんだよ！
しょんぼりして前年も行ったパスタ屋付近の店に行こうとして、市場のはずれまで行くと、回転寿司屋があった。「日替わり丼」とやらのポップが出ていて、1000円アンダーで食べられるらしい。もう海鮮腹になっていた俺は、そこに吸い込まれていった。
日替わりの海鮮丼
(Panasonic DMC-GM5, Lumix G Vario 12-32mmF3.5-5.6(18.0mm), 1/60sec, F4.2, ISO400)
結論から言えば、まあ「悪くない」。日頃の基準から言えば普通に満足できるのだが、市場が休みなのに営業しているということは、仕入れはすぐそばにある市場からではないということになる。人間ゲンキンなもので、市場から調達した新鮮極まりない海鮮を期待していた中では、若干の物足りなさを感じたのは否めない。
さて、シンポジウムの仕事は15時ごろには終わった。京都の寺などは大概17時までなので、まだ観光できる。
そこで、会場から徒歩10分ほどの西大路五条まで歩き、バスに乗って次の目的地に移動した。京都のバスでも、もちろんSuicaが使えた。かなり多くの路線が入り乱れていて最初は戸惑ったが、でかい案内板には系統ごとの路線図があったし、近づいているバスは、「ザ・ベストテン」の順位ボードのようなパタパタする表示板で分かる。到着直前にはアナウンスまで流れる。
ところで実は、前年に京都を訪れたときには1回もバスには乗らなかった。京都は観光客が溢れて渋滞だらけだと聞いていたからだ。
だがそうは言っても、微妙に電車が不便（多分景観などが理由だろう）な京都において、ある程度の距離を移動するときにバスを利用しない手はない、と今年は思い直した。
そんなわけで、京都市バスに20分ほど揺られて北上した。スムースとは言えないが、渋滞というほどでもなかった。平日だけど。
西大路を北上して行き着く先は...鹿苑寺。またの名を金閣寺。そう京都ド定番スポットである。
鹿苑寺には、中学の修学旅行で行って以来だ。だから30年ぶりに近い。ああ恐ろしい。だが、バス停を降りて参道？を歩くと、なんとなく思い出した。それにしても現代の鹿苑寺は外国人観光客だらけだ。平日の閉園直前であることもあるが、日本人は修学旅行生くらいしか見当たらない。
総門をくぐり、受付で参拝料を支払ってもう一つ門をくぐると、いきなり視界が開ける。広い池が広がり、その向こうに金色に輝く楼閣が佇んでいるのが見えた。いきなり金閣のお出ましだ。
その池の周りにはびっちりと、スマホやらカメラを手にした外国人と修学旅行生が取り囲んでいた。ぐぅ。
とはいえ、特にライトな自撮り派の人たちは意外と回転が早いので、それなりに潜り込める。
早速、池にもその姿を鏡写しにしている金閣様をファインダーに収めていく。
おおお...やはりこの存在感たるや抜群だ。戦後すぐに放火によって消失して再建したものとはいえ、室町時代初期からここに存在していた事実は揺らがない。いわゆるワビサビとは違うが、向かうものに文句を言わせない、圧倒する威圧感だ。朝、東寺に行った頃に雲ひとつなかった空は、残念ながら薄ら雲がかかってきていたが、まるで「俺が太陽だ」とでも言わんばかりだ。
池に沿って、周遊路は金閣の右側から後ろに抜ける。本当にスケールの大きい庭園だ。後ろ側から見る金閣もなかなかいい。
その裏の方にあった売店で、子どもたちに、ランドセル型のお守りを買った。それぞれのランドセルの色に近い色があったので、ちょうど良かった。
金閣の裏にも廟などがあるが、とにかく人が多すぎてゆっくり写真も撮れない。こりゃもう帰ろう、と鹿苑寺を出て、宿に向かうことにした。
つづく。
ところが、とうとうこのMacPro2010年モデルが、最新macOSであるMojaveのインストール対象から外れた。言ってみれば「もう面倒見ない対象」に落ちてしまったわけだ。厳密に言えば、純正外の高性能なグラフィックカードを挿せば一応はインストールはできるのだが、結構トリッキーらしい。
かと言ってねぇ。写真やら音楽やら散々詰め込んだHDDがあるので、現行のMacラインナップに欲しいモデルがない、というのが正直なところなのだ。どうしたものか。
さてさて、先月初旬の強行京都ツアーレビューの続き。
今回から、Read More!の先に、過去記事への目次リンクも付けといたからね！誰にも頼まれてないけど。
鹿苑寺金閣
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/80sec, F9.0, ISO320)
仕事前にさっくり東寺に寄った俺は、その庭園に入れなかったことに後ろ髪を引かれながら、仕事で参加するシンポジウムの会場に向かった。徒歩で20分ほどかかる。
途中、JRの線路を10本ほど潜る地下道を通り、梅小路公園に入った。京都水族館なんかがあって、なかなか広い。いい公園だが、特段「京都らしい」というわけでもない。
その後、京都市卸売市場の中を突っ切っていった。あれ？静まり返っている。水曜は休みなんだろうか。
まあまあの早足でうっすら汗をかきながら、予定通りの時間に会場に着いた。
今回は、マイクロソフト日本の社長やダイエーの社長などを歴任し、現在はパナソニックCNSというBtoBの会社の社長を務める樋口氏の講演があった。関西出身らしく、名調子でその多彩な経験を話していた。ああいう人種であっても、成果を上げるためにはスマートというより泥臭いことを「徹底的にやる」ことが肝要なのだと感じた。
シンポジウムの1日目、昼食は京都市卸売市場の中の食堂で、安くて美味い飯を食う腹づもりだった。
午前の部が終わってすぐに市場の方へ向かう。市場に近づいてふと、朝の光景を思い出した。
…市場、休みじゃん！
市場が休みということは、そこに付随する食堂も、基本的にはお休みしていた。案の定、食堂棟のような建物はひっそりしていて、うどん店しか空いていなかった。いやここも美味そうだけど俺は海鮮食いたかったんだよ！
しょんぼりして前年も行ったパスタ屋付近の店に行こうとして、市場のはずれまで行くと、回転寿司屋があった。「日替わり丼」とやらのポップが出ていて、1000円アンダーで食べられるらしい。もう海鮮腹になっていた俺は、そこに吸い込まれていった。
日替わりの海鮮丼
(Panasonic DMC-GM5, Lumix G Vario 12-32mmF3.5-5.6(18.0mm), 1/60sec, F4.2, ISO400)
結論から言えば、まあ「悪くない」。日頃の基準から言えば普通に満足できるのだが、市場が休みなのに営業しているということは、仕入れはすぐそばにある市場からではないということになる。人間ゲンキンなもので、市場から調達した新鮮極まりない海鮮を期待していた中では、若干の物足りなさを感じたのは否めない。
さて、シンポジウムの仕事は15時ごろには終わった。京都の寺などは大概17時までなので、まだ観光できる。
そこで、会場から徒歩10分ほどの西大路五条まで歩き、バスに乗って次の目的地に移動した。京都のバスでも、もちろんSuicaが使えた。かなり多くの路線が入り乱れていて最初は戸惑ったが、でかい案内板には系統ごとの路線図があったし、近づいているバスは、「ザ・ベストテン」の順位ボードのようなパタパタする表示板で分かる。到着直前にはアナウンスまで流れる。
ところで実は、前年に京都を訪れたときには1回もバスには乗らなかった。京都は観光客が溢れて渋滞だらけだと聞いていたからだ。
だがそうは言っても、微妙に電車が不便（多分景観などが理由だろう）な京都において、ある程度の距離を移動するときにバスを利用しない手はない、と今年は思い直した。
そんなわけで、京都市バスに20分ほど揺られて北上した。スムースとは言えないが、渋滞というほどでもなかった。平日だけど。
西大路を北上して行き着く先は...鹿苑寺。またの名を金閣寺。そう京都ド定番スポットである。
鹿苑寺には、中学の修学旅行で行って以来だ。だから30年ぶりに近い。ああ恐ろしい。だが、バス停を降りて参道？を歩くと、なんとなく思い出した。それにしても現代の鹿苑寺は外国人観光客だらけだ。平日の閉園直前であることもあるが、日本人は修学旅行生くらいしか見当たらない。
総門をくぐり、受付で参拝料を支払ってもう一つ門をくぐると、いきなり視界が開ける。広い池が広がり、その向こうに金色に輝く楼閣が佇んでいるのが見えた。いきなり金閣のお出ましだ。
その池の周りにはびっちりと、スマホやらカメラを手にした外国人と修学旅行生が取り囲んでいた。ぐぅ。
とはいえ、特にライトな自撮り派の人たちは意外と回転が早いので、それなりに潜り込める。
早速、池にもその姿を鏡写しにしている金閣様をファインダーに収めていく。
おおお...やはりこの存在感たるや抜群だ。戦後すぐに放火によって消失して再建したものとはいえ、室町時代初期からここに存在していた事実は揺らがない。いわゆるワビサビとは違うが、向かうものに文句を言わせない、圧倒する威圧感だ。朝、東寺に行った頃に雲ひとつなかった空は、残念ながら薄ら雲がかかってきていたが、まるで「俺が太陽だ」とでも言わんばかりだ。
池に沿って、周遊路は金閣の右側から後ろに抜ける。本当にスケールの大きい庭園だ。後ろ側から見る金閣もなかなかいい。
その裏の方にあった売店で、子どもたちに、ランドセル型のお守りを買った。それぞれのランドセルの色に近い色があったので、ちょうど良かった。
金閣の裏にも廟などがあるが、とにかく人が多すぎてゆっくり写真も撮れない。こりゃもう帰ろう、と鹿苑寺を出て、宿に向かうことにした。
つづく。
nobilesの投稿(00:55:31-2018-11-20) -
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