NOBILES Days
Jump to navigationToward The Shining Future 13
数日前にさりげなく写真だけ載せていたが、Apple Magic Mouseを買った。
Apple Magic Mouse & Mighty Mouse
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/80sec, F2.8, ISO800)
まあ、例によって楽天ポイントが溜まっていたからそれを利用した。以前使っていた、後方に写っているMighty Mouseの上部についているトラックボールにホコリがすぐ溜まって、クリーニングしないとろくに使えなくなってしまう事にストレスを感じていたので、興味のあった新製品に行ってみた。
AppleはiPodでも何でも、どんどん可動部分を減らしていっている。まさにこれもそうで、トラックボールがなくなり、タッチセンサーになっている。
以前、同じようにスクロールホイールをタッチセンサーにした製品を会社で使っていたが、かなり使いづらかった記憶が購入に対して足を引っ張っていた。
だが、実際に使ってみると、さすがiPhoneなどでタッチセンサーの可能性を拡げたAppleである。違和感のない操作感には満足しているし、センサーの上の指のいろいろな動きに機能を割り当てられるのも便利だ。デザインも美しい。ただ、そのエッジが指の腹に当たって少々痛いのが難点かな。
さて、転職顛末記も第十三弾だ。
13. Sirius [焼き焦がすもの]
2009年10月。「退院して即自宅の引っ越し」というハードな前半2週間を過ごし、右足には体重もかけられないという惨状によって、後半2週間には転職活動も急速にテンションが落ちてしまった。
11月に入ると、右膝を曲げるリハビリが始まった。
ちょうどこの頃、現職の会社から質問の電話やメールがチラホラと来ていた。復帰を心待ちにしているという言葉はとても嬉しかった。だが一方で...その仕事内容には既に情熱を傾けられなくなっている自分を感じざるを得なかった。
かと言って転職活動再開の目処も立たない状況では、再び暗澹たる気持ちに陥るしかなかった。
こうして、俺はまたしても暗闇の中に紛れ込みそうになっていた。
だが。
心を揺さぶる出来事が起きた。眠りかけた俺の心を一瞬にして燃えたぎらせるような、そんな出来事だ。
それは暇を持て余して、いつものようにMacの前に座った時のことだ。有象無象の転職メールマガジンがどっさり届いて、またウンザリした気分になった。
が、その中に少し雰囲気の違うメールが混じっていた。転職仲介会社「R」の、あの眠そうな目のエージェントからだった。
しかし、きっとまた他のメールと同様、有象無象の求人の紹介かと思い、一瞥して捨てようと思ったその時だった。
「まだ、あの企業がテクニカルライターの募集を続けています。」
...目を疑った。
1ヶ月半前にチャンスが潰えたと思った会社。実は、まだ適合者が現れていなかった。
「もし、退院されて動けるようになっているのなら、再チャレンジしてみませんか。」
心が躍った。チャンスは潰れていなかった。たしかに、転職スゴロクで例えるなら「無期限休み」を喰らっていたようなものだろう。でも、それは「振り出しに戻る」ではなかったのだ。本当に、そのコマに止まったままだった。
そして、身体の奥底からメラメラと燃えるものがわき上がるのを感じた。
一も二もない。チャレンジしよう。
松葉杖を使えば、もう動けるのだから。
俺はすぐに返事を返した。
答えはもちろん、YESだ。
そして、11/4。
1ヶ月半ぶりの本格的な外出は、適性検査を受けるためのものとなった。
あの日、適性検査を翌日に控えながら絶望的な怪我を負って止まった時計が、再び動き出した。
約2ヶ月ぶりに、俺はスゴロクのサイを振った。
つづく。
Apple Magic Mouse & Mighty Mouse
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/80sec, F2.8, ISO800)
まあ、例によって楽天ポイントが溜まっていたからそれを利用した。以前使っていた、後方に写っているMighty Mouseの上部についているトラックボールにホコリがすぐ溜まって、クリーニングしないとろくに使えなくなってしまう事にストレスを感じていたので、興味のあった新製品に行ってみた。
AppleはiPodでも何でも、どんどん可動部分を減らしていっている。まさにこれもそうで、トラックボールがなくなり、タッチセンサーになっている。
以前、同じようにスクロールホイールをタッチセンサーにした製品を会社で使っていたが、かなり使いづらかった記憶が購入に対して足を引っ張っていた。
だが、実際に使ってみると、さすがiPhoneなどでタッチセンサーの可能性を拡げたAppleである。違和感のない操作感には満足しているし、センサーの上の指のいろいろな動きに機能を割り当てられるのも便利だ。デザインも美しい。ただ、そのエッジが指の腹に当たって少々痛いのが難点かな。
さて、転職顛末記も第十三弾だ。
13. Sirius [焼き焦がすもの]
2009年10月。「退院して即自宅の引っ越し」というハードな前半2週間を過ごし、右足には体重もかけられないという惨状によって、後半2週間には転職活動も急速にテンションが落ちてしまった。
11月に入ると、右膝を曲げるリハビリが始まった。
ちょうどこの頃、現職の会社から質問の電話やメールがチラホラと来ていた。復帰を心待ちにしているという言葉はとても嬉しかった。だが一方で...その仕事内容には既に情熱を傾けられなくなっている自分を感じざるを得なかった。
かと言って転職活動再開の目処も立たない状況では、再び暗澹たる気持ちに陥るしかなかった。
こうして、俺はまたしても暗闇の中に紛れ込みそうになっていた。
だが。
心を揺さぶる出来事が起きた。眠りかけた俺の心を一瞬にして燃えたぎらせるような、そんな出来事だ。
それは暇を持て余して、いつものようにMacの前に座った時のことだ。有象無象の転職メールマガジンがどっさり届いて、またウンザリした気分になった。
が、その中に少し雰囲気の違うメールが混じっていた。転職仲介会社「R」の、あの眠そうな目のエージェントからだった。
しかし、きっとまた他のメールと同様、有象無象の求人の紹介かと思い、一瞥して捨てようと思ったその時だった。
「まだ、あの企業がテクニカルライターの募集を続けています。」
...目を疑った。
1ヶ月半前にチャンスが潰えたと思った会社。実は、まだ適合者が現れていなかった。
「もし、退院されて動けるようになっているのなら、再チャレンジしてみませんか。」
心が躍った。チャンスは潰れていなかった。たしかに、転職スゴロクで例えるなら「無期限休み」を喰らっていたようなものだろう。でも、それは「振り出しに戻る」ではなかったのだ。本当に、そのコマに止まったままだった。
そして、身体の奥底からメラメラと燃えるものがわき上がるのを感じた。
一も二もない。チャレンジしよう。
松葉杖を使えば、もう動けるのだから。
俺はすぐに返事を返した。
答えはもちろん、YESだ。
そして、11/4。
1ヶ月半ぶりの本格的な外出は、適性検査を受けるためのものとなった。
あの日、適性検査を翌日に控えながら絶望的な怪我を負って止まった時計が、再び動き出した。
約2ヶ月ぶりに、俺はスゴロクのサイを振った。
つづく。
nobilesの投稿(23:01:18-2010-03-07) -
カテゴリ: Change Job
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