NOBILES Days
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LXを買った影響か、フィルムの現像をする機会が一気に増えた。
最初は近くの写真屋に出していたが...24枚撮りで1500円という値段に閉口した。プリントが1枚35円もかかる。2年前と比べて8円も上がっている。といって、大手チェーン店とかはさらに高値だったりしてがっかりしていたのだが、ふと思い立って会社の売店でも扱っていたと思って行ってみたら、なんと26円だった。さすが業種が業種だ。
以降、嫁さんのカメラのも含めると、1ヶ月で4本も現像している。うーん、安いからってガンガン使うのは、燃費がいいからって距離走れば同じだけ消費するエコカー、と同じ構図だな (^_^;。
田舎の庭をお散歩
(PentaxLX, PentaxFA43mmLimitedF1.9)
解像力、色再現性、ハンドリングの良さ。もはや「性能」という意味ではディジタルにかなうべくもない銀塩カメラだが、その写りには懐かしさというか、優しさというか、なんとも言えない感情が入り交じる。まあ、きっとこの辺が嫁さんが「私はデジカメなんていらない」と言う所以でもあるんだろうね。
いわゆるディジタルフィルターとやらでも似たような効果は得られる。
でも、結局それって単なるコンピューターの無機質なる演算に過ぎないんだよね。やっぱり、銀塩写真に込められた空気感は真似ができない。だから俺はディジタルで撮る時もわざわざディジタルフィルターは使わない。
「HDRアート」なんてなぁ...やっぱり写真の本質とはかけ離れ始めてると思うし、見た目の最初のインパクトだけで、長くそれを使い続けることは稀ではないかと思ってしまう。
まあともかく、ディジタルと銀塩の両刀使いはしばらく続けていきたい。
さて先週末、中学時代の同窓会に行ってきた。
こちとら会の当日、翌日ともに輪番出勤だったから、正直若干及び腰だったのだが、幹事である友人の押しに、参加を約束した。が、その日に限って仕事でどハマりして残業する羽目になった。
1時間半遅れで切り上げて、実家近くの駅に向かった。会場の店に入ると、幹事の頑張りか、20人以上と思しき同窓生達が集結していた。しかも、割と男女半々に近い。半分くらいは卒業以来会ってないかも、という人たちだった。特に、女性は化粧や髪型で全然印象が違うので、名前が出て来なかったりした。
5年ほどぶりに再会した一番仲の良かった友人は、当時の肥満体型から、一気にスリムアップし、清潔感溢れて若返っていた。自分史上最高体重を絶賛更新中 orz の俺より痩せてるんじゃないか。
でも、話は尽きないものだ。そのうち、記憶の扉がバタバタと開いていく。「各々の中に残った俺」を探すと、当時に戻るのかもしれない。
一方で、年を食って冷静に見る余裕も出てきたので、以前の同窓会とはまた違う楽しさもあった。なんだかんだ人種が限定されていく高校以降よりも、キャラクターのバラエティが豊かだ、と思った。
俺、中学の頃はどちらかというとお高くとまったヤツだったからなあ。人間関係の扉は比較的閉じ気味だった。
もったいなかった、と思う。 もっといろんな人と絡んでおけばよかった。でもまあ、こうして一部でもまた再会できたことが嬉しい。
その2日後、輪番勤務中の俺にとっては水曜にあたる日に今度は前職の飲み会に参加した。またしても、後輩が退職するのだという。その送別会だ。
数ヶ月に一人のペースで前職から人が辞めていく。まだまだ転職市場で通用する若い世代も早期優遇退職の対象者になったことが、当時は応募者が少なかったかもしれないが、（俺を含む）彼らに「転職」という選択肢を現実のものとし、考えさせた結果が今になって現れている、というのも一つの要因だと思える。
これまでも何人かの送別会に出てきたが、今回の後輩は、教育係が同じ先輩だったり、寮時代に隣の部屋だったり、代は違うが年齢が一緒だったりと、関わりも強かった。
彼は、関西へUターンを決めた。しばらくは、単身赴任らしい。奥さんと2人の子どもはしばらく首都圏に残り、保育園と仕事を続けるのだそうだ。
そこまでしてでもUターンを決めたのは、関西に住む親御さんの世話をするためだという。関西の会社に転職するにあたって、年齢的にラストチャンスだったのだとも言った。
決めた時は、やっていた仕事も気に入っていたし、会社にも不満はなかったのだが、そのうち、いろいろな不満が積もり積もっていたことに気付いた、と彼は言った。だから、だんだん転職ゲージが上がって行ったのだ思う、とも話していた。
前職ぶっちゃけ回顧録でも散々書いているように、前職にいた間は、俺もいろいろ不満を感じていた。「だからあいつは辞めたんだ」と勘違いしている人も多い。
だが、それは違う。転職日記でも示した通り、俺が転職を決めた直接の理由は、自分の能力をナチュラルに活かせる仕事をしたかったからだ。
前職で不満に感じたことは、現職で解決されているかというと、バカは相変わらずいるし、待遇面ではむしろドライだとさえ思う。それでも現職を辞めようとは思わない。
だから、不満なんていうマイナスベクトルは、よほどでなければ引き金にはならないのだと思う。 いくら不満という弾丸を詰めても、射撃はできない。これまで過ごしてきた環境をぶち壊すほどの理由がなくては引き金にはならない。
結局、何を拠り所にするか、だと思う。
今の俺は仕事が楽しいから他はかなりの部分で我慢できる。今回の彼なんかは、しばらく単身になるし、もともと満足していた仕事を離れることになるが、親の近くにいれること、そして将来的に自分の地元での生活を築けることが拠り所なんじゃないか、と勝手に解釈している。
ま、とにかく、漫然としてちゃいけないね。 自分でも拠り所が分からなくなると、俺の転職活動初期のように泥沼にハマる。
彼は希望に満ちた将来という拠り所を持って新天地へ往く。それが叶うことを、祈ってやまない。
最初は近くの写真屋に出していたが...24枚撮りで1500円という値段に閉口した。プリントが1枚35円もかかる。2年前と比べて8円も上がっている。といって、大手チェーン店とかはさらに高値だったりしてがっかりしていたのだが、ふと思い立って会社の売店でも扱っていたと思って行ってみたら、なんと26円だった。さすが業種が業種だ。
以降、嫁さんのカメラのも含めると、1ヶ月で4本も現像している。うーん、安いからってガンガン使うのは、燃費がいいからって距離走れば同じだけ消費するエコカー、と同じ構図だな (^_^;。
田舎の庭をお散歩
(PentaxLX, PentaxFA43mmLimitedF1.9)
解像力、色再現性、ハンドリングの良さ。もはや「性能」という意味ではディジタルにかなうべくもない銀塩カメラだが、その写りには懐かしさというか、優しさというか、なんとも言えない感情が入り交じる。まあ、きっとこの辺が嫁さんが「私はデジカメなんていらない」と言う所以でもあるんだろうね。
いわゆるディジタルフィルターとやらでも似たような効果は得られる。
でも、結局それって単なるコンピューターの無機質なる演算に過ぎないんだよね。やっぱり、銀塩写真に込められた空気感は真似ができない。だから俺はディジタルで撮る時もわざわざディジタルフィルターは使わない。
「HDRアート」なんてなぁ...やっぱり写真の本質とはかけ離れ始めてると思うし、見た目の最初のインパクトだけで、長くそれを使い続けることは稀ではないかと思ってしまう。
まあともかく、ディジタルと銀塩の両刀使いはしばらく続けていきたい。
さて先週末、中学時代の同窓会に行ってきた。
こちとら会の当日、翌日ともに輪番出勤だったから、正直若干及び腰だったのだが、幹事である友人の押しに、参加を約束した。が、その日に限って仕事でどハマりして残業する羽目になった。
1時間半遅れで切り上げて、実家近くの駅に向かった。会場の店に入ると、幹事の頑張りか、20人以上と思しき同窓生達が集結していた。しかも、割と男女半々に近い。半分くらいは卒業以来会ってないかも、という人たちだった。特に、女性は化粧や髪型で全然印象が違うので、名前が出て来なかったりした。
5年ほどぶりに再会した一番仲の良かった友人は、当時の肥満体型から、一気にスリムアップし、清潔感溢れて若返っていた。自分史上最高体重を絶賛更新中 orz の俺より痩せてるんじゃないか。
でも、話は尽きないものだ。そのうち、記憶の扉がバタバタと開いていく。「各々の中に残った俺」を探すと、当時に戻るのかもしれない。
一方で、年を食って冷静に見る余裕も出てきたので、以前の同窓会とはまた違う楽しさもあった。なんだかんだ人種が限定されていく高校以降よりも、キャラクターのバラエティが豊かだ、と思った。
俺、中学の頃はどちらかというとお高くとまったヤツだったからなあ。人間関係の扉は比較的閉じ気味だった。
もったいなかった、と思う。 もっといろんな人と絡んでおけばよかった。でもまあ、こうして一部でもまた再会できたことが嬉しい。
その2日後、輪番勤務中の俺にとっては水曜にあたる日に今度は前職の飲み会に参加した。またしても、後輩が退職するのだという。その送別会だ。
数ヶ月に一人のペースで前職から人が辞めていく。まだまだ転職市場で通用する若い世代も早期優遇退職の対象者になったことが、当時は応募者が少なかったかもしれないが、（俺を含む）彼らに「転職」という選択肢を現実のものとし、考えさせた結果が今になって現れている、というのも一つの要因だと思える。
これまでも何人かの送別会に出てきたが、今回の後輩は、教育係が同じ先輩だったり、寮時代に隣の部屋だったり、代は違うが年齢が一緒だったりと、関わりも強かった。
彼は、関西へUターンを決めた。しばらくは、単身赴任らしい。奥さんと2人の子どもはしばらく首都圏に残り、保育園と仕事を続けるのだそうだ。
そこまでしてでもUターンを決めたのは、関西に住む親御さんの世話をするためだという。関西の会社に転職するにあたって、年齢的にラストチャンスだったのだとも言った。
決めた時は、やっていた仕事も気に入っていたし、会社にも不満はなかったのだが、そのうち、いろいろな不満が積もり積もっていたことに気付いた、と彼は言った。だから、だんだん転職ゲージが上がって行ったのだ思う、とも話していた。
前職ぶっちゃけ回顧録でも散々書いているように、前職にいた間は、俺もいろいろ不満を感じていた。「だからあいつは辞めたんだ」と勘違いしている人も多い。
だが、それは違う。転職日記でも示した通り、俺が転職を決めた直接の理由は、自分の能力をナチュラルに活かせる仕事をしたかったからだ。
前職で不満に感じたことは、現職で解決されているかというと、バカは相変わらずいるし、待遇面ではむしろドライだとさえ思う。それでも現職を辞めようとは思わない。
だから、不満なんていうマイナスベクトルは、よほどでなければ引き金にはならないのだと思う。 いくら不満という弾丸を詰めても、射撃はできない。これまで過ごしてきた環境をぶち壊すほどの理由がなくては引き金にはならない。
結局、何を拠り所にするか、だと思う。
今の俺は仕事が楽しいから他はかなりの部分で我慢できる。今回の彼なんかは、しばらく単身になるし、もともと満足していた仕事を離れることになるが、親の近くにいれること、そして将来的に自分の地元での生活を築けることが拠り所なんじゃないか、と勝手に解釈している。
ま、とにかく、漫然としてちゃいけないね。 自分でも拠り所が分からなくなると、俺の転職活動初期のように泥沼にハマる。
彼は希望に満ちた将来という拠り所を持って新天地へ往く。それが叶うことを、祈ってやまない。
nobilesの投稿(23:49:00-2011-09-14) -
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コメント
minco wrote:
2011-09-15 09:48:12
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