NOBILES Days
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今、自宅の大規模リフォームを計画している。4社から見積を取った。
各社に特徴があって実に興味深い。大して内容に違いがなくても（俺らがよく分かってないだけかもしれないが）最安と最高で3割以上の金額の開きがあった。
それ以上に、一番インパクトがあったことがある。
見積のための現地調査は普通、営業担当が1人で来るが、ある会社だけは営業担当に加え、コーディネーターと建築士の3人でやってきた。
また、他社はまず座って話すことから始めるが、3人は「まずは現場」とばかりに、伝えてあった改装予定の場所を巡っては、わいわい話しながらこちらの要望を聞いてはどんどんアイディアを出していくというようなスタイルだった。
こういうスタイルがイヤな人もいるかもしれないが、俺らにはハマった。わいわいするだけじゃなく、ちゃんと話を聞いてくれるからだ。しかも、そこの見積もりが圧倒的に安価だったから、迷わず決めた。見積に、改装イメージの3D画像まで付けていたのはこの会社だけだった。
夏頃までにはリフォームを完了させたい。大変ではあるのだが、彼らと一緒に作り上げるのは楽しい作業に違いない。
さて、今年1発目の物欲日記の続き。
…俺はヨメさんの新しいDAP...ディジタルオーディオプレイヤーに影響されて（自分が贈ったんだけどw。望まれたとは言え）、自分用のDAPを物色していた。
そろそろネタバレ…この写真の前後入れ替え版
(PentaxK-3, PentaxFA77mmLimitedF1.8, 1/60sec, F3.5, ISO1600)
その過程で、自分のこだわりの一つに「アルバムジャケット画像」があることに気づいた。
俺は基本的に、ほぼ全ての音楽データに、そこそこ高解像度のジャケット画像を貼り付けてきた。「それを含めてリッピングだ」とさえ思っている。なのに、それが微妙な画質でしか表示されない事態は残念で仕方がない。
だがDAPは本来、良い音での音楽再生が目的であるので、ディスプレイは「選曲できれば良い」という考え方が各社根強いように思う。
例えば、そもそもこの物欲のきっかけとなったヨメさんのPioneer XDP-20の兄弟機となるOnkyo DP-S1Aにも心惹かれたのだが、320×240というあまりに低いディスプレイ性能ゆえに選考から外してしまった。その他の機種も800×480あたりが主流で、いわゆる「Retina」に相当する、スマホ並みのスクリーンを持つ機種はほとんどなかった。
そんな時、名前を聞いたことのないメーカーのDAPの写真が目に止まった。
☆HiBy Music R6☆
前面ほとんどを画面が覆い尽くすほどのデザイン。なかなか綺麗でシンプルな、男くさくない外観で良い。1280×768pixelsで300dpiの解像度のディスプレイだという。こんなプレーヤーがあるのか！
だが、製品画像は明らかにCGっぽい。なんだか胡散臭ささえ漂う。ほんとにこんなに綺麗なのか？
ググってみるといくつかレビューが出てきた。日本人でも、国内代理店が付く前に買っている人がいた。実物も本当に良いハードウェアのようだ。ポータブルオーディオのイベントに参加した誰かの個人ツイートで「完成度が高くて納得いかないw」なんて流れてる。ほほう。
もちろん、デュアルモノ構成でDAPから出力まで左右チャンネル分離してるし、LPFやアンプは「鉄板」と言えるような手堅い構成だ。OSはかなり素に近いAndroidのようだ。だから今後サブスクリプションサービスなどの利用が増えた時にも対応できるし、Bluetoothなども柔軟に使えそうだ。
どうやら、もともと他の中国のポータブルオーディオメーカーにインターフェース部の提供をしていた会社だそうだ。先述のFiiOや、Questyleなんかも提供を受けていた。そこが満を持して自社ブランドで出す最初のDAP、ということだ。製品化にあたり、クラウドファンディングに掛けて開発を進めたようだ。
しかも、開発拠点が東莞（どんがん）だという。東莞といえば前職の拠点があって出張したこともあるから懐かしい。しかも今も同期が赴任している。
冒険してみるならこの機種じゃないか？
2ヶ月ほどの物色期間があったのに、最後はかなり衝動的に、知ってから数日で発注しちまった！
The Package of HiBy Music R6
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/100sec, F1.8, ISO1600)
キタ。IYH。
いや、ここは冷静に製品観察ということで。
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/3sec, F7.1, ISO800)
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/4sec, F5.6, ISO800)
予想以上に質感は高い。iPhone並みとは流石にいかないが、アルミ製のボディは精度良く出来ていて密度感も高い。USB-Cコネクター付近にわずかに隙間があるが、一昔前の中華製品からは信じられないほどの精度と高級感だ。
ちなみにこの製品には、ステンレススチール削り出しボディの上位機種R6SSが存在し、値段も1万円ほど高いのだが、中身は全く同じで100g以上重たいというし、もともと「漢は黙ってクロ」という主義なので、150gほどの質量のこのアルミボディのブラックにした。
さらに言えば、SSのさらに上位として、同一サイズを保ったままφ4.4mmのバランス端子を搭載し、アナログ回路を大幅にパワーアップしたR6Proという機種も既に開発発表されていたが、きっと価格が10万の声を聞きそうだし、そもそも「待ってられない」状態（←衝動じゃんw）だったので、見送った。
（2/21 R6Pro正式発表）
え？？R6Pro、9万弱なの？しかも、俺が買ったアルミのR6は3月から8000円も値下げだって (′Д`;？？
...いや、いい。もともと予算は5万前後だったんだし、早く買ったこの1ヶ月はプライスレス！
...閑話休題。箱開けたとこだったね。
はやる気持ちを抑えて、R6をMacProにUSBで接続する。点灯したディスプレイはかなり美しい。これまた期待以上だ。
...アレ？マウントされないな。何分か格闘したが、一向にMacにドライブとして認識されないので、R6のメニューにあった「WiFi経由で転送」を使ってとりあえずお気に入りのアルバムいくつかを内部ストレージに入れた。
そのあと数時間で分かったことだけど、AndroidってMacには標準ではマウントされないんだね。Android転送アプリ的なものをMac側にいれると、そのソフト内でアクセスできるというわけだ。しかし、これが一旦コピーしたもののフォルダー間移動さえできない不便なソフトだった。これはHiByというより、Androidゆえだけど。
microSDを介してもいいが、この機種はカード紛失を防ぐ目的で、スマホのSIMカードを入れるような形態でSDカードを収納するので、転送のたびにそれを開閉するのも面倒くさい。また、Macでファイルコピーすると、Mac固有のリソースフォークまでコピーされてしまう。ほとんど実害はないけどいちいち鬱陶しい。
Macと組み合わせて使う分には、普通にマウントできるOnkyo/Pioneerの方が便利だ。
...話がなかなか先に進まないな！
なんとか、曲を転送し終わったところで...こういう初モノのオーディオを使う時、いつもなら我が家のリファレンスヘッドフォンであるSONY MDR-CD3000にご登場いただくところなのだが、このHiBy R6のウリのひとつはφ2.5mm端子のバランス出力だ。ここは、元Shure SE530のカスタムイヤフォンを、予め購入しておいたφ2.5mmのバランスケーブルに換装して初リスニングといこう。
HiBy Music R6 + SE530Custom + Luminox Audio LNA Reflection + Bjork “Biophilia”
(PentaxK-3, PentaxFA77mmLimitedF1.8, 2.5sec, F9.0, ISO100)
うんうん、このケーブルも良く似合うじゃないか
おおおお...
一聴して音の粒立ちが良い。雑味が落とされて、すっきりとして各楽器の定位が明確で見通しがいい。
全体として誇張なく真面目に鳴らしている印象だ。各所のツイートどおり、全然「冒険機種」じゃなかった！いい意味で。
そして、最後に俺がこだわったジャケット表示。...単純にかっこいい！特に、ロック画面での全面表示がクールだ。ジャケットの中心付近が縦長の画面いっぱいに拡大され、オーバーレイで、時刻の下に曲名とアーティスト名も表示される。無意味にスクリーンロックして眺めたくなる。
HiBy Music R6 + Radius W n°3 + Radius HC-PCC25K + Jamiroquai “Automaton”
(PentaxK-3, PentaxDA16-45mmF4(31.0mm), 1/3sec, F11.0, ISO1600)
R6の内蔵メモリー64GBと、事前に用意していた256GBのmicroSDを合わせた320GBに、リハ音源などを除いたiTunesライブラリーが丸ごと収まった。
だが、これだけ音が良いと現在は昔のまま不可逆圧縮音源（mp3やAACなど）になっている曲もどんどん可逆圧縮（いわゆるロスレス）音源か、非圧縮音源に刷新していきたくなってくる。さらに容量が大きいSDが欲しくなるのは時間の問題だな。
そんなわけで、次回は使い始めてから約1ヶ月経ったR6の現況をリポートしたい（つづくの？？）。
各社に特徴があって実に興味深い。大して内容に違いがなくても（俺らがよく分かってないだけかもしれないが）最安と最高で3割以上の金額の開きがあった。
それ以上に、一番インパクトがあったことがある。
見積のための現地調査は普通、営業担当が1人で来るが、ある会社だけは営業担当に加え、コーディネーターと建築士の3人でやってきた。
また、他社はまず座って話すことから始めるが、3人は「まずは現場」とばかりに、伝えてあった改装予定の場所を巡っては、わいわい話しながらこちらの要望を聞いてはどんどんアイディアを出していくというようなスタイルだった。
こういうスタイルがイヤな人もいるかもしれないが、俺らにはハマった。わいわいするだけじゃなく、ちゃんと話を聞いてくれるからだ。しかも、そこの見積もりが圧倒的に安価だったから、迷わず決めた。見積に、改装イメージの3D画像まで付けていたのはこの会社だけだった。
夏頃までにはリフォームを完了させたい。大変ではあるのだが、彼らと一緒に作り上げるのは楽しい作業に違いない。
さて、今年1発目の物欲日記の続き。
…俺はヨメさんの新しいDAP...ディジタルオーディオプレイヤーに影響されて（自分が贈ったんだけどw。望まれたとは言え）、自分用のDAPを物色していた。
そろそろネタバレ…この写真の前後入れ替え版
(PentaxK-3, PentaxFA77mmLimitedF1.8, 1/60sec, F3.5, ISO1600)
その過程で、自分のこだわりの一つに「アルバムジャケット画像」があることに気づいた。
俺は基本的に、ほぼ全ての音楽データに、そこそこ高解像度のジャケット画像を貼り付けてきた。「それを含めてリッピングだ」とさえ思っている。なのに、それが微妙な画質でしか表示されない事態は残念で仕方がない。
だがDAPは本来、良い音での音楽再生が目的であるので、ディスプレイは「選曲できれば良い」という考え方が各社根強いように思う。
例えば、そもそもこの物欲のきっかけとなったヨメさんのPioneer XDP-20の兄弟機となるOnkyo DP-S1Aにも心惹かれたのだが、320×240というあまりに低いディスプレイ性能ゆえに選考から外してしまった。その他の機種も800×480あたりが主流で、いわゆる「Retina」に相当する、スマホ並みのスクリーンを持つ機種はほとんどなかった。
そんな時、名前を聞いたことのないメーカーのDAPの写真が目に止まった。
☆HiBy Music R6☆
前面ほとんどを画面が覆い尽くすほどのデザイン。なかなか綺麗でシンプルな、男くさくない外観で良い。1280×768pixelsで300dpiの解像度のディスプレイだという。こんなプレーヤーがあるのか！
だが、製品画像は明らかにCGっぽい。なんだか胡散臭ささえ漂う。ほんとにこんなに綺麗なのか？
ググってみるといくつかレビューが出てきた。日本人でも、国内代理店が付く前に買っている人がいた。実物も本当に良いハードウェアのようだ。ポータブルオーディオのイベントに参加した誰かの個人ツイートで「完成度が高くて納得いかないw」なんて流れてる。ほほう。
もちろん、デュアルモノ構成でDAPから出力まで左右チャンネル分離してるし、LPFやアンプは「鉄板」と言えるような手堅い構成だ。OSはかなり素に近いAndroidのようだ。だから今後サブスクリプションサービスなどの利用が増えた時にも対応できるし、Bluetoothなども柔軟に使えそうだ。
どうやら、もともと他の中国のポータブルオーディオメーカーにインターフェース部の提供をしていた会社だそうだ。先述のFiiOや、Questyleなんかも提供を受けていた。そこが満を持して自社ブランドで出す最初のDAP、ということだ。製品化にあたり、クラウドファンディングに掛けて開発を進めたようだ。
しかも、開発拠点が東莞（どんがん）だという。東莞といえば前職の拠点があって出張したこともあるから懐かしい。しかも今も同期が赴任している。
冒険してみるならこの機種じゃないか？
2ヶ月ほどの物色期間があったのに、最後はかなり衝動的に、知ってから数日で発注しちまった！
The Package of HiBy Music R6
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/100sec, F1.8, ISO1600)
キタ。IYH。
いや、ここは冷静に製品観察ということで。
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/3sec, F7.1, ISO800)
(PentaxK-3, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 1/4sec, F5.6, ISO800)
予想以上に質感は高い。iPhone並みとは流石にいかないが、アルミ製のボディは精度良く出来ていて密度感も高い。USB-Cコネクター付近にわずかに隙間があるが、一昔前の中華製品からは信じられないほどの精度と高級感だ。
ちなみにこの製品には、ステンレススチール削り出しボディの上位機種R6SSが存在し、値段も1万円ほど高いのだが、中身は全く同じで100g以上重たいというし、もともと「漢は黙ってクロ」という主義なので、150gほどの質量のこのアルミボディのブラックにした。
さらに言えば、SSのさらに上位として、同一サイズを保ったままφ4.4mmのバランス端子を搭載し、アナログ回路を大幅にパワーアップしたR6Proという機種も既に開発発表されていたが、きっと価格が10万の声を聞きそうだし、そもそも「待ってられない」状態（←衝動じゃんw）だったので、見送った。
（2/21 R6Pro正式発表）
え？？R6Pro、9万弱なの？しかも、俺が買ったアルミのR6は3月から8000円も値下げだって (′Д`;？？
...いや、いい。もともと予算は5万前後だったんだし、早く買ったこの1ヶ月はプライスレス！
...閑話休題。箱開けたとこだったね。
はやる気持ちを抑えて、R6をMacProにUSBで接続する。点灯したディスプレイはかなり美しい。これまた期待以上だ。
...アレ？マウントされないな。何分か格闘したが、一向にMacにドライブとして認識されないので、R6のメニューにあった「WiFi経由で転送」を使ってとりあえずお気に入りのアルバムいくつかを内部ストレージに入れた。
そのあと数時間で分かったことだけど、AndroidってMacには標準ではマウントされないんだね。Android転送アプリ的なものをMac側にいれると、そのソフト内でアクセスできるというわけだ。しかし、これが一旦コピーしたもののフォルダー間移動さえできない不便なソフトだった。これはHiByというより、Androidゆえだけど。
microSDを介してもいいが、この機種はカード紛失を防ぐ目的で、スマホのSIMカードを入れるような形態でSDカードを収納するので、転送のたびにそれを開閉するのも面倒くさい。また、Macでファイルコピーすると、Mac固有のリソースフォークまでコピーされてしまう。ほとんど実害はないけどいちいち鬱陶しい。
Macと組み合わせて使う分には、普通にマウントできるOnkyo/Pioneerの方が便利だ。
...話がなかなか先に進まないな！
なんとか、曲を転送し終わったところで...こういう初モノのオーディオを使う時、いつもなら我が家のリファレンスヘッドフォンであるSONY MDR-CD3000にご登場いただくところなのだが、このHiBy R6のウリのひとつはφ2.5mm端子のバランス出力だ。ここは、元Shure SE530のカスタムイヤフォンを、予め購入しておいたφ2.5mmのバランスケーブルに換装して初リスニングといこう。
HiBy Music R6 + SE530Custom + Luminox Audio LNA Reflection + Bjork “Biophilia”
(PentaxK-3, PentaxFA77mmLimitedF1.8, 2.5sec, F9.0, ISO100)
うんうん、このケーブルも良く似合うじゃないか
おおおお...
一聴して音の粒立ちが良い。雑味が落とされて、すっきりとして各楽器の定位が明確で見通しがいい。
全体として誇張なく真面目に鳴らしている印象だ。各所のツイートどおり、全然「冒険機種」じゃなかった！いい意味で。
そして、最後に俺がこだわったジャケット表示。...単純にかっこいい！特に、ロック画面での全面表示がクールだ。ジャケットの中心付近が縦長の画面いっぱいに拡大され、オーバーレイで、時刻の下に曲名とアーティスト名も表示される。無意味にスクリーンロックして眺めたくなる。
HiBy Music R6 + Radius W n°3 + Radius HC-PCC25K + Jamiroquai “Automaton”
(PentaxK-3, PentaxDA16-45mmF4(31.0mm), 1/3sec, F11.0, ISO1600)
R6の内蔵メモリー64GBと、事前に用意していた256GBのmicroSDを合わせた320GBに、リハ音源などを除いたiTunesライブラリーが丸ごと収まった。
だが、これだけ音が良いと現在は昔のまま不可逆圧縮音源（mp3やAACなど）になっている曲もどんどん可逆圧縮（いわゆるロスレス）音源か、非圧縮音源に刷新していきたくなってくる。さらに容量が大きいSDが欲しくなるのは時間の問題だな。
そんなわけで、次回は使い始めてから約1ヶ月経ったR6の現況をリポートしたい（つづくの？？）。
nobilesの投稿(01:14:13-2019-02-28) -
カテゴリ: Music
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