NOBILES Days
Jump to navigationThe Dog Barks To... vol.5
娘が2歳を迎えた。
去年の誕生日は俺は入院していた。それから激動があったわけだが、こうしてまた穏やかに迎えられることが嬉しい。
たった3日前に「開け、開け」「食べ、食べ」と話していてビックリしたばかりなのに、今日はもう「開けて！」とはっきり言っていた。日々成長する姿をそばで見ていられる、充実した2年間だった。そして、きっとこれからも。
2Years!
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, Aperture&TimeValueMode, 1/80sec, F3.2, ISO1600)
あーんど、中日優勝！！！！ふはははは。
さて、そろそろ銚子の旅行記もシメに入ろう。
水族館を出た俺たちは昼食に向かう。
あらかじめ、宿でもらった食事マップでアタリをつけておいた。
前日から散々海鮮ばかりだったので、洋食にしようと、イタリアンらしき店に向かった。
海側から内陸側、銚子の街中へ向かう。思ったより「街」だ。まあ風景は間違いなく都会ではなく地方都市のそれだが、車の通りも多い。表通りから曲がって店に近づく。道は路駐の車だらけだ。なるほど、ここは車がないと生活できない車文化の街なのだ。なんとなくフランスのニースを思い出した。どちらも港の街だ。
さて、そのイタリアンだが、Cafe Natural Basilというお店だ。渋い赤のペンキが塗られた小さな建物で、なかなか趣がある。オシャレだ。
だが、中には人気が見えない。しかも扉にClosedなんてかかっている。まさか休みか？？恐る恐るドアを開けると、店員らしき女性が黒板にメニューを書いているところだった。もう開店するという。ジャスト11時半。なるほど、開店時刻という超ナイスタイミングでの到着だったらしい。
店内はかなり狭くて、テーブルが3つと、カウンターが5席程度だったろうか。でも、内装もコジャレていて、シンプルで居心地がいい。
もちろんメシも美味い。
銚子は漁港の街として知られるが、そこに至るまでに大きな畑が広がっているなど、農業もかなり盛んだ。この店では、魚介、野菜ともに、この銚子で採れたものを積極的に使っているようだ。
まずもう、響きに酔ってさっくり頼んでしまった、銚子産のグァバジュースだが、もう瑞々しくて爽やかすぎる！2つ頼んで、少し娘にもあげようと思っていたら、あまりにうますぎて、嫁さんの分の大半は娘が飲んでしまった。
オードブルはこれも地元産温野菜だ。
柔らかくて甘い。嫁さんとムスメも仲良く同じ皿の野菜をモリモリ食っている。
ふと、それまで右手で握ったスプーンでたどたどしくイモなんかを食べていた娘が、さっと左の素手でブロッコリーを手掴みして口に運んだ。
あっ...
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/160sec, F2.5, ISO500)
「あっ！ああー...私も楽しみにしてたのに」
うなだれる嫁さん。どうやらブロッコリー大好物というのはバッチリ遺伝したらしい。
幸いにして、俺はブロッコリーのパスタを頼んでいたので、俺の分の温野菜ブロッコリーは嫁さんにあげた。
そのパスタも実にいい。しかも、同じ料金でパスタを大盛りにしてくれる。
味付け自体も優しくてもちろんいいのだが、素材が新鮮だとここまでメシって美味くなるんだなと改めて実感した。
娘ときたら、ここのブロッコリーは美味いと気づいてしまったようで、俺のパスタを見て、椅子の上に立ち上がってテーブルの反対側から、ブロッコリーを要求してくる始末だ。いったいどれだけ新鮮な銚子のブロッコリーをその小さな胃袋に納めたことやらだ。
きのことトマトのリゾット
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/160sec, F2.5, ISO200)
ブロッコリーとバジルのパスタ
既に後方に、ブロッコリーを狙う小さな手が... (^_^;
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/160sec, F2.5, ISO640)
昼飯を食った後は、漁港近くの市場のようなお土産屋に寄り、銚子名物の「濡れ煎餅」を買って帰った。染み込みすぎず、サクサクっぽくもあり、しっとりでもある絶妙の煎餅だ。
帰りは太い国道で帰り、混んだら途中から並走する有料道路に入ろうと思っていたが、有料道路にかかるもっと前からお話しにならないくらいの渋滞にはまった。結局、一本しかない国道の周りには「オラが町」の大きなショッピングモールがあり、そこに車が集中するのだ。そんなのが2〜3つも続いて断続的に渋滞にはまるというわけだ。
結局あきらめて、遠回りになってもまた海沿いの道に戻った。車も少なく、気持ちよく車を流して帰った。いいドライブ旅行だったと思う。
さて...休み明けに嫁さんが、宿について担当者にメールを送った。「閉鎖してしまうのですか？」
...答えは、事情により、恒久的に閉鎖してしまうということだった。
なんと...。前の会社の保養所が閉鎖で寒気を感じつつ、嫁さんの会社は堅いとこだけに「さすが」と思っていたが、そんな会社でも手放さなければならないという時代なのだろうか。
改めて掲示板を見たら、夏は盆踊り大会、冬はクリスマスなど、子どもが喜ぶような実に楽しそうな催し物の写真が載ったいたそうだ。多分、あの陽気なご主人が本当に子ども好きなのだろう。
そういえば、俺たちが帰るときも娘に対して「おじちゃんのこと忘れないでねー」なんて寂しそうに手を振っていた。なんだか事情を知って思い返すと、本当に切ない気持ちに駆られた。もう少し大きくなったら、娘も海水浴とか、いろいろ楽しめただろうに。
日本の会社、いったいどうなってるんだろう。働き方は大して変わらないのに、福利厚生などはどんどん欧米化で切り捨てている。貧しい時代だな。
俺の新しい会社はまだ保養所がある。でも、無くなる前に早めに行ってみておくことにしよう！
去年の誕生日は俺は入院していた。それから激動があったわけだが、こうしてまた穏やかに迎えられることが嬉しい。
たった3日前に「開け、開け」「食べ、食べ」と話していてビックリしたばかりなのに、今日はもう「開けて！」とはっきり言っていた。日々成長する姿をそばで見ていられる、充実した2年間だった。そして、きっとこれからも。
2Years!
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, Aperture&TimeValueMode, 1/80sec, F3.2, ISO1600)
あーんど、中日優勝！！！！ふはははは。
さて、そろそろ銚子の旅行記もシメに入ろう。
水族館を出た俺たちは昼食に向かう。
あらかじめ、宿でもらった食事マップでアタリをつけておいた。
前日から散々海鮮ばかりだったので、洋食にしようと、イタリアンらしき店に向かった。
海側から内陸側、銚子の街中へ向かう。思ったより「街」だ。まあ風景は間違いなく都会ではなく地方都市のそれだが、車の通りも多い。表通りから曲がって店に近づく。道は路駐の車だらけだ。なるほど、ここは車がないと生活できない車文化の街なのだ。なんとなくフランスのニースを思い出した。どちらも港の街だ。
さて、そのイタリアンだが、Cafe Natural Basilというお店だ。渋い赤のペンキが塗られた小さな建物で、なかなか趣がある。オシャレだ。
だが、中には人気が見えない。しかも扉にClosedなんてかかっている。まさか休みか？？恐る恐るドアを開けると、店員らしき女性が黒板にメニューを書いているところだった。もう開店するという。ジャスト11時半。なるほど、開店時刻という超ナイスタイミングでの到着だったらしい。
店内はかなり狭くて、テーブルが3つと、カウンターが5席程度だったろうか。でも、内装もコジャレていて、シンプルで居心地がいい。
もちろんメシも美味い。
銚子は漁港の街として知られるが、そこに至るまでに大きな畑が広がっているなど、農業もかなり盛んだ。この店では、魚介、野菜ともに、この銚子で採れたものを積極的に使っているようだ。
まずもう、響きに酔ってさっくり頼んでしまった、銚子産のグァバジュースだが、もう瑞々しくて爽やかすぎる！2つ頼んで、少し娘にもあげようと思っていたら、あまりにうますぎて、嫁さんの分の大半は娘が飲んでしまった。
オードブルはこれも地元産温野菜だ。
柔らかくて甘い。嫁さんとムスメも仲良く同じ皿の野菜をモリモリ食っている。
ふと、それまで右手で握ったスプーンでたどたどしくイモなんかを食べていた娘が、さっと左の素手でブロッコリーを手掴みして口に運んだ。
あっ...
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/160sec, F2.5, ISO500)
「あっ！ああー...私も楽しみにしてたのに」
うなだれる嫁さん。どうやらブロッコリー大好物というのはバッチリ遺伝したらしい。
幸いにして、俺はブロッコリーのパスタを頼んでいたので、俺の分の温野菜ブロッコリーは嫁さんにあげた。
そのパスタも実にいい。しかも、同じ料金でパスタを大盛りにしてくれる。
味付け自体も優しくてもちろんいいのだが、素材が新鮮だとここまでメシって美味くなるんだなと改めて実感した。
娘ときたら、ここのブロッコリーは美味いと気づいてしまったようで、俺のパスタを見て、椅子の上に立ち上がってテーブルの反対側から、ブロッコリーを要求してくる始末だ。いったいどれだけ新鮮な銚子のブロッコリーをその小さな胃袋に納めたことやらだ。
きのことトマトのリゾット
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/160sec, F2.5, ISO200)
ブロッコリーとバジルのパスタ
既に後方に、ブロッコリーを狙う小さな手が... (^_^;
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ProgramMode, 1/160sec, F2.5, ISO640)
昼飯を食った後は、漁港近くの市場のようなお土産屋に寄り、銚子名物の「濡れ煎餅」を買って帰った。染み込みすぎず、サクサクっぽくもあり、しっとりでもある絶妙の煎餅だ。
帰りは太い国道で帰り、混んだら途中から並走する有料道路に入ろうと思っていたが、有料道路にかかるもっと前からお話しにならないくらいの渋滞にはまった。結局、一本しかない国道の周りには「オラが町」の大きなショッピングモールがあり、そこに車が集中するのだ。そんなのが2〜3つも続いて断続的に渋滞にはまるというわけだ。
結局あきらめて、遠回りになってもまた海沿いの道に戻った。車も少なく、気持ちよく車を流して帰った。いいドライブ旅行だったと思う。
さて...休み明けに嫁さんが、宿について担当者にメールを送った。「閉鎖してしまうのですか？」
...答えは、事情により、恒久的に閉鎖してしまうということだった。
なんと...。前の会社の保養所が閉鎖で寒気を感じつつ、嫁さんの会社は堅いとこだけに「さすが」と思っていたが、そんな会社でも手放さなければならないという時代なのだろうか。
改めて掲示板を見たら、夏は盆踊り大会、冬はクリスマスなど、子どもが喜ぶような実に楽しそうな催し物の写真が載ったいたそうだ。多分、あの陽気なご主人が本当に子ども好きなのだろう。
そういえば、俺たちが帰るときも娘に対して「おじちゃんのこと忘れないでねー」なんて寂しそうに手を振っていた。なんだか事情を知って思い返すと、本当に切ない気持ちに駆られた。もう少し大きくなったら、娘も海水浴とか、いろいろ楽しめただろうに。
日本の会社、いったいどうなってるんだろう。働き方は大して変わらないのに、福利厚生などはどんどん欧米化で切り捨てている。貧しい時代だな。
俺の新しい会社はまだ保養所がある。でも、無くなる前に早めに行ってみておくことにしよう！
nobilesの投稿(23:53:00-2010-10-01) -
カテゴリ: Travel
コメント
なおいけ wrote:
よく撮れてるよ。腹へってきた。
2010-10-02 01:52:50
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