NOBILES Days
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10/4は妹の結婚式だったわけだが、所属バンドであるLoopのmik-の結婚式でもあった。
というか、さらには3年ぶりの鈴鹿でのF-1も重なっていた。トリプルブッキングの中、慶事だけに鈴鹿は早々にあきらめ、披露宴は妹、二次会はmik-の方に出ようと考えていた。
4年ほど前（このblogを始める前だ）の友人結婚式の二次会のバンド演奏があまりにグレートだったので、いつか自分もバンド演奏で誰かの結婚を祝うのが一つの夢でもあった。
だが、披露宴を妹の方に出る時点で、今回も演奏は厳しくなった。だからせめて、撮影＆録音隊として、Loopの勇姿をばっちり収めようという所存だったのだ。
それすらも、コレが全て破壊した。残念ながら、mik-の二次会には出席すらできなかった。とても残念だし、mik-にもLoopのメンバーにも申し訳ない気持ちは尽きることがない。
しかし、そんな中でも妹の結婚式だけでも出れたのは幸いと思うほかないのだろう。下ばかり向いてられるか。
カピバラさん（これについて説明は後）
(Apple iPhone 3GS, EXIF lost)
さて、入院日記だ。一週間時を遡る。
汗っかきの同期、部長、Loopのカルロスと3人の見舞いを受けた、入院して最初の土曜日。
その日はポジティブな出来事が多かったし、手術の痕の痛みも大分和らいできていた。あまり眠る薬を飲むのもクセになって良くないという思いもあり、前日オグシオナースからもらった薬はもらわず、普通に眠ることにした。
が、甘かった。やっぱりオグシオナースは偉大だったのだ(違)。
いざ寝ようとすると、全盛期に比べればはるかに弱いもののジワリジワリという痛みが右足から沸き上がってくる。ビニール袋2つ分満載の氷ものしかかって右足には妙なボリューム感がある。気になり始めると、意外に眠れないのだ。また、隣に新たに入院した男性が消灯後もテレビを見ていて、その明滅が天井を照らしていて、意外に俺の目に刺激を与える。
とは言いながら、頭からタオルをかぶったりしているうちに、22時の消灯から1時間もするとなんとか眠りに入っていた。
ところがだ。
日中見舞ってくれた部長の話がずっと心の片隅でくすぶっていた。単に、10月からの会社の体制を軽く話して下さっただけなのだが...。それ自体、会社という現実を強く思い出すのには十分なインパクトがあった。復帰したらどうなるのか。通勤は。担当業務は。フレックス制もなくなる。多分、別会社の人間を受け入れて風土も変わる。
...寝ているのか、起きているのか良く分からない状態でそんな考えがぐるぐると巡り始めた。
気づくと、メールの文面のようなものが頭を埋め尽くし始める。はっきりとは覚えていないが、辞令のようなものだったり、就労規則だったり、多分そういうようなものだったと思う。現れては消え、次から次へと。
ハッ！
なんということだ。悪夢にうなされて目覚めてしまった。時計を見ると、まだ午前1時ではないか。
...多分、仕事のことが気になっただけではないのだろう。そこまで繊細ではない。きっと、ジクジクとした足の痛みも加味されたのだろう。
それにしても、またしても眠れない。なんとか午前3時過ぎくらいにはまたウトウトと来たようなのだが、全く同じ悪夢を見てすぐに目が覚めてしまった。
結局、手術当日に続き、そんな状態のまま再び朝6時の点灯を迎えてしまった。ひどいものである。
だが、この日曜日は、さらに多くの見舞い予定が入っているのだ。せっかく来てもらったのに眠気で朦朧、では困る。
さすがに、8時頃の朝飯を挟んでウトウトと断続的に眠った。
そんなわけで、最初の見舞いは近所に住んでいる高校時代の友人で、せっかちで有名な(?)CODだ。日曜の見まい開始時間は午前11時からなのだが、11時3分には既に俺の病室にいた。さすがである。
彼は高校時代の部活の友人達にも声をかけてくれたらしい。残念ながら皆様々な用事があって来れなかったが（人望薄いだけ!?）、そうした心意気だけでも嬉しいし、来れないメンバーからもメールをもらって励まされた。
彼の嫁さんには待望の子供が宿っている。近所ということもあり、経過を見る病院はウチの嫁さんが行っていたのと同じところにしたようだ。俺の怪我の話はともかく、そんな話にも花が咲く（陳腐な表現だな）。そんなうちに、昼飯の配膳時間となり、彼は帰って行った。せっかちも大分解消されたな、と最近思う (^_^;。いや、せっかちな嫁さんと俺が一緒にいるからだろうか (′Д`;。
手土産もたくさん持ってきてくれた。ポカリにお茶、果汁ジュースの大きいペットボトルに、みかん、巨峰まで。巨峰なんて皮捨てなきゃなんねーじゃん、と思いながらつまんで口にする。
...うめぇ。
瑞々しい甘さが口に優しい。そうか、何しろ病院食で生ものなんてあまり出てこない。増して、人工的な甘さのお菓子の味に若干ばかり食傷気味だったこともあり、果物は逆に極めて新鮮な感覚をもたらしたのだ。グッドチョイス、COD。
昼の時間帯を過ぎると、今度は会社の同期どうしの夫妻がやってきてくれた。KZO & mippeと表記しておこう。
二人とも俺とは部署が違うのだが、ダンナのKZOは以前から微妙に近いところにいた。そうしたら、この10月の新体制で正式に俺と同じ部になったらしい。俺が見た悪夢の話なんかもまあネタとして提供してみる。
手土産にも趣向を凝らしてくれたようで、事前に「甘いものに飽きたー」と言ったら、せんべい系のものを買ってきてくれた。柿山という結構いいお店のものらしく、翌日やってきた嫁さん（せんべい大好き）も「あら、いいじゃない」とか偉そうに宣いながらバリボリ食ってご満悦そうだった。
さらに「こんなの買ってきたー、分かる？」とヨメのmippeがLOFTの包みを出すので触ってみるが、タオルか何かのような感触だとしか分からない。恐る恐る開けてみると、トビラの写真のカピバラさんが現れたのだった。ちょうどその前日にアップした当blogの写真を見て閃いたらしい。癒し系である。枕にするのは忍びないので、例の使えない平民ロッカーの上から常に俺を見下ろせる位置に鎮座させた。
二人と話している間に、足音がしたと思ったら、終了時間ぎりぎりの夜に来ると言っていた妹夫妻が現れた。どうやら、式場との最後の打ち合わせが終わってくるつもりだったが、短い時間となってしまうので、時間を縫うように打ち合わせの前に来てくれたようだ。
とは言えまだKZO & mippeもまだ来て間もない時間だったので少々待っていてもらうことになってしまった。
30〜40分程度の滞在でKZO & mippeが席を立った。せっかく出かけたついで...どっちがついでか分からんが、中華街へ行くという。あああ、濃厚な中華料理俺も食いてえよ。
入れ替わりで、待合室で待機していた妹夫婦が入ってきた。KZO & mippeと何やら挨拶を交わした模様である。
妹夫妻もお土産満載でやってきてくれた。カメラ雑誌を二冊に、暇つぶしのDVD、さつまいものクッキーにハロウィンのミルフィーユチョコ。
この怪我で結婚式への参加も危ぶまれ、いたく残念がってくれた妹だが、なんとか出席できそうな旨伝えると喜んでくれた。
怪我した経緯から、手術、その後の入院話も、これだけたくさん見舞いがあった後ではかなり洗練されたものになってくる。誇張も加えつつ、調子に乗って喋ってしまう。完全に自虐ギャグの領域である。
さまざまな話をした後、妹夫妻は結婚式場との最後の打ち合わせに向かった。
実に目まぐるしい日曜日。
もともとLoopのNaoが見舞いに来れるかも、と言っていたのだが、愛猫の病院が長引き、午後にはバンドの練習も控えていたため残念ながら叶わなかった。だが、そんな中でも向かおうとして土産まで買って用意していた気持ちが嬉しかった。
見舞いが一旦一段落したところで、通路側の隣のベッドに入った、腰を悪くした男性が腰を擦りながら窓側に出てきて外を眺めつつ、俺に声をかけてきた。
「どうも、よろしくお願いします。」
「あ、こんにちは、よろしくお願いします。」
まあ当たり障りもない会話だが、コミュニケーションをちょっとでもとると、印象は全然変わる。共同生活をするのだ。こういうのって重要なのかなと思う。
「あの、腰痛くてなかなか眠れないので、テレビ明るくしちゃってすみませんね。厳しかったら言って下さい。」
同じテレビの明滅でも、こう言ってもらうだけで全然違う。
「全然気にしないで下さい。いろいろ、お互い様でしょうから。」
また少し、入院生活が楽になった気がした。
さて、見舞い三昧のこの日の締めくくりは嫁さんのお母さんと妹さんだ。午後4時には来るという話だったので、ウトウトしそうになるのをこらえて待つが、一向に来ない。すると、嫁さんからメールが来て、どうやら電車を間違えて2駅ほど先まで行ってしまったようだ！
午後5時を過ぎてようやくどやどやと二人がやってきた。今度はおいしいシュークリームだ。おおう、今日はかなりのカロリー過多だぜ！
本来ならここで、この週末で完成の域に達した怪我→手術→入院の一連の面白話を展開するところだが、そこは究極のせっかちの嫁さんと血のつながった家族である。ひとしきり一緒にシュークリームを食べると、「あら、そろそろ帰ろうかしら。」とまたどやどやと帰って行った。疾風迅雷である。
結局、この週末だけで7組もの見舞いを受けた。
こうやって自分が入院するなどという異常な状況に陥って初めて、人間関係に恵まれた幸せを感じるものなのだなと、いただいた本を読んだり、菓子などを食しながらつくづく思う。
はっきり言って、今回の怪我で失ったものは数限りない。まだまだ課題も多い。
だけど、五体満足であることの尊さ、自分の口で食事をできる幸せ、支えてくれている人達の有り難さ、何かを受け入れる寛容さ。得たものも限りないと、今は自分に言い聞かせているのである。
というか、さらには3年ぶりの鈴鹿でのF-1も重なっていた。トリプルブッキングの中、慶事だけに鈴鹿は早々にあきらめ、披露宴は妹、二次会はmik-の方に出ようと考えていた。
4年ほど前（このblogを始める前だ）の友人結婚式の二次会のバンド演奏があまりにグレートだったので、いつか自分もバンド演奏で誰かの結婚を祝うのが一つの夢でもあった。
だが、披露宴を妹の方に出る時点で、今回も演奏は厳しくなった。だからせめて、撮影＆録音隊として、Loopの勇姿をばっちり収めようという所存だったのだ。
それすらも、コレが全て破壊した。残念ながら、mik-の二次会には出席すらできなかった。とても残念だし、mik-にもLoopのメンバーにも申し訳ない気持ちは尽きることがない。
しかし、そんな中でも妹の結婚式だけでも出れたのは幸いと思うほかないのだろう。下ばかり向いてられるか。
カピバラさん（これについて説明は後）
(Apple iPhone 3GS, EXIF lost)
さて、入院日記だ。一週間時を遡る。
汗っかきの同期、部長、Loopのカルロスと3人の見舞いを受けた、入院して最初の土曜日。
その日はポジティブな出来事が多かったし、手術の痕の痛みも大分和らいできていた。あまり眠る薬を飲むのもクセになって良くないという思いもあり、前日オグシオナースからもらった薬はもらわず、普通に眠ることにした。
が、甘かった。やっぱりオグシオナースは偉大だったのだ(違)。
いざ寝ようとすると、全盛期に比べればはるかに弱いもののジワリジワリという痛みが右足から沸き上がってくる。ビニール袋2つ分満載の氷ものしかかって右足には妙なボリューム感がある。気になり始めると、意外に眠れないのだ。また、隣に新たに入院した男性が消灯後もテレビを見ていて、その明滅が天井を照らしていて、意外に俺の目に刺激を与える。
とは言いながら、頭からタオルをかぶったりしているうちに、22時の消灯から1時間もするとなんとか眠りに入っていた。
ところがだ。
日中見舞ってくれた部長の話がずっと心の片隅でくすぶっていた。単に、10月からの会社の体制を軽く話して下さっただけなのだが...。それ自体、会社という現実を強く思い出すのには十分なインパクトがあった。復帰したらどうなるのか。通勤は。担当業務は。フレックス制もなくなる。多分、別会社の人間を受け入れて風土も変わる。
...寝ているのか、起きているのか良く分からない状態でそんな考えがぐるぐると巡り始めた。
気づくと、メールの文面のようなものが頭を埋め尽くし始める。はっきりとは覚えていないが、辞令のようなものだったり、就労規則だったり、多分そういうようなものだったと思う。現れては消え、次から次へと。
ハッ！
なんということだ。悪夢にうなされて目覚めてしまった。時計を見ると、まだ午前1時ではないか。
...多分、仕事のことが気になっただけではないのだろう。そこまで繊細ではない。きっと、ジクジクとした足の痛みも加味されたのだろう。
それにしても、またしても眠れない。なんとか午前3時過ぎくらいにはまたウトウトと来たようなのだが、全く同じ悪夢を見てすぐに目が覚めてしまった。
結局、手術当日に続き、そんな状態のまま再び朝6時の点灯を迎えてしまった。ひどいものである。
だが、この日曜日は、さらに多くの見舞い予定が入っているのだ。せっかく来てもらったのに眠気で朦朧、では困る。
さすがに、8時頃の朝飯を挟んでウトウトと断続的に眠った。
そんなわけで、最初の見舞いは近所に住んでいる高校時代の友人で、せっかちで有名な(?)CODだ。日曜の見まい開始時間は午前11時からなのだが、11時3分には既に俺の病室にいた。さすがである。
彼は高校時代の部活の友人達にも声をかけてくれたらしい。残念ながら皆様々な用事があって来れなかったが（人望薄いだけ!?）、そうした心意気だけでも嬉しいし、来れないメンバーからもメールをもらって励まされた。
彼の嫁さんには待望の子供が宿っている。近所ということもあり、経過を見る病院はウチの嫁さんが行っていたのと同じところにしたようだ。俺の怪我の話はともかく、そんな話にも花が咲く（陳腐な表現だな）。そんなうちに、昼飯の配膳時間となり、彼は帰って行った。せっかちも大分解消されたな、と最近思う (^_^;。いや、せっかちな嫁さんと俺が一緒にいるからだろうか (′Д`;。
手土産もたくさん持ってきてくれた。ポカリにお茶、果汁ジュースの大きいペットボトルに、みかん、巨峰まで。巨峰なんて皮捨てなきゃなんねーじゃん、と思いながらつまんで口にする。
...うめぇ。
瑞々しい甘さが口に優しい。そうか、何しろ病院食で生ものなんてあまり出てこない。増して、人工的な甘さのお菓子の味に若干ばかり食傷気味だったこともあり、果物は逆に極めて新鮮な感覚をもたらしたのだ。グッドチョイス、COD。
昼の時間帯を過ぎると、今度は会社の同期どうしの夫妻がやってきてくれた。KZO & mippeと表記しておこう。
二人とも俺とは部署が違うのだが、ダンナのKZOは以前から微妙に近いところにいた。そうしたら、この10月の新体制で正式に俺と同じ部になったらしい。俺が見た悪夢の話なんかもまあネタとして提供してみる。
手土産にも趣向を凝らしてくれたようで、事前に「甘いものに飽きたー」と言ったら、せんべい系のものを買ってきてくれた。柿山という結構いいお店のものらしく、翌日やってきた嫁さん（せんべい大好き）も「あら、いいじゃない」とか偉そうに宣いながらバリボリ食ってご満悦そうだった。
さらに「こんなの買ってきたー、分かる？」とヨメのmippeがLOFTの包みを出すので触ってみるが、タオルか何かのような感触だとしか分からない。恐る恐る開けてみると、トビラの写真のカピバラさんが現れたのだった。ちょうどその前日にアップした当blogの写真を見て閃いたらしい。癒し系である。枕にするのは忍びないので、例の使えない平民ロッカーの上から常に俺を見下ろせる位置に鎮座させた。
二人と話している間に、足音がしたと思ったら、終了時間ぎりぎりの夜に来ると言っていた妹夫妻が現れた。どうやら、式場との最後の打ち合わせが終わってくるつもりだったが、短い時間となってしまうので、時間を縫うように打ち合わせの前に来てくれたようだ。
とは言えまだKZO & mippeもまだ来て間もない時間だったので少々待っていてもらうことになってしまった。
30〜40分程度の滞在でKZO & mippeが席を立った。せっかく出かけたついで...どっちがついでか分からんが、中華街へ行くという。あああ、濃厚な中華料理俺も食いてえよ。
入れ替わりで、待合室で待機していた妹夫婦が入ってきた。KZO & mippeと何やら挨拶を交わした模様である。
妹夫妻もお土産満載でやってきてくれた。カメラ雑誌を二冊に、暇つぶしのDVD、さつまいものクッキーにハロウィンのミルフィーユチョコ。
この怪我で結婚式への参加も危ぶまれ、いたく残念がってくれた妹だが、なんとか出席できそうな旨伝えると喜んでくれた。
怪我した経緯から、手術、その後の入院話も、これだけたくさん見舞いがあった後ではかなり洗練されたものになってくる。誇張も加えつつ、調子に乗って喋ってしまう。完全に自虐ギャグの領域である。
さまざまな話をした後、妹夫妻は結婚式場との最後の打ち合わせに向かった。
実に目まぐるしい日曜日。
もともとLoopのNaoが見舞いに来れるかも、と言っていたのだが、愛猫の病院が長引き、午後にはバンドの練習も控えていたため残念ながら叶わなかった。だが、そんな中でも向かおうとして土産まで買って用意していた気持ちが嬉しかった。
見舞いが一旦一段落したところで、通路側の隣のベッドに入った、腰を悪くした男性が腰を擦りながら窓側に出てきて外を眺めつつ、俺に声をかけてきた。
「どうも、よろしくお願いします。」
「あ、こんにちは、よろしくお願いします。」
まあ当たり障りもない会話だが、コミュニケーションをちょっとでもとると、印象は全然変わる。共同生活をするのだ。こういうのって重要なのかなと思う。
「あの、腰痛くてなかなか眠れないので、テレビ明るくしちゃってすみませんね。厳しかったら言って下さい。」
同じテレビの明滅でも、こう言ってもらうだけで全然違う。
「全然気にしないで下さい。いろいろ、お互い様でしょうから。」
また少し、入院生活が楽になった気がした。
さて、見舞い三昧のこの日の締めくくりは嫁さんのお母さんと妹さんだ。午後4時には来るという話だったので、ウトウトしそうになるのをこらえて待つが、一向に来ない。すると、嫁さんからメールが来て、どうやら電車を間違えて2駅ほど先まで行ってしまったようだ！
午後5時を過ぎてようやくどやどやと二人がやってきた。今度はおいしいシュークリームだ。おおう、今日はかなりのカロリー過多だぜ！
本来ならここで、この週末で完成の域に達した怪我→手術→入院の一連の面白話を展開するところだが、そこは究極のせっかちの嫁さんと血のつながった家族である。ひとしきり一緒にシュークリームを食べると、「あら、そろそろ帰ろうかしら。」とまたどやどやと帰って行った。疾風迅雷である。
結局、この週末だけで7組もの見舞いを受けた。
こうやって自分が入院するなどという異常な状況に陥って初めて、人間関係に恵まれた幸せを感じるものなのだなと、いただいた本を読んだり、菓子などを食しながらつくづく思う。
はっきり言って、今回の怪我で失ったものは数限りない。まだまだ課題も多い。
だけど、五体満足であることの尊さ、自分の口で食事をできる幸せ、支えてくれている人達の有り難さ、何かを受け入れる寛容さ。得たものも限りないと、今は自分に言い聞かせているのである。
nobilesの投稿(18:35:20-2009-10-06) -
カテゴリ: Main
コメント
mippe wrote:
2009-10-26 02:09:08
nobiles wrote:
かぴばら、今では娘が抱っこしてヨダレじゅばじゅば垂らして濡れてるよ (^_^;。結構お気に入りのようだ。
何が大変って、痛さより不便さだなぁ。痛みなんて怪我直後と手術直後だけで、あとは本当に、思った通りに動けないことに対するフラストレーションばっかだった。
あともうちょっとだな。
何が大変って、痛さより不便さだなぁ。痛みなんて怪我直後と手術直後だけで、あとは本当に、思った通りに動けないことに対するフラストレーションばっかだった。
あともうちょっとだな。
2009-10-26 11:19:37
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かぴばらさん、新居に連れてってくれた？
ｲﾛｲﾛ大変でしたね。。。