NOBILES Days
Jump to navigationFrankly Speaking... Vol.10
ここ最近の大型余震に不安にもなる。...が、例の人からのメールの一文に脱力する。
「さっきの地震、福島で震度7だったそうですね」
あぁ？？？？？
震度7ってさ、最初のM9の本震の時一番揺れたところの震度だよね？一体どこの情報をどう斜めに読んだらそんな解釈になるの？
彼がそう言った地震は、実際には最大震度5弱だか強だかのレベルの地震だった。もはやデマに踊らされる以前の問題だよね。それともまさか、震度とマグニチュードの区別がついてないんじゃなかろうな。仮にも理系の大人が。
いや、アホもここまでくると、もはや羨ましい。
っていうか、計画停電終ったんだから、ノートPC返せよ。ろくな仕事せんくせに。
ああそうそう、会社のゴールデンウィークがなくなった。無論、これも真夏を避け、まだ空調なしでもいける季節の間に働いておけ、という施策だ。まあどうせ俺は嫁さんが臨月迎える頃だから、全然予定入ってなかったから問題ないんだけど。むしろ、生まれた後の夏にずっと休めることの方が嬉しいかもしれない。
...なーんて言ってたらゴールデンウイークだった期間中に生まれちゃってどっひゃーってなるかもしれないけどね。
SAKURA in the night
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 4.0sec, F4.0, ISO100)
前職ぶっちゃけ日記、第10弾。
前職ぶっちゃけ日記
「10.ハイテンション・プログラマー」
*** Back Number ***
1.野放し
2.OFコンビ（ボンクラ親父達）
3.堕落人
4.砂上の楼閣1
5.砂上の楼閣2
6.火の玉、堕ちた
7.さよなら、ブーちゃん
8.新たなるチャレンジ
9.斜陽
開発方針を受け入れず、「仕様書が神」というエキスパートプログラマー「おっさん」を切ることにしたボス。これで、トンガリ、ブーちゃん、OKUDに続いて4人を切ったことになる。ひょっとしたら、OKDとODの2人もボスの方が切ったと勘違いしている人もいるかもしれない。
こんな印象を与えている大きな要因は、豪胆で歯に衣着せぬボスの言動だと先に述べた。だがボスは、そうした表向きのキャラとは異なり、彼らを切った、もしくは移籍させざるを得なかった理由を、他人に語ろうとはしなかった。
本人によるそのワケは極めてシンプルだった。
「んなもん、言ったところでしょーがねーじゃん。何が変わるわけじゃあるめーし。言い訳がましくてみっともないだけだ。」
別に人の目なんてどーでも良い。あくまで実利の人だったのだ。この人は。この辺、もう少しうまく立ち回っていたらあの会社でまだうまくやっていたのかもしれない、と思った。それが幸せかどうかはまた別問題だけどね。
そんなボスには、おっさんに代わってまた2人の派遣社員があてられることになった。
1人はボスより2〜3歳程度下にも関わらず、寡黙な広島弁が高倉健の空気を醸し出す「スギさん」。もう1人は（これは俺個人が心の中に潜ませていた愛称だが）「ドロンパ」だ。
スギさんは長く在籍することになるので今は置いておいて、今回はドロンパの話をする。
ドロンパという名は、もちろんオバQに登場するあのドロンパに由来する。なぜなら、彼は社会人になるまでアメリカで暮らしていて、メンタルまでアメリカナイズされていた。いや、そんなこと言うとアメリカ人に怒られるかもしれないけど (^_^;。
というのは、日本語におけるコミュニケーションが微妙だった。ハイテンション過ぎて会話が噛み合わない。朝すれ違った時にいきなり視界に飛び出してきて、大げさなポーズでガッツポーズして「イェーイ！」とかまされても、こっちはどう反応したらいいんですか？である。
恐らくは、元同僚のほとんどが俺と同じ印象を持っていると思う。「アメリカナイズされたハイテンションな変な奴」。
だが、後年に俺がボスのグループになって彼の話をしたら、ボスによる評価は大分違うものだった。
いやたしかに、その「変な奴」という印象はボスも同じだ。しかし、彼は仕事の能力が非常に高かった。
実は彼がアメリカで就職したのは任天堂の現地法人だった。そこで、ゲームのプログラミングをバリバリやっていたのだ。
後年のボスに言わせれば、「このくらいの機能ならこのくらいで完成させてくるかな？」という予想ペースを平均的に上回っていたのは、歴代の配下プログラマーの中でも彼だけだったという。
ボスが温めていたアイディアを、課のミーティングで勝手にペラペラ吹聴したりして困った面もあったが、実は結構ボスは気に入っていた。
周囲は「カワリモンどうしで気があったんじゃないか？」なんて当時言っていたが、そんなことはない。実力で勝ち取った信頼だった。
現に、プロジェクト自体もいいペースで回り始めた。
ボスも以前から考えていたシステム全体のアップデートの具体化に乗り出した。
ところが、ボスとドロンパとの蜜月は長くは続かなかった。記憶では1年前後だろう。ドロンパが郷里の金沢に帰ることになったからだ。
その原因は、「クラッシャー」の下にいたせいで心の病にかかったから、と思っている人は、恐らく少なくないと思う。
確かに、ある時期からドロンパの様子がおかしくなった。だがそれは、仕事がいやになったとか、忙しすぎておかしくなったとか、そういうわけではなかった。
ドロンパの脱落についてはまた次回。
「さっきの地震、福島で震度7だったそうですね」
あぁ？？？？？
震度7ってさ、最初のM9の本震の時一番揺れたところの震度だよね？一体どこの情報をどう斜めに読んだらそんな解釈になるの？
彼がそう言った地震は、実際には最大震度5弱だか強だかのレベルの地震だった。もはやデマに踊らされる以前の問題だよね。それともまさか、震度とマグニチュードの区別がついてないんじゃなかろうな。仮にも理系の大人が。
いや、アホもここまでくると、もはや羨ましい。
っていうか、計画停電終ったんだから、ノートPC返せよ。ろくな仕事せんくせに。
ああそうそう、会社のゴールデンウィークがなくなった。無論、これも真夏を避け、まだ空調なしでもいける季節の間に働いておけ、という施策だ。まあどうせ俺は嫁さんが臨月迎える頃だから、全然予定入ってなかったから問題ないんだけど。むしろ、生まれた後の夏にずっと休めることの方が嬉しいかもしれない。
...なーんて言ってたらゴールデンウイークだった期間中に生まれちゃってどっひゃーってなるかもしれないけどね。
SAKURA in the night
(PentaxK-7, PentaxFA31mmLimitedF1.8, 4.0sec, F4.0, ISO100)
前職ぶっちゃけ日記、第10弾。
前職ぶっちゃけ日記
「10.ハイテンション・プログラマー」
*** Back Number ***
1.野放し
2.OFコンビ（ボンクラ親父達）
3.堕落人
4.砂上の楼閣1
5.砂上の楼閣2
6.火の玉、堕ちた
7.さよなら、ブーちゃん
8.新たなるチャレンジ
9.斜陽
開発方針を受け入れず、「仕様書が神」というエキスパートプログラマー「おっさん」を切ることにしたボス。これで、トンガリ、ブーちゃん、OKUDに続いて4人を切ったことになる。ひょっとしたら、OKDとODの2人もボスの方が切ったと勘違いしている人もいるかもしれない。
こんな印象を与えている大きな要因は、豪胆で歯に衣着せぬボスの言動だと先に述べた。だがボスは、そうした表向きのキャラとは異なり、彼らを切った、もしくは移籍させざるを得なかった理由を、他人に語ろうとはしなかった。
本人によるそのワケは極めてシンプルだった。
「んなもん、言ったところでしょーがねーじゃん。何が変わるわけじゃあるめーし。言い訳がましくてみっともないだけだ。」
別に人の目なんてどーでも良い。あくまで実利の人だったのだ。この人は。この辺、もう少しうまく立ち回っていたらあの会社でまだうまくやっていたのかもしれない、と思った。それが幸せかどうかはまた別問題だけどね。
そんなボスには、おっさんに代わってまた2人の派遣社員があてられることになった。
1人はボスより2〜3歳程度下にも関わらず、寡黙な広島弁が高倉健の空気を醸し出す「スギさん」。もう1人は（これは俺個人が心の中に潜ませていた愛称だが）「ドロンパ」だ。
スギさんは長く在籍することになるので今は置いておいて、今回はドロンパの話をする。
ドロンパという名は、もちろんオバQに登場するあのドロンパに由来する。なぜなら、彼は社会人になるまでアメリカで暮らしていて、メンタルまでアメリカナイズされていた。いや、そんなこと言うとアメリカ人に怒られるかもしれないけど (^_^;。
というのは、日本語におけるコミュニケーションが微妙だった。ハイテンション過ぎて会話が噛み合わない。朝すれ違った時にいきなり視界に飛び出してきて、大げさなポーズでガッツポーズして「イェーイ！」とかまされても、こっちはどう反応したらいいんですか？である。
恐らくは、元同僚のほとんどが俺と同じ印象を持っていると思う。「アメリカナイズされたハイテンションな変な奴」。
だが、後年に俺がボスのグループになって彼の話をしたら、ボスによる評価は大分違うものだった。
いやたしかに、その「変な奴」という印象はボスも同じだ。しかし、彼は仕事の能力が非常に高かった。
実は彼がアメリカで就職したのは任天堂の現地法人だった。そこで、ゲームのプログラミングをバリバリやっていたのだ。
後年のボスに言わせれば、「このくらいの機能ならこのくらいで完成させてくるかな？」という予想ペースを平均的に上回っていたのは、歴代の配下プログラマーの中でも彼だけだったという。
ボスが温めていたアイディアを、課のミーティングで勝手にペラペラ吹聴したりして困った面もあったが、実は結構ボスは気に入っていた。
周囲は「カワリモンどうしで気があったんじゃないか？」なんて当時言っていたが、そんなことはない。実力で勝ち取った信頼だった。
現に、プロジェクト自体もいいペースで回り始めた。
ボスも以前から考えていたシステム全体のアップデートの具体化に乗り出した。
ところが、ボスとドロンパとの蜜月は長くは続かなかった。記憶では1年前後だろう。ドロンパが郷里の金沢に帰ることになったからだ。
その原因は、「クラッシャー」の下にいたせいで心の病にかかったから、と思っている人は、恐らく少なくないと思う。
確かに、ある時期からドロンパの様子がおかしくなった。だがそれは、仕事がいやになったとか、忙しすぎておかしくなったとか、そういうわけではなかった。
ドロンパの脱落についてはまた次回。
nobilesの投稿(22:26:36-2011-04-13) -
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