NOBILES Days
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4月から始まった新しい仕事は、他部署とのコラボプロジェクトだ。以前のエントリーで愚痴を言ったが...ちょっと面白くなってきた。広く顔売るチャンス出し、これまでは全然知らなかった社内の仕組みなんかも分かってくるし、他の部署の流儀なんかも見えてくる。
ただ、しんどいわー。とにかく何もかも突貫だし、目の前のスケジュールさえよく分からないまま急に重い仕事が振ってきたりしている。おいおい大丈夫かよ、と思うんだが、まあウチの部も新しいことやっていかないとドン詰まりになるだろうし、自分も成長できるに違いない。
...と自分に暗示をかけてなんとかやってるよ。その結果、物欲に逃げ込んじまったんだけどね (′Д`;。
Green Green
(PentaxK-3, PentaxFA77mmLimitedF1.8, 1/1600sec, F2.5, ISO200)
だいぶ前のことだが、せっかく書きかけていたので、載せよう。
先月、前職の同期の新居へ、子ども達を連れて遊びに行った。嫁さんは4月から仕事が忙しくなったので留守番して、もとい、とかく絡んでくる子どもから解放されて羽根を伸ばしたようだ。
その同期宅は、4年半前まで俺たちが住んでいた家に近い。だから、現在は嫁さんの実家近くに住んでる俺にとっては、里帰り出産で長女が生まれた時に毎週のように往復した道を（逆向きに）辿ることになる。
まあそもそも俺は幼稚園の頃に名古屋から引っ越してきてから、就職して埼玉の寮に入るまで20年近くをその市で過ごした。さらにその8年後には、勤務先の移転に伴って再びその市に2年住んだ。出身地と言って良い場所だし、人生の半分以上を過ごした思い入れのある土地だ。
そんなわけで、友人宅に行く前に、以前住んでいた家付近まで行った。引っ越してから1度、3年前に別の友人宅を訪問するために通過していたが、意図して訪れるのは初めてだった。
調整区域にある前自宅付近の風景はほとんど変化がない。懐かしさが沸き上がる。あ、でも、徒歩3分のところにイチゴ狩りできるハウスができたんだよね。いた頃にできてたらしょっちゅう行ってただろうなあ (^_^;。まずは前自宅を通過して、家族でよく散歩に行った自然公園に向かった。
引っ越す前にゆっくり散歩しよう、と言っていたのに、直前に入院しちまって、お別れをする暇もなかった公園だ。
前自宅からその公園までの道には小川が流れていた。天気が良かったので、その小川付近には親子連れがたくさんいた。水辺の小動物なんかを観察しているのかもしれない。
その日はまだ桜がギリギリ咲いてる時だった。公園の中でも前自宅から一番遠いところまで行けば駐車場があって、降りてすぐ桜広場に行ける。でも、春の一時期だけの桜より、季節を問わずに1番散歩した付近を訪ねたかったので、あえて前自宅に近い側に車を停めた。
公園の入り口
(iPhone5, 1/3195sec, F2.4, ISO50)
うわーー、懐かしすぎる。
この公園は、自然公園と言っても農村文化の保全という側面もある。なので、こうした物見台のようなものがあったりする。その脇には、農家を模したのか知らないが、畳にちゃぶ台が置かれた一間の庵みたいなのがあって、来訪者が自由に休めるようになっていた。
子ども達はそれを見ると一目散に駆けて行った。どうやら、そこに他の家の子ども達が遊んでいるのを目ざとく見つけたようで、あっという間に合流すると一緒に遊び始めた。いやあの、この先も散歩したいんだけど...こ、子どもってすごいね。
先にそこにいた子ども達はどうやら3人兄弟らしい。多分6歳くらいと4歳くらいのお姉ちゃんに、2歳ちょうどくらいの男の子だった。その建物の土間みたいなところに彼らのお父さんらしき人が座っていた。会釈をして、俺もしばし子ども達の様子を見ることにした。なんだかあっという間にかくれんぼだか鬼ごっこだかが始まってみたり、その部屋の押し入れを開けて探検してみたり、まあめまぐるしい。
ほどなく、向こうの親子連れの方が「昼ごはん食べないといけないから、行くよー」とお父さんが言って、公園の奥の方に歩いていった。「ばいばーい！」「どうも！」。大人も子どももちょっとふれあいって感じ。ほんとにこの公園いいなー。
まあ実はうちも同じ方向に行きたかったのだけど、挨拶した手前、一緒にぞろぞろ行くのもなー、と思ってトイレに行ってから、子ども達を連れて歩き始めた。
そうしたら、子ども達はタッタッタと駆けて行き、まだヨチヨチ歩きな男の子のペースで歩いていた先ほどの親子にあっという間に追いついてしまった！
結局、また一緒に歩いていく感じになった。...まあ、別にいいんだけどね。
ん？あちらの家族の一番上のお姉ちゃんがムズがってベソをかいている。そのうち、お父さんが抱っこしはじめた。
それを尻目に、真ん中の女の子は道端の花をいじりながら、これなんのお花ー？なんて俺に聞いてきた。
なんだろーね、おじさん分かんないなー、なんて言ったら、
「よし、持って帰っておばあに聞こう。おばあはなんでも知ってるんだよ」
だって。いいなー、微笑ましいなあ。
しばらく行くと、水車小屋と、自然に関する本が並んだ超ミニ図書館のようなところにきた。案の定、子どもたちは皆そこに群がる。
で、図鑑が大好きな長女は夢中になって読みふけり始めた。ほんとマニアックだ。誰に似たんだ？
一方次女は飽きてベンチみたいなところでウダウダはじめた。
そのうち、3人兄弟の親子は昼飯のために帰って行った。また遊ぼうねー、だって。うん、ウチは90kmばかり遠方だけどね (^_^;。
さてこちらも、もともとの目的だった友人宅に向かう時間になってきたので、長女を図鑑からへっぴがして車に戻ることにする。
「キァー、なにコレ？土の上に、ムシー！」
ああ、幼虫だよ、それ。行くよ。
友人宅に行く前に、前の自宅の前に停めた。ウチが入っていた部屋にも、どうやら3人兄弟らしき家族が入居していた。家の前でごちょごちょ遊んでいた。前自宅であるテラスハウスには6世帯が入れるのだが、駐車場の車を見るに、俺たちが入居していた頃の住人は恐らくいないか、いても1〜2世帯程度に思われた。ちょっと寂しいな。別にほぼ関わりなかったけど。
前自宅前はトマトのハウスだ。これが美味くて、しょっちゅう、形の悪いB級品を安く売ってもらっていた。メチャクチャ美味かったな。
ただこの時はまだ桜が残ってるような季節だったので、トマトの時期にはまだ早かった。名残惜しくそこを離れ、友人宅へ向かった。
友人宅は前自宅から、車でわずかに15分弱で着いた。
この地方特有の、斜面を開いて住宅を建てたところなので、坂を登った突き当たりに、すり鉢状に5〜6軒が取り囲むような一角が友人の新居だった。
子ども達とともにお邪魔すると、懐かしい面々が揃っていた。前職辞めて丸4年も経てばさすがに会う頻度も下がる。それでもこうやって集まれるのが嬉しい。
友人の新居は高いところに建物があるので、部屋の中まで明るい。1階の一角の畳スペースは、2歳になった彼らの長男クンのおもちゃがたくさん並んでいた。
基本的に女の子のおもちゃしか家にないうちの姉妹も、車や電車、飛行機などの乗り物系おもちゃに興味津々だ。いきなり2人がかりで来られて、長男クンも戸惑い気味だった。
そのうち、またウチの長女が彼の図鑑を引っ張り出してきて、「私に任せて！」なんて言って、「これはパトカー、これはクレーン車」なんて解説が始まってしまった。
だが、マイペースに見えたウチの子達も、初めて来た他人の家で緊張していたようだ。
長女はかなり慣れてくるまで食べ物に手をつけようとしなかったし、トイレなんて帰り際まで行こうとしなかった。
次女の方はすぐに大好きなトマトを頬張っていた。だが、遊びながらも口をモゴモゴさせていると思ったら、俺が抱っこした瞬間、口から、もともとトマトだった流動物をププッと吹いた。どうやらリスのようにずっと口に溜めていたらしい。
だが、だんだん俺の同期達に相手にしてもらっているうちに楽しくなってきたようで、彼らに抱きついたりして懐いていた。家主の長男クンも「メガネかけてる人嫌い」を克服したようだ（家主以外同期3人メガネ (^_^;）。
午後5時で名残惜しくも家路についた。彼の自宅周辺で一通地獄にハマって少し迷ったが、無事に高速に乗り自宅に帰った。
久々の土地、久々の友人と、楽しい時間を過ごしたものだ。
ただ、しんどいわー。とにかく何もかも突貫だし、目の前のスケジュールさえよく分からないまま急に重い仕事が振ってきたりしている。おいおい大丈夫かよ、と思うんだが、まあウチの部も新しいことやっていかないとドン詰まりになるだろうし、自分も成長できるに違いない。
...と自分に暗示をかけてなんとかやってるよ。その結果、物欲に逃げ込んじまったんだけどね (′Д`;。
Green Green
(PentaxK-3, PentaxFA77mmLimitedF1.8, 1/1600sec, F2.5, ISO200)
だいぶ前のことだが、せっかく書きかけていたので、載せよう。
先月、前職の同期の新居へ、子ども達を連れて遊びに行った。嫁さんは4月から仕事が忙しくなったので留守番して、もとい、とかく絡んでくる子どもから解放されて羽根を伸ばしたようだ。
その同期宅は、4年半前まで俺たちが住んでいた家に近い。だから、現在は嫁さんの実家近くに住んでる俺にとっては、里帰り出産で長女が生まれた時に毎週のように往復した道を（逆向きに）辿ることになる。
まあそもそも俺は幼稚園の頃に名古屋から引っ越してきてから、就職して埼玉の寮に入るまで20年近くをその市で過ごした。さらにその8年後には、勤務先の移転に伴って再びその市に2年住んだ。出身地と言って良い場所だし、人生の半分以上を過ごした思い入れのある土地だ。
そんなわけで、友人宅に行く前に、以前住んでいた家付近まで行った。引っ越してから1度、3年前に別の友人宅を訪問するために通過していたが、意図して訪れるのは初めてだった。
調整区域にある前自宅付近の風景はほとんど変化がない。懐かしさが沸き上がる。あ、でも、徒歩3分のところにイチゴ狩りできるハウスができたんだよね。いた頃にできてたらしょっちゅう行ってただろうなあ (^_^;。まずは前自宅を通過して、家族でよく散歩に行った自然公園に向かった。
引っ越す前にゆっくり散歩しよう、と言っていたのに、直前に入院しちまって、お別れをする暇もなかった公園だ。
前自宅からその公園までの道には小川が流れていた。天気が良かったので、その小川付近には親子連れがたくさんいた。水辺の小動物なんかを観察しているのかもしれない。
その日はまだ桜がギリギリ咲いてる時だった。公園の中でも前自宅から一番遠いところまで行けば駐車場があって、降りてすぐ桜広場に行ける。でも、春の一時期だけの桜より、季節を問わずに1番散歩した付近を訪ねたかったので、あえて前自宅に近い側に車を停めた。
公園の入り口
(iPhone5, 1/3195sec, F2.4, ISO50)
うわーー、懐かしすぎる。
この公園は、自然公園と言っても農村文化の保全という側面もある。なので、こうした物見台のようなものがあったりする。その脇には、農家を模したのか知らないが、畳にちゃぶ台が置かれた一間の庵みたいなのがあって、来訪者が自由に休めるようになっていた。
子ども達はそれを見ると一目散に駆けて行った。どうやら、そこに他の家の子ども達が遊んでいるのを目ざとく見つけたようで、あっという間に合流すると一緒に遊び始めた。いやあの、この先も散歩したいんだけど...こ、子どもってすごいね。
先にそこにいた子ども達はどうやら3人兄弟らしい。多分6歳くらいと4歳くらいのお姉ちゃんに、2歳ちょうどくらいの男の子だった。その建物の土間みたいなところに彼らのお父さんらしき人が座っていた。会釈をして、俺もしばし子ども達の様子を見ることにした。なんだかあっという間にかくれんぼだか鬼ごっこだかが始まってみたり、その部屋の押し入れを開けて探検してみたり、まあめまぐるしい。
ほどなく、向こうの親子連れの方が「昼ごはん食べないといけないから、行くよー」とお父さんが言って、公園の奥の方に歩いていった。「ばいばーい！」「どうも！」。大人も子どももちょっとふれあいって感じ。ほんとにこの公園いいなー。
まあ実はうちも同じ方向に行きたかったのだけど、挨拶した手前、一緒にぞろぞろ行くのもなー、と思ってトイレに行ってから、子ども達を連れて歩き始めた。
そうしたら、子ども達はタッタッタと駆けて行き、まだヨチヨチ歩きな男の子のペースで歩いていた先ほどの親子にあっという間に追いついてしまった！
結局、また一緒に歩いていく感じになった。...まあ、別にいいんだけどね。
ん？あちらの家族の一番上のお姉ちゃんがムズがってベソをかいている。そのうち、お父さんが抱っこしはじめた。
それを尻目に、真ん中の女の子は道端の花をいじりながら、これなんのお花ー？なんて俺に聞いてきた。
なんだろーね、おじさん分かんないなー、なんて言ったら、
「よし、持って帰っておばあに聞こう。おばあはなんでも知ってるんだよ」
だって。いいなー、微笑ましいなあ。
しばらく行くと、水車小屋と、自然に関する本が並んだ超ミニ図書館のようなところにきた。案の定、子どもたちは皆そこに群がる。
で、図鑑が大好きな長女は夢中になって読みふけり始めた。ほんとマニアックだ。誰に似たんだ？
一方次女は飽きてベンチみたいなところでウダウダはじめた。
そのうち、3人兄弟の親子は昼飯のために帰って行った。また遊ぼうねー、だって。うん、ウチは90kmばかり遠方だけどね (^_^;。
さてこちらも、もともとの目的だった友人宅に向かう時間になってきたので、長女を図鑑からへっぴがして車に戻ることにする。
「キァー、なにコレ？土の上に、ムシー！」
ああ、幼虫だよ、それ。行くよ。
友人宅に行く前に、前の自宅の前に停めた。ウチが入っていた部屋にも、どうやら3人兄弟らしき家族が入居していた。家の前でごちょごちょ遊んでいた。前自宅であるテラスハウスには6世帯が入れるのだが、駐車場の車を見るに、俺たちが入居していた頃の住人は恐らくいないか、いても1〜2世帯程度に思われた。ちょっと寂しいな。別にほぼ関わりなかったけど。
前自宅前はトマトのハウスだ。これが美味くて、しょっちゅう、形の悪いB級品を安く売ってもらっていた。メチャクチャ美味かったな。
ただこの時はまだ桜が残ってるような季節だったので、トマトの時期にはまだ早かった。名残惜しくそこを離れ、友人宅へ向かった。
友人宅は前自宅から、車でわずかに15分弱で着いた。
この地方特有の、斜面を開いて住宅を建てたところなので、坂を登った突き当たりに、すり鉢状に5〜6軒が取り囲むような一角が友人の新居だった。
子ども達とともにお邪魔すると、懐かしい面々が揃っていた。前職辞めて丸4年も経てばさすがに会う頻度も下がる。それでもこうやって集まれるのが嬉しい。
友人の新居は高いところに建物があるので、部屋の中まで明るい。1階の一角の畳スペースは、2歳になった彼らの長男クンのおもちゃがたくさん並んでいた。
基本的に女の子のおもちゃしか家にないうちの姉妹も、車や電車、飛行機などの乗り物系おもちゃに興味津々だ。いきなり2人がかりで来られて、長男クンも戸惑い気味だった。
そのうち、またウチの長女が彼の図鑑を引っ張り出してきて、「私に任せて！」なんて言って、「これはパトカー、これはクレーン車」なんて解説が始まってしまった。
だが、マイペースに見えたウチの子達も、初めて来た他人の家で緊張していたようだ。
長女はかなり慣れてくるまで食べ物に手をつけようとしなかったし、トイレなんて帰り際まで行こうとしなかった。
次女の方はすぐに大好きなトマトを頬張っていた。だが、遊びながらも口をモゴモゴさせていると思ったら、俺が抱っこした瞬間、口から、もともとトマトだった流動物をププッと吹いた。どうやらリスのようにずっと口に溜めていたらしい。
だが、だんだん俺の同期達に相手にしてもらっているうちに楽しくなってきたようで、彼らに抱きついたりして懐いていた。家主の長男クンも「メガネかけてる人嫌い」を克服したようだ（家主以外同期3人メガネ (^_^;）。
午後5時で名残惜しくも家路についた。彼の自宅周辺で一通地獄にハマって少し迷ったが、無事に高速に乗り自宅に帰った。
久々の土地、久々の友人と、楽しい時間を過ごしたものだ。
nobilesの投稿(23:53:30-2014-05-16) -
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