NOBILES Days
Jump to navigationToward The Shining Future 8
いよいよ到来した花粉シーズン。例年どおり、年明けには耳鼻科に行って薬をもらってきて服用しはじめ、飛散に備えた。
しかし、ニュースで「飛散が始まりました」と報じられたその日にはくしゃみが連発した。
今年、俺にとって何が違うかというと、杉の多い地域に引っ越してしまったことだ。飛散が始まると同時に飲む錠数を増やしたので、多少症状は軽くなったし、マスクをするようになったので楽になっているのだが、目のかゆみがきつい。これからの2〜3ヶ月...その頃には新しい会社に行っている...どうにか花粉とうまくつき合っていかなければならない。
さて、転職顛末記第八弾。
8. The Agent [エージェント]
*** Back Number ***
1. The Start [きっかけ]
2. Left Alone [取り残されて]
3. Go From One Fair To Another [転職フェアはしご]
4. The Bog [泥沼]
5. Realize [気づき]
6. Beaten Up [こてんぱん]
7. The Sadist [サディスト]
時計は9/3だ。転職エージェント最大手Rの、眠そうな目をした細身の若い男性エージェントとの面談が始まった。
Skagen & IWC & Swatch
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/15sec, F5.0, ISO400)
再登場のこのSkagen。実はこの頃に購入したものだ。まだまだ真夏の暑さの中、皮バンドのIWCの代わりに転職活動にも使えるようにと思ったのだ。
ちなみに、これを購入した楽天内のショップはその2ヶ月後倒産したらしく、楽天から品物が到着したかどうかの確認メールが来た (′Д`;。
閑話休題。
前日の「D」のリス女のガツガツ削るようなトークと比べると、じっくり俺の話を聞くという感じで、そこからして大分雰囲気が違う。あまりにタメがあり過ぎて「あれ？会話成立してる？」と不安になるほどだ (´Д｀;。
しかし、一通り話を聞いてから彼は切り出した。
「あなたは、転職によって何を叶えたいですか？まだまだ迷いが見えます。絞りきれていないのではないでしょうか。全てを満たす転職などは、まずあり得ません。」
確かに...新しいチャレンジをしたいという思いが強くなってはいたが、収入や...手当などの職場環境を失いたくないという思いが渦巻いていたのは確かだと思う。それをしっかり見透かされたようだ。...や、バレバレか (^_^;。
「マニュアルということですと...件数自体が少ないですね。年に数回あるかどうかという感じで。今あるのは...これくらいですかね。」
出された求人票は、前日「D」でも出されたものだった。
...あー、そうかなるほど。これでまた前日同様「TOEIC850点必要だ、お前みたいな英語力で応募できねーよ！」って言われるオチか。
そうですかそうですか、
ならもうこっちから言ってやる。どーせダメなんだろ！？
「ああ、いいなぁ、これ。でも、TOEIC850点必要なんですよね？」←やっぱり結局弱腰
だが。
「そんなことないですよ。応募できるんじゃないですか？」
えっ？
呆気にとられる。だって、「D」ではコテンパンだったのだ。
これはこういうことだ。
求人票には二つの条件が書いてあった。
・製品の設計に2年以上従事していた者
・TOEIC850点以上の者
この条件のうち、一つを満たせば応募ができたのだった。
両方は必要なかったのだ。
...おいおいー、「D」のリス女！ちゃんと求人票読んだか！？
リス女への怒りが込み上げてセリフを失った俺。多分、そんな気持ちとは知らないエージェントは、その俺の表情が微妙だと思ったのか、
「まあ、あなたに向いていると思われる求人票を検索して見てみませんか。こちらの端末で見れますので、それらを見てみて考えてみるのも良いのではないでしょうか？」
そんなわけで、エージェントは退席して、しばらく一人で端末を見ることになった。
でも、先ほどもエージェントが言ったように、マニュアル関係の求人はほとんどなく、結局電気技術者というジャンルの求人を見ていくこととなった。
だけど、正直心に響くものはなかった。
いくつか、「これなら」というものをピックアップしてプリントアウトし、その日は帰ることになった。
完全に打ちのめされた前日と違い、かなり前向きに進めてくれるエージェントの話に、気持ちも少し軽くなった。
いや、それだけじゃない。...実は家に着く頃には、俺の頭はある思いに支配されつつあった。
つづく。
しかし、ニュースで「飛散が始まりました」と報じられたその日にはくしゃみが連発した。
今年、俺にとって何が違うかというと、杉の多い地域に引っ越してしまったことだ。飛散が始まると同時に飲む錠数を増やしたので、多少症状は軽くなったし、マスクをするようになったので楽になっているのだが、目のかゆみがきつい。これからの2〜3ヶ月...その頃には新しい会社に行っている...どうにか花粉とうまくつき合っていかなければならない。
さて、転職顛末記第八弾。
8. The Agent [エージェント]
*** Back Number ***
1. The Start [きっかけ]
2. Left Alone [取り残されて]
3. Go From One Fair To Another [転職フェアはしご]
4. The Bog [泥沼]
5. Realize [気づき]
6. Beaten Up [こてんぱん]
7. The Sadist [サディスト]
時計は9/3だ。転職エージェント最大手Rの、眠そうな目をした細身の若い男性エージェントとの面談が始まった。
Skagen & IWC & Swatch
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/15sec, F5.0, ISO400)
再登場のこのSkagen。実はこの頃に購入したものだ。まだまだ真夏の暑さの中、皮バンドのIWCの代わりに転職活動にも使えるようにと思ったのだ。
ちなみに、これを購入した楽天内のショップはその2ヶ月後倒産したらしく、楽天から品物が到着したかどうかの確認メールが来た (′Д`;。
閑話休題。
前日の「D」のリス女のガツガツ削るようなトークと比べると、じっくり俺の話を聞くという感じで、そこからして大分雰囲気が違う。あまりにタメがあり過ぎて「あれ？会話成立してる？」と不安になるほどだ (´Д｀;。
しかし、一通り話を聞いてから彼は切り出した。
「あなたは、転職によって何を叶えたいですか？まだまだ迷いが見えます。絞りきれていないのではないでしょうか。全てを満たす転職などは、まずあり得ません。」
確かに...新しいチャレンジをしたいという思いが強くなってはいたが、収入や...手当などの職場環境を失いたくないという思いが渦巻いていたのは確かだと思う。それをしっかり見透かされたようだ。...や、バレバレか (^_^;。
「マニュアルということですと...件数自体が少ないですね。年に数回あるかどうかという感じで。今あるのは...これくらいですかね。」
出された求人票は、前日「D」でも出されたものだった。
...あー、そうかなるほど。これでまた前日同様「TOEIC850点必要だ、お前みたいな英語力で応募できねーよ！」って言われるオチか。
そうですかそうですか、
ならもうこっちから言ってやる。どーせダメなんだろ！？
「ああ、いいなぁ、これ。でも、TOEIC850点必要なんですよね？」←やっぱり結局弱腰
だが。
「そんなことないですよ。応募できるんじゃないですか？」
えっ？
呆気にとられる。だって、「D」ではコテンパンだったのだ。
これはこういうことだ。
求人票には二つの条件が書いてあった。
・製品の設計に2年以上従事していた者
・TOEIC850点以上の者
この条件のうち、一つを満たせば応募ができたのだった。
両方は必要なかったのだ。
...おいおいー、「D」のリス女！ちゃんと求人票読んだか！？
リス女への怒りが込み上げてセリフを失った俺。多分、そんな気持ちとは知らないエージェントは、その俺の表情が微妙だと思ったのか、
「まあ、あなたに向いていると思われる求人票を検索して見てみませんか。こちらの端末で見れますので、それらを見てみて考えてみるのも良いのではないでしょうか？」
そんなわけで、エージェントは退席して、しばらく一人で端末を見ることになった。
でも、先ほどもエージェントが言ったように、マニュアル関係の求人はほとんどなく、結局電気技術者というジャンルの求人を見ていくこととなった。
だけど、正直心に響くものはなかった。
いくつか、「これなら」というものをピックアップしてプリントアウトし、その日は帰ることになった。
完全に打ちのめされた前日と違い、かなり前向きに進めてくれるエージェントの話に、気持ちも少し軽くなった。
いや、それだけじゃない。...実は家に着く頃には、俺の頭はある思いに支配されつつあった。
つづく。
nobilesの投稿(22:29:37-2010-03-02) -
カテゴリ: Change Job
コメント
No comments yet
コメントを追加
トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)TrackBack URL
DISALLOWED (TrackBack)
メインページ
Calendar
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
NewEntries
最新COMMENTS
■20-07-11 21:47>ああ、あのeh
■20-07-10 01:07>そうです、予
■20-07-09 22:36>あっ、ショー
■20-07-06 07:27>50-34のチェ�
■18-01-05 00:53>おやこれはぱ
■18-01-04 23:56>手出しちゃっ
■15-07-27 23:21>おっと、今か
■15-07-22 11:40>良質な小説読
■15-02-21 09:29>おや、どなた
■15-02-20 08:05>ほー、勉強に
カテゴリ
- All
- Bicycle
- Breast Cancer
- Change Job
- Formula-One
- Gourmet
- Injury
- Mac
- Main
- Monaco
- Music
- Peugeot
- Photo
- Travel
Archives
My Links
NOBILES Web検索
プロフィール
RSS対応
RSS v2.0
RSS v0.91
RSS v1.0
管理
管理室へ携帯用ブログ
携帯用URL