NOBILES Days
Jump to navigationToward The Shining Future 17
昨日は、会社のメンバーが第一次送別会を開いてくれた。
今回は本当に気の合うメンバーだけ声をかけてもらった。その名も「ぶっちゃけ飲み」だ。限られたメンバーだけを呼んだにも関わらず、20数人も集まってくれた。その中には既に会社を去った、ボスや年も近くて話の合った女性、仲の良かった派遣さんも含まれていた。
こうしたメンバーだと、本当に気が年空く話すことができてとても楽しい飲みだった。こうした人たちとの繋がりを置いてでも新天地に行くのはとてもリスクのあることだとも思う。
でも、やりたいことをやりに行くのだ。別に彼らとの繋がり自体が消えるわけじゃない。
そして飲みでは途中、散々横槍を入れていたボスが最後に、ちょっと真面目な顔をしてこう言った。
「甘ちゃんのお前が転職を決意したのは、それだけ成長したってことだな。次では『好きこそモノの上手なれ』を実現しろよ。すぐまた転職繰り返したりするなよ」
もちろんだ。ずっとやりたかった仕事、転職だと信じている仕事に就けるのだから。
ちなみに、オールはせず（翌朝から懸案の庭に砂利を入れる作業を予定していた）、終電で帰ってきたものの、微妙に深夜バスに乗り遅れた。タクシーも考えたが、たかだか8kmなら、と歩いてしまった (′Д`;。80分、約10000歩の帰路だった。
花の名前が...分からないが、イチゴ狩りの際ビニールハウス内に咲いていた
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/320sec, F2.5, ISO100)
まだまだ続く転職顛末記。
17 Unmatch Person [不適合者]
いよいよの一次面接のため、志望会社の本丸に、俺は松葉杖をついて乗り込んだ。
（バックナンバーは場所とるのでRead More以降に移した。）
*** Back Number ***
1. The Start [きっかけ]
2. Left Alone [取り残されて]
3. Go From One Fair To Another [転職フェアはしご]
4. The Bog [泥沼]
5. Realize [気づき]
6. Beaten Up [こてんぱん]
7. The Sadist [サディスト]
8. The Agent [エージェント]
9. The Application [応募]
10. Pass [通過]
11. Destroyed [破壊されて]
12. Dark Age [暗黒時代]
13. Sirius [焼き焦がすもの]
14. The Wings Given [授けられた翼]
15. Take Back Lost Things [失ったものを取り戻す]
16. Elevate My Mind [気持ちも、高度も]
さあ、ビルのワンフロアである会社の扉を開けて中へ、いざ踏み込む。
アレ？
意外に狭い受付ロビーは、一応観葉植物も置いてあるが、特に飾りつけるような細工は一切なく、ほぼ完全に実用一本槍仕様だ。待合用の机が二つあるだけで、受付のようなスベースにも人はおらず、電話が一つ置いてあるだけだった。
そこから人事担当へ電話をかけ、来るまでの間、その机に座って待つ。さすがに相手の本丸に一人乗り込んで、緊張が高まる。正直、なんで俺ここにいるんだ？という思いにすら駆られた。
だがふと、奥から笑い声が漏れ聞こえた。どうやら軍隊的な雰囲気というわけでもないようだ。
また、カメラ事業もやっているので、飾ってある自社グループのカレンダーの写真も美しかった。
いいな。
単純にそう思うと、少し緊張が和らいだ。
しばらくして、人事担当の女性が現れた。失礼ながら年齢は少々召されているようだが、なかなかスレンダーで綺麗にされている感じで、雰囲気も良い。
受付ロビーのすぐ近くの狭い会議室へ移る。面接に先立ち、まず作文だ。
作文は、入社してから会社に具体的にどんな貢献ができるかというテーマでA4のレポート用紙1枚に書くというものだった。制限時間は30分。
ストップウォッチだけ押すと、女性は退出して一人で黙々と作文することになった。
一応事前に聞いていたので、前日に簡単に練習はしていた。だいたい、30分なんかで考えて書くなんて土台無理な話だ。練習で書いた文言をほぼそのまま書いていく。
が...所詮前日の付け焼き刃だ。書いているうちに、だんだん、自分の文がとりとめのないものに感じられてきた。
「あー、ここ箇条書きだろ」「ひゃー、これ、文脈的にこっち先の方が意味通るでしょ」と自己ツッコミを始める頃には、残り時間は5分程度となっていて、書き直しなど不可能だった。
あー、やっちまった。
先程の女性が戻ってきて駄文原稿を回収した。そして面接の準備が整うまでそのまま待つよう告げ、再び退出していった。
一人になると、「やっちまった」感が襲ってきて、少しうなだれた。
でも、意外にも立ち直りは早かった。なんつったってもともと今の求人票の条件に合致してないんだもの。失うものなんて何もないのだ。
だから、再び女性が俺を呼びにくる頃には、喋れるだけ喋ってやる、そういう気持ちに変わっていたのだった。
ちょっと短いけど、次回一次面接編が長いので、つづく。
今回は本当に気の合うメンバーだけ声をかけてもらった。その名も「ぶっちゃけ飲み」だ。限られたメンバーだけを呼んだにも関わらず、20数人も集まってくれた。その中には既に会社を去った、ボスや年も近くて話の合った女性、仲の良かった派遣さんも含まれていた。
こうしたメンバーだと、本当に気が年空く話すことができてとても楽しい飲みだった。こうした人たちとの繋がりを置いてでも新天地に行くのはとてもリスクのあることだとも思う。
でも、やりたいことをやりに行くのだ。別に彼らとの繋がり自体が消えるわけじゃない。
そして飲みでは途中、散々横槍を入れていたボスが最後に、ちょっと真面目な顔をしてこう言った。
「甘ちゃんのお前が転職を決意したのは、それだけ成長したってことだな。次では『好きこそモノの上手なれ』を実現しろよ。すぐまた転職繰り返したりするなよ」
もちろんだ。ずっとやりたかった仕事、転職だと信じている仕事に就けるのだから。
ちなみに、オールはせず（翌朝から懸案の庭に砂利を入れる作業を予定していた）、終電で帰ってきたものの、微妙に深夜バスに乗り遅れた。タクシーも考えたが、たかだか8kmなら、と歩いてしまった (′Д`;。80分、約10000歩の帰路だった。
花の名前が...分からないが、イチゴ狩りの際ビニールハウス内に咲いていた
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, ApertureValueMode, 1/320sec, F2.5, ISO100)
まだまだ続く転職顛末記。
17 Unmatch Person [不適合者]
いよいよの一次面接のため、志望会社の本丸に、俺は松葉杖をついて乗り込んだ。
（バックナンバーは場所とるのでRead More以降に移した。）
*** Back Number ***
1. The Start [きっかけ]
2. Left Alone [取り残されて]
3. Go From One Fair To Another [転職フェアはしご]
4. The Bog [泥沼]
5. Realize [気づき]
6. Beaten Up [こてんぱん]
7. The Sadist [サディスト]
8. The Agent [エージェント]
9. The Application [応募]
10. Pass [通過]
11. Destroyed [破壊されて]
12. Dark Age [暗黒時代]
13. Sirius [焼き焦がすもの]
14. The Wings Given [授けられた翼]
15. Take Back Lost Things [失ったものを取り戻す]
16. Elevate My Mind [気持ちも、高度も]
さあ、ビルのワンフロアである会社の扉を開けて中へ、いざ踏み込む。
アレ？
意外に狭い受付ロビーは、一応観葉植物も置いてあるが、特に飾りつけるような細工は一切なく、ほぼ完全に実用一本槍仕様だ。待合用の机が二つあるだけで、受付のようなスベースにも人はおらず、電話が一つ置いてあるだけだった。
そこから人事担当へ電話をかけ、来るまでの間、その机に座って待つ。さすがに相手の本丸に一人乗り込んで、緊張が高まる。正直、なんで俺ここにいるんだ？という思いにすら駆られた。
だがふと、奥から笑い声が漏れ聞こえた。どうやら軍隊的な雰囲気というわけでもないようだ。
また、カメラ事業もやっているので、飾ってある自社グループのカレンダーの写真も美しかった。
いいな。
単純にそう思うと、少し緊張が和らいだ。
しばらくして、人事担当の女性が現れた。失礼ながら年齢は少々召されているようだが、なかなかスレンダーで綺麗にされている感じで、雰囲気も良い。
受付ロビーのすぐ近くの狭い会議室へ移る。面接に先立ち、まず作文だ。
作文は、入社してから会社に具体的にどんな貢献ができるかというテーマでA4のレポート用紙1枚に書くというものだった。制限時間は30分。
ストップウォッチだけ押すと、女性は退出して一人で黙々と作文することになった。
一応事前に聞いていたので、前日に簡単に練習はしていた。だいたい、30分なんかで考えて書くなんて土台無理な話だ。練習で書いた文言をほぼそのまま書いていく。
が...所詮前日の付け焼き刃だ。書いているうちに、だんだん、自分の文がとりとめのないものに感じられてきた。
「あー、ここ箇条書きだろ」「ひゃー、これ、文脈的にこっち先の方が意味通るでしょ」と自己ツッコミを始める頃には、残り時間は5分程度となっていて、書き直しなど不可能だった。
あー、やっちまった。
先程の女性が戻ってきて駄文原稿を回収した。そして面接の準備が整うまでそのまま待つよう告げ、再び退出していった。
一人になると、「やっちまった」感が襲ってきて、少しうなだれた。
でも、意外にも立ち直りは早かった。なんつったってもともと今の求人票の条件に合致してないんだもの。失うものなんて何もないのだ。
だから、再び女性が俺を呼びにくる頃には、喋れるだけ喋ってやる、そういう気持ちに変わっていたのだった。
ちょっと短いけど、次回一次面接編が長いので、つづく。
nobilesの投稿(15:35:32-2010-03-13) -
カテゴリ: Change Job
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