NOBILES Days
Jump to navigationToward The Shining Future 14
ご閲覧下さっている賢明な読者各位においては既にお馴染みのことと思うが、利用しているこのblogのシステムがウンチ過ぎて、せっかく大量の駄文を垂れ流しても閲覧性が低くて堪らない。
他へ移したいところだが、NOBILESのドメイン名になっているのを手放すのも惜しい。
とりあえず、この転職顛末記も大分ビッグボリュームになって来たのでカテゴリー化の上、酔狂なことに、各エントリーへわざわざサブタイトルまで付与してみた。
Redbull (拡大はなし）
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/13sec, F8.0, ISO800)
転職顛末記第十四弾。
14. The Wings Given [授けられた翼]
*** Back Number ***
1. The Start [きっかけ]
2. Left Alone [取り残されて]
3. Go From One Fair To Another [転職フェアはしご]
4. The Bog [泥沼]
5. Realize [気づき]
6. Beaten Up [こてんぱん]
7. The Sadist [サディスト]
8. The Agent [エージェント]
9. The Application [応募]
10. Pass [通過]
11. Destroyed [破壊されて]
12. Dark Age [暗黒時代]
13. Sirius [焼き焦がすもの]
2009年9月。
念願のテクニカルライターの求人の一次面接に行けることまで決まっていながら俺は、右足の大怪我によってそれを棒に振ったと思われた。
しかし、1ヶ月以上経過してもまだその企業は募集を続けていると、転職エージェントから知らされた。「動けるようになっているのなら、再チャレンジしませんか」とも。
「現職に復帰するまでは転職活動をしない」と心に決めていた俺だったが、こればかりは別だった。怪我によって失ったものを取り戻せるかもしれないチャンスを得たのだ。
11/4。怪我以来初めての本格的な外出は、面接に先立つ、適性検査となった。
先日も述べたように、適性検査は専門の機関の会場のPCで行う、知能試験と性格診断のようなものだった。
松葉杖をつき、東京の中心に電車を乗り継ぎ、向かう。約2ヶ月ぶりだ。
足のハンディを考慮して40分以上時間に余裕を持って出かけたはずなのだが、都心の地下鉄は全くもってアンチバリアフリーで、その余裕の大半を浪費した。
一般人のスピードに正直恐怖を覚えつつ、なんとか竹橋の会場まで辿り着く。
気合を入れようと、すぐ近くのコンビニで栄養ドリンクを買おうと思った。勝負なので、それなりに高いものにしようと思ったのだが...なんとなくRedbullにしてしまった。多分、直前にF-1が閉幕していて、Redbull勢の圧倒的な3連勝を目の当たりにしていたことと無関係ではないと思う。すごい宣伝効果だな。
会場は殺風景な雑居ビルの5階だったと思う。
エレベーターを降りると、活気のない塾のような雰囲気で静まり返っている。
20〜30畳程度のスペースの左側にカウンターがあって、スーツ姿の男女一人ずつが受付として立っていた。右側は待合スペースのようで、パイプ椅子が申し訳程度に数脚並べられていた。
奥にはロッカーがあって、ここに荷物を置き、右奥の扉の先の検査会場に向かうようだ。
転職支援会社「D」や「R」と同様無駄がなくて殺風景なのは変わらないが、特に高級感を出そうとしていない分、余計に殺風景感の拍車がかかっている気がした。
あ、Redbull飲む暇ねーじゃん、と気付き、受付のねーちゃんに断って待合スペースでゆっくり飲んだ。体に染み込んでいくような自己暗示をかける。
改めて受付をして、荷物をロッカーに入れて検査会場に入る。
まさに塾の教室のような雰囲気の部屋だが、机には一人一人に仕切りが付けられ、ノートPCが置かれていた。ヘッドフォンのようなものも置かれていたのでリスニングもあるのかと思いきや、単に集中するための耳あてだった。
俺の席は部屋の左端やや後方を指定された。一応、応募企業・職種によって問題が違うようだ。
検査自体は、自分で勝手にそのPCにログインして始めればよかった。
かつて高校受験時代、受験マシーンだったこの俺。徹底的に私情を排するため、こうした試験前のコンセントレーションには少し時間をかける。
そして試験の間は目の前の問題以外に思考回路を割かないようにする。
しかし、問題の右上に時間の円グラフが表示されるのが気になる。ある問題に少し熟慮の時間を割くと、すぐに赤いグラフが俺の位置である緑のグラフに迫ってくるのだ。
それでも、無事時間内に全問を回答し終えて会場を出た。病欠のお気楽生活を送っていた身にはこたえた。でもまあ、ベストは出せたという充実感だった。
おお、Redbull効くじゃんとこの時思って以来、何か勝負の時はRedbullを飲むようになったのだ。
つづく。
他へ移したいところだが、NOBILESのドメイン名になっているのを手放すのも惜しい。
とりあえず、この転職顛末記も大分ビッグボリュームになって来たのでカテゴリー化の上、酔狂なことに、各エントリーへわざわざサブタイトルまで付与してみた。
Redbull (拡大はなし）
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/13sec, F8.0, ISO800)
転職顛末記第十四弾。
14. The Wings Given [授けられた翼]
*** Back Number ***
1. The Start [きっかけ]
2. Left Alone [取り残されて]
3. Go From One Fair To Another [転職フェアはしご]
4. The Bog [泥沼]
5. Realize [気づき]
6. Beaten Up [こてんぱん]
7. The Sadist [サディスト]
8. The Agent [エージェント]
9. The Application [応募]
10. Pass [通過]
11. Destroyed [破壊されて]
12. Dark Age [暗黒時代]
13. Sirius [焼き焦がすもの]
2009年9月。
念願のテクニカルライターの求人の一次面接に行けることまで決まっていながら俺は、右足の大怪我によってそれを棒に振ったと思われた。
しかし、1ヶ月以上経過してもまだその企業は募集を続けていると、転職エージェントから知らされた。「動けるようになっているのなら、再チャレンジしませんか」とも。
「現職に復帰するまでは転職活動をしない」と心に決めていた俺だったが、こればかりは別だった。怪我によって失ったものを取り戻せるかもしれないチャンスを得たのだ。
11/4。怪我以来初めての本格的な外出は、面接に先立つ、適性検査となった。
先日も述べたように、適性検査は専門の機関の会場のPCで行う、知能試験と性格診断のようなものだった。
松葉杖をつき、東京の中心に電車を乗り継ぎ、向かう。約2ヶ月ぶりだ。
足のハンディを考慮して40分以上時間に余裕を持って出かけたはずなのだが、都心の地下鉄は全くもってアンチバリアフリーで、その余裕の大半を浪費した。
一般人のスピードに正直恐怖を覚えつつ、なんとか竹橋の会場まで辿り着く。
気合を入れようと、すぐ近くのコンビニで栄養ドリンクを買おうと思った。勝負なので、それなりに高いものにしようと思ったのだが...なんとなくRedbullにしてしまった。多分、直前にF-1が閉幕していて、Redbull勢の圧倒的な3連勝を目の当たりにしていたことと無関係ではないと思う。すごい宣伝効果だな。
会場は殺風景な雑居ビルの5階だったと思う。
エレベーターを降りると、活気のない塾のような雰囲気で静まり返っている。
20〜30畳程度のスペースの左側にカウンターがあって、スーツ姿の男女一人ずつが受付として立っていた。右側は待合スペースのようで、パイプ椅子が申し訳程度に数脚並べられていた。
奥にはロッカーがあって、ここに荷物を置き、右奥の扉の先の検査会場に向かうようだ。
転職支援会社「D」や「R」と同様無駄がなくて殺風景なのは変わらないが、特に高級感を出そうとしていない分、余計に殺風景感の拍車がかかっている気がした。
あ、Redbull飲む暇ねーじゃん、と気付き、受付のねーちゃんに断って待合スペースでゆっくり飲んだ。体に染み込んでいくような自己暗示をかける。
改めて受付をして、荷物をロッカーに入れて検査会場に入る。
まさに塾の教室のような雰囲気の部屋だが、机には一人一人に仕切りが付けられ、ノートPCが置かれていた。ヘッドフォンのようなものも置かれていたのでリスニングもあるのかと思いきや、単に集中するための耳あてだった。
俺の席は部屋の左端やや後方を指定された。一応、応募企業・職種によって問題が違うようだ。
検査自体は、自分で勝手にそのPCにログインして始めればよかった。
かつて高校受験時代、受験マシーンだったこの俺。徹底的に私情を排するため、こうした試験前のコンセントレーションには少し時間をかける。
そして試験の間は目の前の問題以外に思考回路を割かないようにする。
しかし、問題の右上に時間の円グラフが表示されるのが気になる。ある問題に少し熟慮の時間を割くと、すぐに赤いグラフが俺の位置である緑のグラフに迫ってくるのだ。
それでも、無事時間内に全問を回答し終えて会場を出た。病欠のお気楽生活を送っていた身にはこたえた。でもまあ、ベストは出せたという充実感だった。
おお、Redbull効くじゃんとこの時思って以来、何か勝負の時はRedbullを飲むようになったのだ。
つづく。
nobilesの投稿(14:44:57-2010-03-08) -
カテゴリ: Change Job
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