NOBILES Days
Jump to navigationAfter his exile
今、勤務先に隣接する学校で工事をやっている。
これが、重機の動作する音や、かなり大きな破壊音がするので、結構うるさい。特に、低周波の回転音は「ウォンウォン」と派手さはないが、腹の奥を弄られるようで非常に気持ちが悪い。これには部のメンバーも「嫌がらせか？」「ここを立ち退かせてグラウンドにするつもりじゃないか？」なんて文句を言っている。
そんなことを話していたら、ふと、ある記憶が蘇った。俺がこの音に悩まされるのは今回が初めてではない。むしろ、もっと悩まされている時期があった。
Diamond Dust
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/200sec, F13.0, ISO100)
それは、今の家の前の家、前職の事業所が移転してから2年ちょっと暮らした場所へ引っ越した直後のことだ。その家は、農家が大家で、目の前はトマトのハウスという、非常に長閑なところだったのだが、そのトマトハウスの前の道路を挟んだ反対側は、建築会社の土地らしく、重機が駐まっていた。
引っ越した直後は何もやっていなかったと思うのだけど、間もなく、そこをフェンスで囲って工事が始まった。この重機の音がまさに今職場で聞いているのと同様の、低周波騒音だった。
これが昼夜問わず行われた。ひどい時は午前3時とか真夜中でも平気で騒音が響いていた。
以前、引っ越した直後、環境に馴染めず会社に行くのが辛くなった時期があったと書いたが、それはこの騒音による寝不足が大きく関わっていたことをすっかり忘れていた。
あんなひどい騒音で他の家は我慢できるのか？と思っていたが、嫁さんは気にせず大イビキで寝ていたから、意外とそういうものかもしれない。
で、その現場には何ができたのか。
...何もできなかった。
確か2〜3ヶ月程度経って、作業が終わったのかフェンスが取り払われたのだが、そこにはまた土の空き地があるだけだった。
当時確認しようともしなかったけど、ひょっとしたら、新しい重機の試運転だとか、そういう類の作業だったのだろうか。あの一帯は基本的に開発が制限された地域だったし。
あの時は辛かったなあ。だから、日中しか工事していない今の状況はまだマシだと思えるんである。
修羅場って、人を強くするね。
現職会社の話ということで、久々に例の人の話だ。
彼は1年間の「島流し」生活を終え、結局元の職場に戻ってきた。その時は、「なんのための島流しだったんだよ」と思った。
でも、最近また仕事で少し関わってみると、1年で結構彼も変わったなと思った。
まあ、かつての彼の行動によって、俺なんかより全然迷惑を被った人がいるのは知っている。当事者ではないから、1年という期間が妥当かどうか、俺には判断できない。
だけど少なくとも今接していると、相当「まとも」になったな、と思える。
与えられた仕事に関して、ちゃんと責任を持ってやっているように感じられるし、日程やコストについてもちゃんと考えているようだ。リーダーや他の社員が結構がっつり教え込んだ成果だろう。
それに、島流し先の事業所での人脈もたくさんできたようだ。
実は今週、彼と一緒にその事業所へ行ったが、いろんな人と挨拶していて、仕事で何かやるにも風通しが良さそうに感じた。
またその期間に彼は、なし崩し的ではあったが、部の所有するあるシステムの管理者になった。たまたまその事業所にそのシステムのエキスパートがたくさんいるので、好都合だった。彼らから直接いろいろなやり方を教えてもらえるからだ。まあ、上の人がそこまで考えてなし崩しを装ってあてがったのかもしれないけど。
結果として、今、部署のそのシステムに何か手を加えようとすると、彼がエキスパートたちと連絡を取り合って作業してくれる。
だから今、彼は部で貴重な存在といっても過言ではない。まあ、勉強すりゃ俺とかでもできることではあるんだろうけど、それでも、何にも使えない人を抱えるより、断然有効なだと思った。
まあ、本人と話すと相変わらずクドくてまどろっこしいことも多いし、「おバカだなー」と思うこともある。
でも以前目についていた、「俺はデキるんだゼ」的な態度がだいぶ減衰し、謙虚な態度の方が強くなってきたように感じられる。だから俺も以前ほど彼のことを色眼鏡では見なくなってきた。
あまり打算的な考え方を書くと俺自身の人間性疑われそうだけど (^-^;;、少なくとも同僚として付き合う分には、使いどころがあるというか、邪険にする理由がないというか。そんなところかな。プライベートのことは知らんけど。ま、彼も島流しという修羅場を経たことで成長したってことだと解釈している。
それより俺としては、今はリーダーの方がホットだね。修羅場らしきものがあっても成長せんからなあ、あの御仁は (′Д`;。
これが、重機の動作する音や、かなり大きな破壊音がするので、結構うるさい。特に、低周波の回転音は「ウォンウォン」と派手さはないが、腹の奥を弄られるようで非常に気持ちが悪い。これには部のメンバーも「嫌がらせか？」「ここを立ち退かせてグラウンドにするつもりじゃないか？」なんて文句を言っている。
そんなことを話していたら、ふと、ある記憶が蘇った。俺がこの音に悩まされるのは今回が初めてではない。むしろ、もっと悩まされている時期があった。
Diamond Dust
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/200sec, F13.0, ISO100)
それは、今の家の前の家、前職の事業所が移転してから2年ちょっと暮らした場所へ引っ越した直後のことだ。その家は、農家が大家で、目の前はトマトのハウスという、非常に長閑なところだったのだが、そのトマトハウスの前の道路を挟んだ反対側は、建築会社の土地らしく、重機が駐まっていた。
引っ越した直後は何もやっていなかったと思うのだけど、間もなく、そこをフェンスで囲って工事が始まった。この重機の音がまさに今職場で聞いているのと同様の、低周波騒音だった。
これが昼夜問わず行われた。ひどい時は午前3時とか真夜中でも平気で騒音が響いていた。
以前、引っ越した直後、環境に馴染めず会社に行くのが辛くなった時期があったと書いたが、それはこの騒音による寝不足が大きく関わっていたことをすっかり忘れていた。
あんなひどい騒音で他の家は我慢できるのか？と思っていたが、嫁さんは気にせず大イビキで寝ていたから、意外とそういうものかもしれない。
で、その現場には何ができたのか。
...何もできなかった。
確か2〜3ヶ月程度経って、作業が終わったのかフェンスが取り払われたのだが、そこにはまた土の空き地があるだけだった。
当時確認しようともしなかったけど、ひょっとしたら、新しい重機の試運転だとか、そういう類の作業だったのだろうか。あの一帯は基本的に開発が制限された地域だったし。
あの時は辛かったなあ。だから、日中しか工事していない今の状況はまだマシだと思えるんである。
修羅場って、人を強くするね。
現職会社の話ということで、久々に例の人の話だ。
彼は1年間の「島流し」生活を終え、結局元の職場に戻ってきた。その時は、「なんのための島流しだったんだよ」と思った。
でも、最近また仕事で少し関わってみると、1年で結構彼も変わったなと思った。
まあ、かつての彼の行動によって、俺なんかより全然迷惑を被った人がいるのは知っている。当事者ではないから、1年という期間が妥当かどうか、俺には判断できない。
だけど少なくとも今接していると、相当「まとも」になったな、と思える。
与えられた仕事に関して、ちゃんと責任を持ってやっているように感じられるし、日程やコストについてもちゃんと考えているようだ。リーダーや他の社員が結構がっつり教え込んだ成果だろう。
それに、島流し先の事業所での人脈もたくさんできたようだ。
実は今週、彼と一緒にその事業所へ行ったが、いろんな人と挨拶していて、仕事で何かやるにも風通しが良さそうに感じた。
またその期間に彼は、なし崩し的ではあったが、部の所有するあるシステムの管理者になった。たまたまその事業所にそのシステムのエキスパートがたくさんいるので、好都合だった。彼らから直接いろいろなやり方を教えてもらえるからだ。まあ、上の人がそこまで考えてなし崩しを装ってあてがったのかもしれないけど。
結果として、今、部署のそのシステムに何か手を加えようとすると、彼がエキスパートたちと連絡を取り合って作業してくれる。
だから今、彼は部で貴重な存在といっても過言ではない。まあ、勉強すりゃ俺とかでもできることではあるんだろうけど、それでも、何にも使えない人を抱えるより、断然有効なだと思った。
まあ、本人と話すと相変わらずクドくてまどろっこしいことも多いし、「おバカだなー」と思うこともある。
でも以前目についていた、「俺はデキるんだゼ」的な態度がだいぶ減衰し、謙虚な態度の方が強くなってきたように感じられる。だから俺も以前ほど彼のことを色眼鏡では見なくなってきた。
あまり打算的な考え方を書くと俺自身の人間性疑われそうだけど (^-^;;、少なくとも同僚として付き合う分には、使いどころがあるというか、邪険にする理由がないというか。そんなところかな。プライベートのことは知らんけど。ま、彼も島流しという修羅場を経たことで成長したってことだと解釈している。
それより俺としては、今はリーダーの方がホットだね。修羅場らしきものがあっても成長せんからなあ、あの御仁は (′Д`;。
nobilesの投稿(01:19:05-2012-02-25) -
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