NOBILES Days
Jump to navigationToward The Shining Future 16
これまでリハビリには労災病欠を使っていたので、実はかなり有休と公休を残していた。なので、3月に入ってから、リハビリの日にこれらの休みを使いつつ、後半で一挙に消化しようと思っている。...が、引き継ぎが終わらなかったらそれができない。こんなことなら2月中のリハビリから使っておけば良かった。
荷物も片付け始めた。すると、5年前の研修の資料が出てきて、その内容を見て驚いた。
それは、社内の格付けが上がるときに受ける研修で、言ってみればライフプラン的なものだった。人生年表を作って、そこに「何歳にはこれをやる」みたいな付箋を貼っていったりするという内容だ。
その年表に貼られた付箋の一枚だ。「今から数年後」...つまりちょうど今頃ということだ。
「技術出身者としてマニュアルセンターに異動し、技術を人に分かりやすく伝える仕事に就く」。
...驚いた。
確かに当時からアセスメントに異動希望は書いていたけど、ライフプランに明確にこんなことを書いていたとは。でも当時は、本当にそれを実現できるかどうかなんてそんなに真剣に考えていなかったかもしれない。
そこからいろいろあって今、それを（若干形は変わったが）達成したことがとても感慨深い。あ、ついでに、第一子の誕生もぴったりその年齢で達成していた！
次のチェックポイントはさらに数年後だ。これを達成できるかどうか...しっかり前を見据えてやっていこうじゃないか！
自宅の花麒麟
(PentaxK-7, PentaxDA*60-250mmF4(250.0mm), ApertureValueMode, 1/800sec, F4.0, ISO800)
転職顛末記第十六弾。
16 Elevate My Mind [気持ちも、高度も]
*** Back Number ***
1. The Start [きっかけ]
2. Left Alone [取り残されて]
3. Go From One Fair To Another [転職フェアはしご]
4. The Bog [泥沼]
5. Realize [気づき]
6. Beaten Up [こてんぱん]
7. The Sadist [サディスト]
8. The Agent [エージェント]
9. The Application [応募]
10. Pass [通過]
11. Destroyed [破壊されて]
12. Dark Age [暗黒時代]
13. Sirius [焼き焦がすもの]
14. The Wings Given [授けられた翼]
15. Take Back Lost Things [失ったものを取り戻す]
怪我による離脱から、11月に入ってまさかの形で復帰を果たした俺は、松葉杖をつき、久々の外出で適性検査を受検した。
エージェントによる模擬面接も終わり、本番の一次面接に臨むこととなった。
実は、面接に先立ち、身だしなみくらいはキチンとしようと、事前にスーツを新調した。
基本的に完全私服OKだった現職では結婚式くらいしか出番がなく、入社前に買ったものしかなかった。それでいて、結婚式の頻度は高かったから、それなりにくたびれてきていた。
だが、まだこの頃の俺は松葉杖が必要な上、膝を曲げないためのブレスも装着している状態で、仕立てに行こうにも移動手段がなかった。よって、またお義父さんにお願いするしかなかった。
こんな足の状態でスーツを新調するなんて明らかに不自然なのだが、気を使ってなのか、本当に気にもしなかっただけなのか、黙って連れて行って下さった。どちらにしても俺としては有り難かった。
久々に紳士服屋に行ってみると、なかなか新鮮なものだった。
俺が入社の頃なんてまだ肩パットが入っているようなものが主流だったが、今や時代は「もてスリム」だ。
確かにスリムなスーツだと足が長く見えて、スタイルが良くなったような錯覚すら覚えた。結局、それ系のスーツを選んでしまった。
スーツがスリムだと、開襟部も狭くなるため、ネクタイも細いものでなければマッチしない。シャツも、主流はちょっと厚手の生地のもののようだった。
結局、この辺もセットでお買い上げだ。それなりの出費である。ま、何事も形は大事である。
一方、直前の日曜日には、俺は現職より先にバンドのリハーサルに復帰してしまった。
言い訳なのだが、日曜の午後から出かけるのは、朝のラッシュに比べてはるかに楽だった。
何より、バンド自体も12月初めにある結婚式での演奏を控えていたので、これ以上穴を空けたくなかった。さすがに20kgの楽器を持って行くのは難しかったので、レンタルにした。
久々のLoop。メンバーは温かく迎えてくれた。慣れない楽器での演奏ではあったが、復帰できたことが何よりだった。また、3日後に面接を控えていることを告げると、応援の言葉をもらった。帰る場所がここにもあったと、嬉しくなった。そしてまた、前を向く勇気が沸いた。
さあ、11/18水曜日。
俺は一次面接のため、その会社へ向かった。もちろん、新調したばかりのスーツに身を包み...右足にはブレスを巻き（これが真っ白なのでいやに目立つのだ）、松葉杖を片方ついて行く。
場所は、現職の会社の建物を横目に通過して（現職の会社を見るのは正味2ヶ月振りだった）、先に訪れたエージェントのビルのある駅で乗り換え、2駅のところだ。
この乗り換えが、松葉杖＋ブレスの身には結構きつい。人が多い中をエレベーターを何本も乗り継いで地下深いホームまで降りなければならない。
やっと会社の最寄り駅に着く。
ここからもエスカレーター乗り継ぎなのは同じなのだが、実は駅の真上のビルなので、それはそれで楽なのである。
以前から買い物などでも来ていたが、今回は、そうした商用スペースの脇にあるオフィス行きのエスカレーターに初めて乗る。
やはり、言ってみればそれまでの浮かれたデートスポット的な空気は急に消えて、少し殺風景な雰囲気になる。それでも、さすがはオシャレスポットなビルだけあって、なにか格調のようなものが感じられた。
長めのエスカレーター二つを上り終えると自動ドアをくぐってオフィスエリアとなる。ここが6階だ。
そこに、完全にオフィス向けのコンビニがあったので、お茶のペットボトルを買った。
ここからはエレベーターで高層階に向かう。だんだん登って行くというのが、緊張感と比例している感じだった。
エレベーターを降りると、そのフロアは丸ごと、まさに志望する会社のフロアだった。
いよいよだ！
つづく。
荷物も片付け始めた。すると、5年前の研修の資料が出てきて、その内容を見て驚いた。
それは、社内の格付けが上がるときに受ける研修で、言ってみればライフプラン的なものだった。人生年表を作って、そこに「何歳にはこれをやる」みたいな付箋を貼っていったりするという内容だ。
その年表に貼られた付箋の一枚だ。「今から数年後」...つまりちょうど今頃ということだ。
「技術出身者としてマニュアルセンターに異動し、技術を人に分かりやすく伝える仕事に就く」。
...驚いた。
確かに当時からアセスメントに異動希望は書いていたけど、ライフプランに明確にこんなことを書いていたとは。でも当時は、本当にそれを実現できるかどうかなんてそんなに真剣に考えていなかったかもしれない。
そこからいろいろあって今、それを（若干形は変わったが）達成したことがとても感慨深い。あ、ついでに、第一子の誕生もぴったりその年齢で達成していた！
次のチェックポイントはさらに数年後だ。これを達成できるかどうか...しっかり前を見据えてやっていこうじゃないか！
自宅の花麒麟
(PentaxK-7, PentaxDA*60-250mmF4(250.0mm), ApertureValueMode, 1/800sec, F4.0, ISO800)
転職顛末記第十六弾。
16 Elevate My Mind [気持ちも、高度も]
*** Back Number ***
1. The Start [きっかけ]
2. Left Alone [取り残されて]
3. Go From One Fair To Another [転職フェアはしご]
4. The Bog [泥沼]
5. Realize [気づき]
6. Beaten Up [こてんぱん]
7. The Sadist [サディスト]
8. The Agent [エージェント]
9. The Application [応募]
10. Pass [通過]
11. Destroyed [破壊されて]
12. Dark Age [暗黒時代]
13. Sirius [焼き焦がすもの]
14. The Wings Given [授けられた翼]
15. Take Back Lost Things [失ったものを取り戻す]
怪我による離脱から、11月に入ってまさかの形で復帰を果たした俺は、松葉杖をつき、久々の外出で適性検査を受検した。
エージェントによる模擬面接も終わり、本番の一次面接に臨むこととなった。
実は、面接に先立ち、身だしなみくらいはキチンとしようと、事前にスーツを新調した。
基本的に完全私服OKだった現職では結婚式くらいしか出番がなく、入社前に買ったものしかなかった。それでいて、結婚式の頻度は高かったから、それなりにくたびれてきていた。
だが、まだこの頃の俺は松葉杖が必要な上、膝を曲げないためのブレスも装着している状態で、仕立てに行こうにも移動手段がなかった。よって、またお義父さんにお願いするしかなかった。
こんな足の状態でスーツを新調するなんて明らかに不自然なのだが、気を使ってなのか、本当に気にもしなかっただけなのか、黙って連れて行って下さった。どちらにしても俺としては有り難かった。
久々に紳士服屋に行ってみると、なかなか新鮮なものだった。
俺が入社の頃なんてまだ肩パットが入っているようなものが主流だったが、今や時代は「もてスリム」だ。
確かにスリムなスーツだと足が長く見えて、スタイルが良くなったような錯覚すら覚えた。結局、それ系のスーツを選んでしまった。
スーツがスリムだと、開襟部も狭くなるため、ネクタイも細いものでなければマッチしない。シャツも、主流はちょっと厚手の生地のもののようだった。
結局、この辺もセットでお買い上げだ。それなりの出費である。ま、何事も形は大事である。
一方、直前の日曜日には、俺は現職より先にバンドのリハーサルに復帰してしまった。
言い訳なのだが、日曜の午後から出かけるのは、朝のラッシュに比べてはるかに楽だった。
何より、バンド自体も12月初めにある結婚式での演奏を控えていたので、これ以上穴を空けたくなかった。さすがに20kgの楽器を持って行くのは難しかったので、レンタルにした。
久々のLoop。メンバーは温かく迎えてくれた。慣れない楽器での演奏ではあったが、復帰できたことが何よりだった。また、3日後に面接を控えていることを告げると、応援の言葉をもらった。帰る場所がここにもあったと、嬉しくなった。そしてまた、前を向く勇気が沸いた。
さあ、11/18水曜日。
俺は一次面接のため、その会社へ向かった。もちろん、新調したばかりのスーツに身を包み...右足にはブレスを巻き（これが真っ白なのでいやに目立つのだ）、松葉杖を片方ついて行く。
場所は、現職の会社の建物を横目に通過して（現職の会社を見るのは正味2ヶ月振りだった）、先に訪れたエージェントのビルのある駅で乗り換え、2駅のところだ。
この乗り換えが、松葉杖＋ブレスの身には結構きつい。人が多い中をエレベーターを何本も乗り継いで地下深いホームまで降りなければならない。
やっと会社の最寄り駅に着く。
ここからもエスカレーター乗り継ぎなのは同じなのだが、実は駅の真上のビルなので、それはそれで楽なのである。
以前から買い物などでも来ていたが、今回は、そうした商用スペースの脇にあるオフィス行きのエスカレーターに初めて乗る。
やはり、言ってみればそれまでの浮かれたデートスポット的な空気は急に消えて、少し殺風景な雰囲気になる。それでも、さすがはオシャレスポットなビルだけあって、なにか格調のようなものが感じられた。
長めのエスカレーター二つを上り終えると自動ドアをくぐってオフィスエリアとなる。ここが6階だ。
そこに、完全にオフィス向けのコンビニがあったので、お茶のペットボトルを買った。
ここからはエレベーターで高層階に向かう。だんだん登って行くというのが、緊張感と比例している感じだった。
エレベーターを降りると、そのフロアは丸ごと、まさに志望する会社のフロアだった。
いよいよだ！
つづく。
nobilesの投稿(00:09:13-2010-03-12) -
カテゴリ: Change Job
コメント
No comments yet
コメントを追加
トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)TrackBack URL
DISALLOWED (TrackBack)
メインページ
Calendar
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 |
NewEntries
最新COMMENTS
■20-07-11 21:47>ああ、あのeh
■20-07-10 01:07>そうです、予
■20-07-09 22:36>あっ、ショー
■20-07-06 07:27>50-34のチェ�
■18-01-05 00:53>おやこれはぱ
■18-01-04 23:56>手出しちゃっ
■15-07-27 23:21>おっと、今か
■15-07-22 11:40>良質な小説読
■15-02-21 09:29>おや、どなた
■15-02-20 08:05>ほー、勉強に
カテゴリ
- All
- Bicycle
- Breast Cancer
- Change Job
- Formula-One
- Gourmet
- Injury
- Mac
- Main
- Monaco
- Music
- Peugeot
- Photo
- Travel
Archives
My Links
NOBILES Web検索
プロフィール
RSS対応
RSS v2.0
RSS v0.91
RSS v1.0
管理
管理室へ携帯用ブログ
携帯用URL