NOBILES Days
Jump to navigationWhich Camera Should We Buy Now? Part.7
この2〜3週間で、次女は完全にズリバイをマスターした。昨日なんか、部屋の隅に置いてあった俺のがらくた（使わなくなった外付けHDD）のところまで行って倒してしまったらしい。上の子は9ヶ月でやっと覚えたが、次女は7ヶ月での体得ということで、大分早い。それに、長女は後退からだったが、次女は最初から前進だった。
今日は長女と一緒に、叩いて音を鳴らす電子パッドのようなオモチャで遊んでいた。やっぱり、お姉ちゃんがいると全然違うね。
ただ、なんでも口に入れるし、なりふり構わず掴んでブンブン振り回して打ちつけちゃうし、目が離せない。
姉妹で演奏
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/50sec, F1.8, ISO800)
さて、大分空いちゃったけど、「今どこのカメラを買うべきか」の続き。ちゃんと完結させないとね (^_^;。
今回は、近頃待望のミラーレス機「1」をリリースしつつ、ディジタル一眼レフ市場においても、前回紹介したCanon EOSシリーズと熾烈なシェアトップを繰り広げるNikonについて述べる。
・Nikon Dシリーズ
Nikonの一眼レフは、タイの工場の水没により、甚大な被害を受け、シェアを大きく落としている。
だがもともとNikonは早くからエントリーモデルの拡充を図ってきた。それがD3000系とD5000系という2つのラインである。Canonが、X50を単なるX5の廉価版的な存在として、形ばかりのD3000系対抗馬としてリリースしているのと比べると、それぞれの役割がはっきりしていて初心者としては選びやすくなっている。
Nikon D3100
D3100は、現在考えられるディジタル一眼レフの基本的な機能をバランスよく詰め込んだモデルと言える。すなわち、
・約1400万画素のAPS-Cサイズ（DXフォーマット）の撮像素子
・フルHDサイズでの録画に対応
・これらの撮影をストレスなくこなす「EXPEED2」エンジン
・11測距点のAFセンサー
・最大ISO12800相当まで対応する高感度特性
・3型VGA背面モニター
・これらが搭載された上で業界最小クラス、最安クラス
...というのが D3100の最大の特徴だ。いらん機能がなくて快適に撮影できるというのは、実は初心者にとって大きなアピールポイントだろう。1世代前の撮像素子というところがミソで、これで価格を抑えている。また、意外とソフトウェアの機能も頑張っていて、使いこなすためのヘルプ表示が充実している。
Nikon D5100
一方、このD3100の持つ基本機能に加えて、最新の約1600万画素の撮像素子を搭載し、可動する背面モニターを搭載してライブビュー機能を充実させ、撮影フィールドを広げたのがD5100という形だ。とても分かりやすい。大変評価の高いSONY製の1600万画素の素子のおかげで連写速度は3コマ/秒から4コマ/秒に、最高感度も25600まで上がっている。D5100の基本性能はかなり高い。
これに対し、100%視野の光学ファインダーに、中級機の操作性、連写速度を備えたのがD7000だ。残念ながら可動モニターは搭載していない。
これはNikonに限らず、初級機と中級機とで、目立たない割に大きな違いが、バッファのサイズだ。
ディジタルカメラでは、撮影者がシャッターをきると、撮像素子が吐き出した電気信号を、画像処理エンジンが処理して、画像データとしてSDカードなどの記憶媒体に書き込んでいく。しかし実は現段階で、一連の電気的な処理の速度はカメラのメカ的な連写速度よりも遅い。だからいくらメカが頑張って連写したとしても、電気的処理がボトルネックとなって連写速度が上がらない。
バッファはこれを補うものだ。画像処理エンジンが処理を行う間、撮像素子が吐き出したデータを溜め込む一時預かり所と思えば良いだろう。そのために、読み書き速度の速い高価なメモリを使用する必要がある。
中級機以上ではこのバッファのサイズを潤沢に確保している。ところが、D5100に限ってはD7000と同じバッファを備えているらしく、RAWで16枚練続連写できる。Nikonもこれはまずいと思っているのかD7000の連続撮影可能枚数をカタログに記載していない。つまり、D5100はかなりコストパフォーマンスが高いことを意味している。
Nikon D7000
とは言え、D7000には中級機らしい優位点はまだまだある。
AF測距点の数は中級機としても異例に多い39点となっている。これだけ多ければ動体追従にも有利だろう。
ファインダーも、中級機のトレンドに沿って視野率100%を謳っている。
ただし、上位機種より調整軸を省略しているのか、実際の視野率にはバラつきがあるようだ。
ボディサイズは中級機にしては小型に収まっている。目立たないところでは、SDカードスロットを2つ備えている。片方をJPEG、もう一方をRAW記録など、柔軟な運用ができる。
一方、Nikonの上級機は初級機とは全く異なる操作性を有しているが、中級機であるD7000は比較的初級機に近い操作性に、ボタンやダイヤルなどを増やしたインターフェイスになっている。
上級機は「変えて欲しくない」というプロカメラマンの声に沿っているのだろうが、個人的にはそれが使いやすいかというと微妙だと思っている。D7000ならダイレクトに素早く設定を行うこともできるし、むしろ練られたインターフェイスではないかと思っている。
ちなみにD7000の上位には、D300SというAPS-Cサイズのフラッグシップ機がいる。
だが、はっきり言って性能的にはほぼ後発のD7000が凌駕している。先述した、Nikonプロ機伝統のインターフェイスを求めない限り、D300Sを選ぶ理由は薄い。
NikonのFマウントは、拡張を繰り返しながらも、50年にわたって脈々と使用されてきた。それだけに、主要一眼レフマウントの中では最もフランジバックが長いので、マウントアダプターがほとんど使えない。また、マウント外径が小さいため、光学設計の自由度が低い。それでも、他社と同等の性能を有している。マウントにも代表されるように、Nikonは伝統に裏打ちされた堅実な造りが特徴だ。特に、エントリークラス上位のD5100の基本性能の高さは注目すべきだろう。
なんか当たり障りないレビューでつまんないなあ。あ、立場は関係ないからね (^_^;。
強いて言えば、俺みたいな柔らか頭な人間には堅過ぎてつまんないのだ。
つづく。
今日は長女と一緒に、叩いて音を鳴らす電子パッドのようなオモチャで遊んでいた。やっぱり、お姉ちゃんがいると全然違うね。
ただ、なんでも口に入れるし、なりふり構わず掴んでブンブン振り回して打ちつけちゃうし、目が離せない。
姉妹で演奏
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/50sec, F1.8, ISO800)
さて、大分空いちゃったけど、「今どこのカメラを買うべきか」の続き。ちゃんと完結させないとね (^_^;。
今回は、近頃待望のミラーレス機「1」をリリースしつつ、ディジタル一眼レフ市場においても、前回紹介したCanon EOSシリーズと熾烈なシェアトップを繰り広げるNikonについて述べる。
・Nikon Dシリーズ
Nikonの一眼レフは、タイの工場の水没により、甚大な被害を受け、シェアを大きく落としている。
だがもともとNikonは早くからエントリーモデルの拡充を図ってきた。それがD3000系とD5000系という2つのラインである。Canonが、X50を単なるX5の廉価版的な存在として、形ばかりのD3000系対抗馬としてリリースしているのと比べると、それぞれの役割がはっきりしていて初心者としては選びやすくなっている。
Nikon D3100
D3100は、現在考えられるディジタル一眼レフの基本的な機能をバランスよく詰め込んだモデルと言える。すなわち、
・約1400万画素のAPS-Cサイズ（DXフォーマット）の撮像素子
・フルHDサイズでの録画に対応
・これらの撮影をストレスなくこなす「EXPEED2」エンジン
・11測距点のAFセンサー
・最大ISO12800相当まで対応する高感度特性
・3型VGA背面モニター
・これらが搭載された上で業界最小クラス、最安クラス
...というのが D3100の最大の特徴だ。いらん機能がなくて快適に撮影できるというのは、実は初心者にとって大きなアピールポイントだろう。1世代前の撮像素子というところがミソで、これで価格を抑えている。また、意外とソフトウェアの機能も頑張っていて、使いこなすためのヘルプ表示が充実している。
Nikon D5100
一方、このD3100の持つ基本機能に加えて、最新の約1600万画素の撮像素子を搭載し、可動する背面モニターを搭載してライブビュー機能を充実させ、撮影フィールドを広げたのがD5100という形だ。とても分かりやすい。大変評価の高いSONY製の1600万画素の素子のおかげで連写速度は3コマ/秒から4コマ/秒に、最高感度も25600まで上がっている。D5100の基本性能はかなり高い。
これに対し、100%視野の光学ファインダーに、中級機の操作性、連写速度を備えたのがD7000だ。残念ながら可動モニターは搭載していない。
これはNikonに限らず、初級機と中級機とで、目立たない割に大きな違いが、バッファのサイズだ。
ディジタルカメラでは、撮影者がシャッターをきると、撮像素子が吐き出した電気信号を、画像処理エンジンが処理して、画像データとしてSDカードなどの記憶媒体に書き込んでいく。しかし実は現段階で、一連の電気的な処理の速度はカメラのメカ的な連写速度よりも遅い。だからいくらメカが頑張って連写したとしても、電気的処理がボトルネックとなって連写速度が上がらない。
バッファはこれを補うものだ。画像処理エンジンが処理を行う間、撮像素子が吐き出したデータを溜め込む一時預かり所と思えば良いだろう。そのために、読み書き速度の速い高価なメモリを使用する必要がある。
中級機以上ではこのバッファのサイズを潤沢に確保している。ところが、D5100に限ってはD7000と同じバッファを備えているらしく、RAWで16枚練続連写できる。Nikonもこれはまずいと思っているのかD7000の連続撮影可能枚数をカタログに記載していない。つまり、D5100はかなりコストパフォーマンスが高いことを意味している。
Nikon D7000
とは言え、D7000には中級機らしい優位点はまだまだある。
AF測距点の数は中級機としても異例に多い39点となっている。これだけ多ければ動体追従にも有利だろう。
ファインダーも、中級機のトレンドに沿って視野率100%を謳っている。
ただし、上位機種より調整軸を省略しているのか、実際の視野率にはバラつきがあるようだ。
ボディサイズは中級機にしては小型に収まっている。目立たないところでは、SDカードスロットを2つ備えている。片方をJPEG、もう一方をRAW記録など、柔軟な運用ができる。
一方、Nikonの上級機は初級機とは全く異なる操作性を有しているが、中級機であるD7000は比較的初級機に近い操作性に、ボタンやダイヤルなどを増やしたインターフェイスになっている。
上級機は「変えて欲しくない」というプロカメラマンの声に沿っているのだろうが、個人的にはそれが使いやすいかというと微妙だと思っている。D7000ならダイレクトに素早く設定を行うこともできるし、むしろ練られたインターフェイスではないかと思っている。
ちなみにD7000の上位には、D300SというAPS-Cサイズのフラッグシップ機がいる。
だが、はっきり言って性能的にはほぼ後発のD7000が凌駕している。先述した、Nikonプロ機伝統のインターフェイスを求めない限り、D300Sを選ぶ理由は薄い。
NikonのFマウントは、拡張を繰り返しながらも、50年にわたって脈々と使用されてきた。それだけに、主要一眼レフマウントの中では最もフランジバックが長いので、マウントアダプターがほとんど使えない。また、マウント外径が小さいため、光学設計の自由度が低い。それでも、他社と同等の性能を有している。マウントにも代表されるように、Nikonは伝統に裏打ちされた堅実な造りが特徴だ。特に、エントリークラス上位のD5100の基本性能の高さは注目すべきだろう。
なんか当たり障りないレビューでつまんないなあ。あ、立場は関係ないからね (^_^;。
強いて言えば、俺みたいな柔らか頭な人間には堅過ぎてつまんないのだ。
つづく。
nobilesの投稿(23:59:00-2011-12-19) -
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