NOBILES Days
Jump to navigationLost Apple
前職の同期の連中とビアガーデンへ行った。
場所は、前職の事業所から2駅のターミナル駅だった。今の勤務先にも近いのだが、何しろ11連休の真っ只中なので、子ども達と一緒にいたいという思いもあった。
だが、やはり転職して俺よりももっと遠くになってしまった連中も来るというし、同期の結婚式二次会以来会っていないので、ここは参加するか！と行って来た。
クーポン使って3000円で飲み食い放題2時間だった。まあ全部セルフサービスだし、食い物もジャンクフードしかない。だが、少し夜は気温が下がるようになってきた昨今、ビールを飲んでウダウダとリラックスするには絶好のコンディションだった。
同期の間では完全にカメラ小僧として定着した俺なので（いや、全く否定はしないが、おねーちゃん撮る趣味はないんだからね！）、LXを持っていってみた。一応K-7も持っていこうかな、と思うが、2台のSLRをカバンに入れたその重さに「さすがにバカだろ、たかが飲み会に」と思い直し、LXだけをカバンに放り込んで出かけた。
ビアガーデンなんて当然くらいであろうことが想像できたので、ビアガーデン近くの大手カメラチェーン店でISO1600のフィルムを買っていこうとしたが...36枚3本組のものしか置いていない。2500円もする (′Д`;。しかし、フィルムがなければ持って来た意味がないので、結局買っていった。
やはりビアガーデンはかなりの暗さだったが、さすがISO1600だけあって、概ね1/30secくらいの速度は稼げていた。なんとかブレずに楽しげな写真を撮れたのではないかと思う。
今の職場でも幸いにして飲み仲間的な人たちには恵まれている。まあでも、同じ年代の連中ばかりの前職の同期の飲みとは全く異質のものだ。周りの人が違うと、自分のキャラクターもかなり違う。やっぱり人は自分1人で成り立っているわけではなくて、多くの人の中の自分が積み重なって成立しているのだと思う。
...なんか難しい話になったな (^_^;。
Apple
(PentaxK-7, PentaxDA16-45mmF4(45.0mm), 1/20sec, F4.0, ISO100)
ついにその時がきた。AppleのCEO、スティーブ・ジョブズがその座を辞することになった。
トビラの写真は初代iPodだ。確か第2世代からは新しいフォント（Myriad）に変更になったので、このApple GaramondフォントのiPodはこの1世代限りだったと記憶している。
俺はこの初代iPodを発売日に買った。このiPodはFirewire（IEEE1394）専用で、Macintoshコンピューターのみの対応だった。
当時はiMacの流行の後ではあったが、それでも今とは比べ物にならないほどMacOSへの注目度は低く、このiPod登場時も「Macユーザーのための酔狂なガジェット」という捉えられ方が強かった。
つまるところ、俺はApple信者に近い男だということだ。まあ、今使ってるマシンを見ればすぐ分かることだけどね (^_^;。
最初に買ったマシンは、ジョブズが関わったマシンではない。でも、やっぱり当時からハードとOSを同じ組織が開発することの大きなメリットを感じていたし、当時からMacの持つ高貴な世界は、設立当時のジョブズの哲学がまだ生きていたのだと思う。
そして、1996年に彼が復帰してからのAppleは、さらに魅力的で哲学が浸透した製品をリリースし続けた。
この復帰は、Coplandという野心的なモダンOSの開発に失敗したAppleが、その代替えとしての基盤OSとして、ジョブズが設立したNEXT社のNEXT STEPというOSを買収したために実現したものだが、この時にもしNEXT STEPではなく、BeOSが採用されていたのなら、その後のAppleはどうなっていただろうか？
遊び心に溢れ、軽快なBeOSを採用したなら楽しいOSができていたかもしれない。でも、iMacも、iPodも、iPhoneも、iPadも、そして安定性が高く美しいMacOSXは生まれなかっただろう。そして、株価で世界で最も価値のある企業に輝くこともなかったはずだ。それくらい、彼が復帰してからのAppleは輝いていた。
実は、彼の講演を直接聞いたことがある。前職でAppleと取引があったため、Mac Expoが幕張であって来日した際に、会社のホールで前職の社員向けに講演を行ったものだ。
とても印象的だったことがある。ジョブズの講演に先立って、前職の社長が挨拶を述べたのだが、演台に直立しマイクスタンドに立てられたマイクで行った。続いてジョブズの登場、というタイミングでその演台は片付けられた。そしてヘッドセットのようなマイクをつけたジョブズが現れた。
ここに、彼のプレゼンテーションの真骨頂が現れていた。スピーチは演台に直立してやるものじゃない。ステージの左右をいっぱいに使って歩きながら、大きなジェスチャーを交えてスピーチを構築していくのだ。もちろん英語でのスピーチで、聴衆はヘッドフォンで同時翻訳を聞くことができたが、翻訳を聞かなくとも、なんとなく言っている内容が分かるくらい、明瞭で分かりやすい言葉だった。
内容自体は、その前後にあったMac Expoの基調講演のショートバージョンのような内容だったが、とても説得力のある内容に、聴衆たる前職社員はみな引き込まれていた記憶がある。
ここ数年は病を患い、風貌もすっかり痩けたものになってしまった。鮮やかにAppleのブランドを作り上げた彼がCEOの座を降りる理由が、病というのは大変残念な思いがする。
そして、これまでさまざまなワクワクを届けてくれたAppleが、これからもそれを続けることができるのか、敏感に株価が反応したように、Appleファンである俺もまた一抹の不安を持っている。
場所は、前職の事業所から2駅のターミナル駅だった。今の勤務先にも近いのだが、何しろ11連休の真っ只中なので、子ども達と一緒にいたいという思いもあった。
だが、やはり転職して俺よりももっと遠くになってしまった連中も来るというし、同期の結婚式二次会以来会っていないので、ここは参加するか！と行って来た。
クーポン使って3000円で飲み食い放題2時間だった。まあ全部セルフサービスだし、食い物もジャンクフードしかない。だが、少し夜は気温が下がるようになってきた昨今、ビールを飲んでウダウダとリラックスするには絶好のコンディションだった。
同期の間では完全にカメラ小僧として定着した俺なので（いや、全く否定はしないが、おねーちゃん撮る趣味はないんだからね！）、LXを持っていってみた。一応K-7も持っていこうかな、と思うが、2台のSLRをカバンに入れたその重さに「さすがにバカだろ、たかが飲み会に」と思い直し、LXだけをカバンに放り込んで出かけた。
ビアガーデンなんて当然くらいであろうことが想像できたので、ビアガーデン近くの大手カメラチェーン店でISO1600のフィルムを買っていこうとしたが...36枚3本組のものしか置いていない。2500円もする (′Д`;。しかし、フィルムがなければ持って来た意味がないので、結局買っていった。
やはりビアガーデンはかなりの暗さだったが、さすがISO1600だけあって、概ね1/30secくらいの速度は稼げていた。なんとかブレずに楽しげな写真を撮れたのではないかと思う。
今の職場でも幸いにして飲み仲間的な人たちには恵まれている。まあでも、同じ年代の連中ばかりの前職の同期の飲みとは全く異質のものだ。周りの人が違うと、自分のキャラクターもかなり違う。やっぱり人は自分1人で成り立っているわけではなくて、多くの人の中の自分が積み重なって成立しているのだと思う。
...なんか難しい話になったな (^_^;。
Apple
(PentaxK-7, PentaxDA16-45mmF4(45.0mm), 1/20sec, F4.0, ISO100)
ついにその時がきた。AppleのCEO、スティーブ・ジョブズがその座を辞することになった。
トビラの写真は初代iPodだ。確か第2世代からは新しいフォント（Myriad）に変更になったので、このApple GaramondフォントのiPodはこの1世代限りだったと記憶している。
俺はこの初代iPodを発売日に買った。このiPodはFirewire（IEEE1394）専用で、Macintoshコンピューターのみの対応だった。
当時はiMacの流行の後ではあったが、それでも今とは比べ物にならないほどMacOSへの注目度は低く、このiPod登場時も「Macユーザーのための酔狂なガジェット」という捉えられ方が強かった。
つまるところ、俺はApple信者に近い男だということだ。まあ、今使ってるマシンを見ればすぐ分かることだけどね (^_^;。
最初に買ったマシンは、ジョブズが関わったマシンではない。でも、やっぱり当時からハードとOSを同じ組織が開発することの大きなメリットを感じていたし、当時からMacの持つ高貴な世界は、設立当時のジョブズの哲学がまだ生きていたのだと思う。
そして、1996年に彼が復帰してからのAppleは、さらに魅力的で哲学が浸透した製品をリリースし続けた。
この復帰は、Coplandという野心的なモダンOSの開発に失敗したAppleが、その代替えとしての基盤OSとして、ジョブズが設立したNEXT社のNEXT STEPというOSを買収したために実現したものだが、この時にもしNEXT STEPではなく、BeOSが採用されていたのなら、その後のAppleはどうなっていただろうか？
遊び心に溢れ、軽快なBeOSを採用したなら楽しいOSができていたかもしれない。でも、iMacも、iPodも、iPhoneも、iPadも、そして安定性が高く美しいMacOSXは生まれなかっただろう。そして、株価で世界で最も価値のある企業に輝くこともなかったはずだ。それくらい、彼が復帰してからのAppleは輝いていた。
実は、彼の講演を直接聞いたことがある。前職でAppleと取引があったため、Mac Expoが幕張であって来日した際に、会社のホールで前職の社員向けに講演を行ったものだ。
とても印象的だったことがある。ジョブズの講演に先立って、前職の社長が挨拶を述べたのだが、演台に直立しマイクスタンドに立てられたマイクで行った。続いてジョブズの登場、というタイミングでその演台は片付けられた。そしてヘッドセットのようなマイクをつけたジョブズが現れた。
ここに、彼のプレゼンテーションの真骨頂が現れていた。スピーチは演台に直立してやるものじゃない。ステージの左右をいっぱいに使って歩きながら、大きなジェスチャーを交えてスピーチを構築していくのだ。もちろん英語でのスピーチで、聴衆はヘッドフォンで同時翻訳を聞くことができたが、翻訳を聞かなくとも、なんとなく言っている内容が分かるくらい、明瞭で分かりやすい言葉だった。
内容自体は、その前後にあったMac Expoの基調講演のショートバージョンのような内容だったが、とても説得力のある内容に、聴衆たる前職社員はみな引き込まれていた記憶がある。
ここ数年は病を患い、風貌もすっかり痩けたものになってしまった。鮮やかにAppleのブランドを作り上げた彼がCEOの座を降りる理由が、病というのは大変残念な思いがする。
そして、これまでさまざまなワクワクを届けてくれたAppleが、これからもそれを続けることができるのか、敏感に株価が反応したように、Appleファンである俺もまた一抹の不安を持っている。
nobilesの投稿(23:19:37-2011-08-26) -
カテゴリ: Mac
コメント
chumi wrote:
2011-08-27 00:57:51
nobiles wrote:
哲学は貫いて欲しいですな。絶対やらないとは思うけど、iOSの他社供給とかやり始めたら見限ります (^_^;。
AppleTVは...ねぇ。悪いコンセプトとは思わないんだけど。惜しい感じだなぁ。
AppleTVは...ねぇ。悪いコンセプトとは思わないんだけど。惜しい感じだなぁ。
2011-08-27 09:13:04
コメントを追加
トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)TrackBack URL
DISALLOWED (TrackBack)
メインページ
Calendar
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
NewEntries
最新COMMENTS
■20-07-11 21:47>ああ、あのeh
■20-07-10 01:07>そうです、予
■20-07-09 22:36>あっ、ショー
■20-07-06 07:27>50-34のチェ�
■18-01-05 00:53>おやこれはぱ
■18-01-04 23:56>手出しちゃっ
■15-07-27 23:21>おっと、今か
■15-07-22 11:40>良質な小説読
■15-02-21 09:29>おや、どなた
■15-02-20 08:05>ほー、勉強に
カテゴリ
- All
- Bicycle
- Breast Cancer
- Change Job
- Formula-One
- Gourmet
- Injury
- Mac
- Main
- Monaco
- Music
- Peugeot
- Photo
- Travel
Archives
My Links
NOBILES Web検索
プロフィール
RSS対応
RSS v2.0
RSS v0.91
RSS v1.0
管理
管理室へ携帯用ブログ
携帯用URL
ただ、優秀な人が出て、新しいAppleを見られるかもしれないというのは、
一つの楽しみです。
AppleTVどうするんだろ・・・・。私の関心は、そこかな。