NOBILES Days
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転職2日目にして強風で電車のダイヤが壊滅状態となり大遅刻をかましてしまった。
これが遠距離通勤の現実か。いやまあ、今日は近くてもダメだったかもしれないが、遠くていろいろな選択肢があるだけに、考えて乗り換えた挙句、そこもダメ、を繰り返すのは正直疲れた。
来週から大丈夫だろうか...。
そんなわけで、転職顛末記は後回しで先にタイムリーな方を。遂に転職先へ初出勤した。
一歩を踏み出せ（ちょっと手ブレぎみ）
(PentaxK-7, PentaxDA*60-250F4(118.0mm), ApertureValueMode, 1/250sec, F4.0, ISO100)
前日は、さすがに緊張してなかなか眠れなかった。
それでも、初出勤は午前10時出社だったので、前職の時より若干長く寝れた...はずなのだが、気を効かせた嫁さんに前日までの時間に声かけられて起きてしまった。
いかん、若干二日酔い気味だぞ。
初日くらいはちゃんとスーツを着る。いや、前日も着たけど。
本来はターミナル駅までチャリで通勤するつもりだが、さすがにスーツで汗だくチャリもなあと思い、これまで通り、歩いて15分の最寄りローカル駅から行った。
だが、スーツへの着替えに時間を取られたからか、意外に時間がなく、駅までかなりダッシュする羽目になった。
しかも、まだ朝晩は冷えると思ってコートを着て行ったのが大失敗だった。この日は桜が一気に咲いたくらい猛烈に暑く、わざわざチャリを避けたのに、やっぱり汗だくになってしまった。
結局以降帰宅するまでコートはずっと手に持っていた。
それにしても、遠い。電車の時間だけで100分近い。しかも前職ではなかった乗り換えが発生する。移転する2ヶ月後までの辛抱ではあるが、なかなかハードそうだ。
やっとのことでオシャレスボットである最寄り駅に着くが、時間が中途半端だったのでマクドでコーヒーを飲み、一息ついてから向かった。
10時に、あの殺風景な受付で待っていると、例の女性が迎えに来てくれた。
「入社おめでとうございます」
と恭しくお辞儀をされた。そうだ、面接の時から何度も顔を合わせたこの人と、ついに同僚ということになったのだ。
この日は新卒採用の入社日でもある。オリエンテーションは彼らが優先で、中途採用の俺は夕方になるため、まず先に配属されることになっていた。
いよいよというか、いきなりというか、配属先へ踏み込む。
整然と机の並ぶフロア。当然だが、設計だった前職とは雰囲気が全く違う。
女性に連れられ、奥の席に行くと、見覚えのある2人の男性が話をしていた。一次面接の時のブルゾンの方と、優しそうな細面の方だ。
「おお、お久しぶりです」
2人はにこやかに迎えてくれた。
「足も、すっかり？」
そうだ、面接の時は俺は松葉杖にブレスという無様な姿だった。今やほぼ完治に至り、元気に社員どうしとして再会できたことに、じんわり感慨が湧き出す。
「ちょっとあの椅子に座って待ってて」
若い方の男性が指差した。そこは、明らかにこの部署の中心たる立場の人が座るであろう席だった。
...俺と年が近いと思われるこの方は、バリバリの実務者と思いきや、なんと部長だった！後で他の人に聞いたら、俺と5つも違わないらしい。これには驚いた。そして、優しそうな、ちょっと年配の方は副部長なのだそうだ。
その後部長から、組織などについて簡単な説明を受けた。
それから、遂に配属先のグループへと連れて行かれた。
席に座ったグループ員が次々に振り返る。意外に服装はカジュアル系が多い。っていうかメガネ着用率高っ！あ、女の子が「あやや」似だっ（萌）。
そして一番奥がグループリーダーだった。おや？？？ちょっと頭の上の方がもう枯れてしまったヘアスタイルだ (^_^;。若干ばかり服がよれよれでちょっと秋葉系かもしれない。喋り方もちょっと弱気っぽい。朴訥とした感じで、あまり感情を乗せない感じだ。まあ、嫌な感じの人というわけではない。
まずは一人の方がついてくれて、PCのセットアップを始める。小柄だが、かなり濃い顔の人だ。下の名前がカタカナで、ちょっと日本語の発音も独特だ。ハーフなのだろうか。
間もなく正午となり、昼休みとなる。グループで昼食に連れて行ってくれるという。
エレベータとエスカレータで16階から1階まで降りる。大きなビルだけに、昼休みの人の移動もなかなかダイナミックだ。向かいのビルをまたエレベータで上がり、そこにある中華料理屋へ
入った。
移動する人が多過ぎて店に入るまで良く分からなかったが、全部で10人あまりが来た。が、秋葉系グループリーダーは体調が良くないとのことで来なかったようだ。大丈夫かオイ。
同じグループではないが、細身の若い男性が来ていて、少し話すと、なんと同期中途採用らしい。つまりは、同じ時期に面接をしていた元「ライバル」の一人のようだ。彼は俺みたいに足に問題を抱えたりしていなかったようなので (^_^;、1月に既に入社していて、この日まさに試用期間が終わって本採用になったとのことだった。
しかも、前日までは俺の入ったグループにいたのだという。本採用と同時に他のグループへ異動したそうだ。なかなか目まぐるしい。
テーブルについてふと正面を見ると、今度は「りょう」似の美人さんが座っている。おー、「あやや」に続いて目の保養には困らなそうだ
...などと思っていたら、なんとこの「りょう」さんは隣のグループのリーダーだった。やはり年も俺とそうは違うまい。がっつり仕事ができるのだろう。これは負けてはいられない、と思った。また他の社員の話を聞いても、「ここに来て2,3年」などと言う人が多い。中途採用か異動組ばかりなのだ。それだけハードな仕事なのだろうか。
ちなみに「あやや」ちゃんは、いわゆる派遣社員で、20代と思いきや俺の1つ下なのだそうだ。
食事は1000円前後と（300〜400円が当たり前だった前職の食堂と比べれば）値は張るが、量も味も申し分ない感じだった。
そんなに話を自分から振るタイプの人は多くないようだが、さすがは部長、うまく話を振ってくれて、割と和気あいあいという感じで食事が進んだ。
とても綺麗なレストランでたっぷり食事をして、ああ、このオシャレスポットが仕事場になったんだ（2ヶ月限定だけど）、とまた思った。
午後になると、秋葉系グループリーダーが、今後の俺の仕事の進め方の説明を始めた。
ちなみに、右耳が難聴になっているそうだ。...えー。まさか仕事のやり過ぎじゃなかろうなー。
それに、「全然用意してなくてー」などと言う。それって...仕事が忙し過ぎて俺の教育まで頭回らなかったってことか？？？なんだか少し嫌な予感がよぎらないではない。
「まあ、この機械についても、執筆についても初めてということなので、とりあえずこの2冊の本を読んでみて下さい。」
一冊は担当する機械の基礎について書かれた本だった。専門書というよりは、一般に向けた本のようで、漫画のようなものも書かれている。いいねー、こういう本。
もう一冊は...見たことある本だった。そう、テクニカルコミュニケーション検定のテキストだった。
「あ、こちらは持ってます。」
「え？そうなんですか？」
「あの、一応検定3級、先日合格したので。」
「ああ、そうなの？私も資格持ってないのに。」
ふふふふ。未経験でも少しは「やる」ヤツだと思わせられただろうか。
その後はグループミーティングだ。割と整然とポイントを絞っている感じで、前職のダラダラ長いミーティングとは大分違う感じだ。
30分程度でミーティングが終わると、またPCのセットアップを続けた。
ところが、どうしてもメールのパスワードが通らない。ついてくれた「ハーフ疑惑」の先輩も首をひねっている。
この4月からシステムが変わった影響かもしれないから、少し時間を空けて...などといろいろ試してみるがダメだった。
結局最終的に管理部門に電話してみると...なんと、送られてきたパスワードが間違っていた。それは全部小文字のパスワードだったのだが、実際には1文字目が大文字というのが正解だったそうだ。
なんだかオイオイ、という感じだったが、その後「ハーフ疑惑」先輩が軽く職場巡りをしてくれた。なかなか気さくにいろいろ話してくれるのでやりやすい。
全体的に職場の雰囲気は悪くなく、ギスギスした感じでないことが分かったのは良かった。
でも、結構仕事は忙しそうだという印象は持った。少なくとも、前職のまったりとした雰囲気はない。ずっとみんな集中して仕事をしている印象だった。まあ、こっちも余裕がないからそう見えるだけかもしれないけど。
この日、娘も保育園に初登園した。ちょっと泣いてしまったようだが、食事ももりもり完食したし、よく遊んでいたようだ。。
子どものために、新職場で腹据えてやってこうじゃないか。
いよいよ、俺達の新生活が始まった。
これが遠距離通勤の現実か。いやまあ、今日は近くてもダメだったかもしれないが、遠くていろいろな選択肢があるだけに、考えて乗り換えた挙句、そこもダメ、を繰り返すのは正直疲れた。
来週から大丈夫だろうか...。
そんなわけで、転職顛末記は後回しで先にタイムリーな方を。遂に転職先へ初出勤した。
一歩を踏み出せ（ちょっと手ブレぎみ）
(PentaxK-7, PentaxDA*60-250F4(118.0mm), ApertureValueMode, 1/250sec, F4.0, ISO100)
前日は、さすがに緊張してなかなか眠れなかった。
それでも、初出勤は午前10時出社だったので、前職の時より若干長く寝れた...はずなのだが、気を効かせた嫁さんに前日までの時間に声かけられて起きてしまった。
いかん、若干二日酔い気味だぞ。
初日くらいはちゃんとスーツを着る。いや、前日も着たけど。
本来はターミナル駅までチャリで通勤するつもりだが、さすがにスーツで汗だくチャリもなあと思い、これまで通り、歩いて15分の最寄りローカル駅から行った。
だが、スーツへの着替えに時間を取られたからか、意外に時間がなく、駅までかなりダッシュする羽目になった。
しかも、まだ朝晩は冷えると思ってコートを着て行ったのが大失敗だった。この日は桜が一気に咲いたくらい猛烈に暑く、わざわざチャリを避けたのに、やっぱり汗だくになってしまった。
結局以降帰宅するまでコートはずっと手に持っていた。
それにしても、遠い。電車の時間だけで100分近い。しかも前職ではなかった乗り換えが発生する。移転する2ヶ月後までの辛抱ではあるが、なかなかハードそうだ。
やっとのことでオシャレスボットである最寄り駅に着くが、時間が中途半端だったのでマクドでコーヒーを飲み、一息ついてから向かった。
10時に、あの殺風景な受付で待っていると、例の女性が迎えに来てくれた。
「入社おめでとうございます」
と恭しくお辞儀をされた。そうだ、面接の時から何度も顔を合わせたこの人と、ついに同僚ということになったのだ。
この日は新卒採用の入社日でもある。オリエンテーションは彼らが優先で、中途採用の俺は夕方になるため、まず先に配属されることになっていた。
いよいよというか、いきなりというか、配属先へ踏み込む。
整然と机の並ぶフロア。当然だが、設計だった前職とは雰囲気が全く違う。
女性に連れられ、奥の席に行くと、見覚えのある2人の男性が話をしていた。一次面接の時のブルゾンの方と、優しそうな細面の方だ。
「おお、お久しぶりです」
2人はにこやかに迎えてくれた。
「足も、すっかり？」
そうだ、面接の時は俺は松葉杖にブレスという無様な姿だった。今やほぼ完治に至り、元気に社員どうしとして再会できたことに、じんわり感慨が湧き出す。
「ちょっとあの椅子に座って待ってて」
若い方の男性が指差した。そこは、明らかにこの部署の中心たる立場の人が座るであろう席だった。
...俺と年が近いと思われるこの方は、バリバリの実務者と思いきや、なんと部長だった！後で他の人に聞いたら、俺と5つも違わないらしい。これには驚いた。そして、優しそうな、ちょっと年配の方は副部長なのだそうだ。
その後部長から、組織などについて簡単な説明を受けた。
それから、遂に配属先のグループへと連れて行かれた。
席に座ったグループ員が次々に振り返る。意外に服装はカジュアル系が多い。っていうかメガネ着用率高っ！あ、女の子が「あやや」似だっ（萌）。
そして一番奥がグループリーダーだった。おや？？？ちょっと頭の上の方がもう枯れてしまったヘアスタイルだ (^_^;。若干ばかり服がよれよれでちょっと秋葉系かもしれない。喋り方もちょっと弱気っぽい。朴訥とした感じで、あまり感情を乗せない感じだ。まあ、嫌な感じの人というわけではない。
まずは一人の方がついてくれて、PCのセットアップを始める。小柄だが、かなり濃い顔の人だ。下の名前がカタカナで、ちょっと日本語の発音も独特だ。ハーフなのだろうか。
間もなく正午となり、昼休みとなる。グループで昼食に連れて行ってくれるという。
エレベータとエスカレータで16階から1階まで降りる。大きなビルだけに、昼休みの人の移動もなかなかダイナミックだ。向かいのビルをまたエレベータで上がり、そこにある中華料理屋へ
入った。
移動する人が多過ぎて店に入るまで良く分からなかったが、全部で10人あまりが来た。が、秋葉系グループリーダーは体調が良くないとのことで来なかったようだ。大丈夫かオイ。
同じグループではないが、細身の若い男性が来ていて、少し話すと、なんと同期中途採用らしい。つまりは、同じ時期に面接をしていた元「ライバル」の一人のようだ。彼は俺みたいに足に問題を抱えたりしていなかったようなので (^_^;、1月に既に入社していて、この日まさに試用期間が終わって本採用になったとのことだった。
しかも、前日までは俺の入ったグループにいたのだという。本採用と同時に他のグループへ異動したそうだ。なかなか目まぐるしい。
テーブルについてふと正面を見ると、今度は「りょう」似の美人さんが座っている。おー、「あやや」に続いて目の保養には困らなそうだ
...などと思っていたら、なんとこの「りょう」さんは隣のグループのリーダーだった。やはり年も俺とそうは違うまい。がっつり仕事ができるのだろう。これは負けてはいられない、と思った。また他の社員の話を聞いても、「ここに来て2,3年」などと言う人が多い。中途採用か異動組ばかりなのだ。それだけハードな仕事なのだろうか。
ちなみに「あやや」ちゃんは、いわゆる派遣社員で、20代と思いきや俺の1つ下なのだそうだ。
食事は1000円前後と（300〜400円が当たり前だった前職の食堂と比べれば）値は張るが、量も味も申し分ない感じだった。
そんなに話を自分から振るタイプの人は多くないようだが、さすがは部長、うまく話を振ってくれて、割と和気あいあいという感じで食事が進んだ。
とても綺麗なレストランでたっぷり食事をして、ああ、このオシャレスポットが仕事場になったんだ（2ヶ月限定だけど）、とまた思った。
午後になると、秋葉系グループリーダーが、今後の俺の仕事の進め方の説明を始めた。
ちなみに、右耳が難聴になっているそうだ。...えー。まさか仕事のやり過ぎじゃなかろうなー。
それに、「全然用意してなくてー」などと言う。それって...仕事が忙し過ぎて俺の教育まで頭回らなかったってことか？？？なんだか少し嫌な予感がよぎらないではない。
「まあ、この機械についても、執筆についても初めてということなので、とりあえずこの2冊の本を読んでみて下さい。」
一冊は担当する機械の基礎について書かれた本だった。専門書というよりは、一般に向けた本のようで、漫画のようなものも書かれている。いいねー、こういう本。
もう一冊は...見たことある本だった。そう、テクニカルコミュニケーション検定のテキストだった。
「あ、こちらは持ってます。」
「え？そうなんですか？」
「あの、一応検定3級、先日合格したので。」
「ああ、そうなの？私も資格持ってないのに。」
ふふふふ。未経験でも少しは「やる」ヤツだと思わせられただろうか。
その後はグループミーティングだ。割と整然とポイントを絞っている感じで、前職のダラダラ長いミーティングとは大分違う感じだ。
30分程度でミーティングが終わると、またPCのセットアップを続けた。
ところが、どうしてもメールのパスワードが通らない。ついてくれた「ハーフ疑惑」の先輩も首をひねっている。
この4月からシステムが変わった影響かもしれないから、少し時間を空けて...などといろいろ試してみるがダメだった。
結局最終的に管理部門に電話してみると...なんと、送られてきたパスワードが間違っていた。それは全部小文字のパスワードだったのだが、実際には1文字目が大文字というのが正解だったそうだ。
なんだかオイオイ、という感じだったが、その後「ハーフ疑惑」先輩が軽く職場巡りをしてくれた。なかなか気さくにいろいろ話してくれるのでやりやすい。
全体的に職場の雰囲気は悪くなく、ギスギスした感じでないことが分かったのは良かった。
でも、結構仕事は忙しそうだという印象は持った。少なくとも、前職のまったりとした雰囲気はない。ずっとみんな集中して仕事をしている印象だった。まあ、こっちも余裕がないからそう見えるだけかもしれないけど。
この日、娘も保育園に初登園した。ちょっと泣いてしまったようだが、食事ももりもり完食したし、よく遊んでいたようだ。。
子どものために、新職場で腹据えてやってこうじゃないか。
いよいよ、俺達の新生活が始まった。
nobilesの投稿(23:36:00-2010-04-03) -
カテゴリ: Main
コメント
maru wrote:
2010-04-04 12:46:15
nobiles wrote:
ありがとう！
確かに疲れた。ズーーンと身体の奥に疲れが残ってる感じ。
そんなわけで今日はLoopのリハなので、発散してくるよ (^_^;。
確かに疲れた。ズーーンと身体の奥に疲れが残ってる感じ。
そんなわけで今日はLoopのリハなので、発散してくるよ (^_^;。
2010-04-04 13:14:17
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