NOBILES Days
Jump to navigationOne will be infinity?
今日の「超強力台風」の上陸で、首都圏はまるで0311のような麻痺状態に陥った。
俺も、お気に入りのプジョーでもらった傘の骨が3本も折れた (′Д`;。
でも、まだ運がいい方だ。昼飯を特急で食い終えて自分の建物の屋根に入った瞬間に、まるでそれをスイッチにしたかのように背中で土砂降りが始まった。後ろを歩いていた人たちが悲鳴をあげて走りこんできた。
そして、14時半には会社から帰宅命令が出た。遅くまで残業すれば収まっているだろう、と思っていたので少し迷ったが、結果的には14時半きっかりに会社を出た。電車は強風で5分程度遅れていたが、それ以上の大きな遅れなく、自宅近くのターミナル駅まで行った。そこからのバスの中で、電車が止まったことを知った。またまた間一髪だった。
早く帰ったおかげで、家族で自宅焼き肉を楽しんだ。もっとも、単に他に食うものがなくて、冷蔵庫にあったいい肉を使っただけなんだけど (^_^;。そして、新しい傘も発注した。
さて...いよいよビッグ2の一角までもが動いた。Nikon 1のローンチである。
Nikon 1 V1
っていうかニコンよ、アンタ間が悪すぎ。まさかこんな台風の日に発表なんて (^_^;。
そのくらい、この"1"というカメラのローンチは、満を持したものだったと思う。なぜなら、ビッグ2ではCanonよりもミラーレスカメラに積極的だというのはほぼ確実な情報と言われ、ちょうど1年前にも「いよいよニコンのミラーレス登場か」とまことしやかに噂が流れたほどだったからだ。おそらく、企画と開発にはかなりのリソースを注いだことだろう。
そうして登場した"Nikon 1"。マウント名が「1」だというのだ。これはほぼ間違いなく、撮像素子のサイズから名付けられたものだろうと思う。
そんなわけで、気になる撮像素子のサイズは、APS-Cでも、コンパクトカメラのサイズでも、ましてや4/3でもなく、完全新規立ち上げとなる1インチサイズだった。よって、面積で見れば4/3の約半分（アスペクト比が違うからね）、APS-Cのほぼ1/4、PentaxQやコンパクトカメラで一般的な1/2.33インチの4倍程度という、まさに、いわゆる「一眼カメラ」と「コンパクトカメラ」の中庸をとるかのようなサイズになっている。
これはなかなか興味深い。
PentaxQが出たときのミラーレス談義でも触れたように、撮像素子のサイズは、そのままレンズの大きさに直結し、ボディは小さくできても、システム全体の大きさとしてはどうしても嵩張ることが、SONY Eマウントの状況から証明されてきた。
そこでPentaxは、高感度特性にも優れた裏面照射型の1/2.33インチという極小素子を使うことで、性能よりむしろ悦楽重視なカメラを作り上げてみせた。
だが、NikonはPentaxほど割り切らず、まさに中庸を狙った。そのために、わざわざ新規の素子サイズを開発してきたのだから、Nikonがこのカメラにかける熱意はホンモノだと言えるだろう。レンズも、新規マウント立ち上げ時から4本を揃えて来たのは立派だ。
熱意の成果か、特に下位モデルであるJ1のサイズはかなり小さい。300mm相当までの望遠レンズでもかなり小さいサイズに収まっている。狙い通り、マイクロフォーサーズ勢よりもサイズ面で優位に立っていると感じさせた。
一方、1インチ撮像素子には、位相差AF用画素が含まれている。つまり、ミラーレスでありながら、位相差AFを使用可能としたのである。これは、FUJIFILMのFinepixF300EXRに採用された技術と同じだ。そこから考えると、この撮像素子はFUJIFILM製である可能性は高い。
とは言え、当初位相差AF採用と聞き、俺は逆に訝しがった。Olympusの第3世代ミラーレスのFAST AFシステムの登場で、コントラストAF＝遅い、位相差AF＝速いという構図は成り立たなくなって来たと思ったからだ。しかも、フォーカスの精度においては、三角測量を行う位相差よりも、実際に得られる画像のシャープネスを直接測定するコントラスト式の方が正確であることは自明の理だからだ。
しかし、位相差式とコントラスト式をシームレスに切り替える方式と聞き、もしちゃんと働いたならなかなか期待の持てるシステムだと感じた。秒10コマの連射をAF追従で行うとのことで、かなり頑張った仕様であると感じた。
レンズに話を移そう。PanasonicのXシリーズと同様、電動ズームを入れてきた。これは動画の重要性が高まってきたことからの自然な流れと言える。この辺りも、トレンドを良く研究してきたという印象だ。
一方で、まあそうなんだろうな、とは思っていたが、やはり手ぶれ補正機構はレンズ側になった。磁気浮上式のPentaxKシリーズはともかく、アクチュエーター式のボディ側手ぶれ補正機構は、どうしても動画時にそのノイズを拾ってしまうのだろう。それ以上にパテントがからんでるのかもしれないけど。
しかし、下位モデルのカラーバリエーションはNikonらしくないと少し驚いたが、スパルタンな外観デザインは悪くない。ただ、ボタンの少ない操作系を見ると、やっぱりどちらかというとコンパクトカメラに近いユーザーインターフェースであることが予想される。どうせならなぁ、ユーザーインターフェースもNikonらしい頭が堅いまでのスパルタンなものにして欲しかったところだが (^_^;、まあここは実物を触れる機会を待ちたい。
個人的には総じて、悪くない印象を抱いた。かなり他社のミラーレスを研究してきたことが伺え、安心できるミラーレスシステムなのではないかと思う。
まー、ここはソフトウェアの完成度が低くて遅いからねー、その辺ちゃんと仕上がってる？なんて疑ってしまうが、まあ、まずは期待しよう。
え？俺？俺は今はフィルムが楽しいからしばらくミラーレスはいいよ (^_^;。
俺も、お気に入りのプジョーでもらった傘の骨が3本も折れた (′Д`;。
でも、まだ運がいい方だ。昼飯を特急で食い終えて自分の建物の屋根に入った瞬間に、まるでそれをスイッチにしたかのように背中で土砂降りが始まった。後ろを歩いていた人たちが悲鳴をあげて走りこんできた。
そして、14時半には会社から帰宅命令が出た。遅くまで残業すれば収まっているだろう、と思っていたので少し迷ったが、結果的には14時半きっかりに会社を出た。電車は強風で5分程度遅れていたが、それ以上の大きな遅れなく、自宅近くのターミナル駅まで行った。そこからのバスの中で、電車が止まったことを知った。またまた間一髪だった。
早く帰ったおかげで、家族で自宅焼き肉を楽しんだ。もっとも、単に他に食うものがなくて、冷蔵庫にあったいい肉を使っただけなんだけど (^_^;。そして、新しい傘も発注した。
さて...いよいよビッグ2の一角までもが動いた。Nikon 1のローンチである。
Nikon 1 V1
っていうかニコンよ、アンタ間が悪すぎ。まさかこんな台風の日に発表なんて (^_^;。
そのくらい、この"1"というカメラのローンチは、満を持したものだったと思う。なぜなら、ビッグ2ではCanonよりもミラーレスカメラに積極的だというのはほぼ確実な情報と言われ、ちょうど1年前にも「いよいよニコンのミラーレス登場か」とまことしやかに噂が流れたほどだったからだ。おそらく、企画と開発にはかなりのリソースを注いだことだろう。
そうして登場した"Nikon 1"。マウント名が「1」だというのだ。これはほぼ間違いなく、撮像素子のサイズから名付けられたものだろうと思う。
そんなわけで、気になる撮像素子のサイズは、APS-Cでも、コンパクトカメラのサイズでも、ましてや4/3でもなく、完全新規立ち上げとなる1インチサイズだった。よって、面積で見れば4/3の約半分（アスペクト比が違うからね）、APS-Cのほぼ1/4、PentaxQやコンパクトカメラで一般的な1/2.33インチの4倍程度という、まさに、いわゆる「一眼カメラ」と「コンパクトカメラ」の中庸をとるかのようなサイズになっている。
これはなかなか興味深い。
PentaxQが出たときのミラーレス談義でも触れたように、撮像素子のサイズは、そのままレンズの大きさに直結し、ボディは小さくできても、システム全体の大きさとしてはどうしても嵩張ることが、SONY Eマウントの状況から証明されてきた。
そこでPentaxは、高感度特性にも優れた裏面照射型の1/2.33インチという極小素子を使うことで、性能よりむしろ悦楽重視なカメラを作り上げてみせた。
だが、NikonはPentaxほど割り切らず、まさに中庸を狙った。そのために、わざわざ新規の素子サイズを開発してきたのだから、Nikonがこのカメラにかける熱意はホンモノだと言えるだろう。レンズも、新規マウント立ち上げ時から4本を揃えて来たのは立派だ。
熱意の成果か、特に下位モデルであるJ1のサイズはかなり小さい。300mm相当までの望遠レンズでもかなり小さいサイズに収まっている。狙い通り、マイクロフォーサーズ勢よりもサイズ面で優位に立っていると感じさせた。
一方、1インチ撮像素子には、位相差AF用画素が含まれている。つまり、ミラーレスでありながら、位相差AFを使用可能としたのである。これは、FUJIFILMのFinepixF300EXRに採用された技術と同じだ。そこから考えると、この撮像素子はFUJIFILM製である可能性は高い。
とは言え、当初位相差AF採用と聞き、俺は逆に訝しがった。Olympusの第3世代ミラーレスのFAST AFシステムの登場で、コントラストAF＝遅い、位相差AF＝速いという構図は成り立たなくなって来たと思ったからだ。しかも、フォーカスの精度においては、三角測量を行う位相差よりも、実際に得られる画像のシャープネスを直接測定するコントラスト式の方が正確であることは自明の理だからだ。
しかし、位相差式とコントラスト式をシームレスに切り替える方式と聞き、もしちゃんと働いたならなかなか期待の持てるシステムだと感じた。秒10コマの連射をAF追従で行うとのことで、かなり頑張った仕様であると感じた。
レンズに話を移そう。PanasonicのXシリーズと同様、電動ズームを入れてきた。これは動画の重要性が高まってきたことからの自然な流れと言える。この辺りも、トレンドを良く研究してきたという印象だ。
一方で、まあそうなんだろうな、とは思っていたが、やはり手ぶれ補正機構はレンズ側になった。磁気浮上式のPentaxKシリーズはともかく、アクチュエーター式のボディ側手ぶれ補正機構は、どうしても動画時にそのノイズを拾ってしまうのだろう。それ以上にパテントがからんでるのかもしれないけど。
しかし、下位モデルのカラーバリエーションはNikonらしくないと少し驚いたが、スパルタンな外観デザインは悪くない。ただ、ボタンの少ない操作系を見ると、やっぱりどちらかというとコンパクトカメラに近いユーザーインターフェースであることが予想される。どうせならなぁ、ユーザーインターフェースもNikonらしい頭が堅いまでのスパルタンなものにして欲しかったところだが (^_^;、まあここは実物を触れる機会を待ちたい。
個人的には総じて、悪くない印象を抱いた。かなり他社のミラーレスを研究してきたことが伺え、安心できるミラーレスシステムなのではないかと思う。
まー、ここはソフトウェアの完成度が低くて遅いからねー、その辺ちゃんと仕上がってる？なんて疑ってしまうが、まあ、まずは期待しよう。
え？俺？俺は今はフィルムが楽しいからしばらくミラーレスはいいよ (^_^;。
nobilesの投稿(23:57:57-2011-09-21) -
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