NOBILES Days
Jump to navigation2005 F-1 Monaco Tour (13) - Day3(5/19) Course Open
この1月いっぱいで、ある先輩が会社を辞めた。俺が入社した時からずっと同じ部だった先輩だ。もうこの会社に見切りをつけた、という理由だ。
いや、普通は残る人間に対しそんなセリフは言うものではないが、逆に、それを正直に言えるほど、俺達は信頼する仲だったということだ。だからこそ、そんな先輩が去ることは本当に寂しく思う。
とにかくこのご時世、先輩や同期、とにかく多くの人が会社を去っている。今製造業は厳しい状況を迎えているが、俺は大らかで懐の深い会社が好きだったし（何しろ男の育休をとらせてくれた）、それを取り戻すために頑張らなければならないと思っている。
さて、今回はなんと半年も放置していた2005年モナコGP観戦記の続きである。
バックナンバーはこちら。
1.Prologue
2.To Nice
3.Musee Matisse
4.To Vence
5.At Vence
6.Vence Old Town
7.First Monaco
8.Kir Royal
9.Free Practice 1
10.Free Practice 2
11.Meet F-1 Drivers
12.Walk Around In Monaco
有名なモナコのカジノ
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/200sec, F4.0, ISO50)
さあ、スーパーカーばかりに見惚れているわけにもいかない。モナコでもトップクラスのグレードで、この時、ミヒャエル・シューマッハが宿泊していたというオテル・ド・パリの脇はブランドショップがずらりと並んでいた。早速、お買い物スタートだ。
モナコのブランドショップはやはり何かが違う。開放的だし、カジュアルでもあるのだが、決して品は失わない。何か特別な雰囲気に思わず財布の紐も緩んでしまう。
オテル・ド・パリ隣接の雑貨屋？きらびやかだ
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/200sec, F4.0, ISO50)
ディオールでは、日本ではお目にかけないようなポップなネックレスがあったので、嫁さんが購入した。俺も、妹へのお土産としてピアスを買った。
と、目的の一つでもあったルイ・ヴィトンについては改装中だったのだが、オテル・ミラボーの脇で営業しているという。
ミラボーはオテル・ド・パリからは道路一本で2,3分も歩けば着く位置だが、その道がまさにグランプリコースとなっているために、閉鎖して入れない。わざわざ一つ外側の通りまで出て、グランプリコースの裏からミラボーを目指す。
オテル・ミラボー
地下はfnacなどが入るショッピングセンターだった
(PanasonicDMC-FZ10(7.8mm=equiv47mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/250sec, F4.0, ISO50)
オテル・ミラボーの横まで来ると...何やらコースの方が慌ただしい雰囲気になっている。
...一般人が歩いている？
そう、コースオープンされていたのだ。
モナコグランプリくんだりまで乗り込んだくせに勉強不足で、実はこのとき初めて知ったのだが、この日の最後の走行、ポルシェカップのフリー走行が18時過ぎに終わってから1時間、19時には一般道としてグランプリコースも開放されるのだ。
他の道とつながる部分のガードレールを撤去している（拡大はなし）
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/60sec, F2.8, ISO75)
奥に見える看板はまさにミラボーコーナーの内側に掲げられたもの。右側の並びにルイ・ヴィトンの仮店舗があった。
ちなみにかなり明るいが、これでも午後7時だ。
コースに駆け出したい気持ちをとりあえずは抑えて、とりあえずヴィトンでの用事を済まそう。
ヴィトンは、ミラボーコーナーのすぐ横、さっきまでコースクローズしていてアクセスの悪かった場所だったため、人もまばらだった。だが、仮店舗とは信じられないほどしっかりした店舗で、嫁さんの個人財布やら、嫁さん家族へのお土産などを一頻り購入した。
さあ！早速グランプリコースへ出よう（ウズウズMAX!!）。
ミラボーコーナー内側からカジノコーナー側を臨む
奥の方に、前回登場のオテル・エルミタージュが見える
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/60sec, F2.8, ISO50)
ここで'90年、ベルガーがプロストに突っ込み、1台限り投入の新しいプログラマブル6速セミオートマ搭載のフェラーリ641/2はフイとなり、Tカーでの赤旗再スタート後、プロストはみすみすセナの独走を許すことになるばかりか、リタイヤに終わるのである。
だが、こんな狭いコーナー、ここモナコでは追い抜きポイントとされているのだから恐ろしい。
前回書いたように、最終コーナーの外側からわざわざ遠回りしてこのミラボーコーナーまでやってきたものの、ここからコースの先に進むのももったいない。やはり、カジノコーナーなども見ておきたい。
...そんなわけで、大バカもいいところだが、とりあえずコースを逆回りでスタートライン方面に向けて歩き始めることにする。あ、いや、口実はグランプリコース沿いにあるブランドショップなんだけどね (^_^;。グッチやらエルメスは、グランプリコースのマッセンネコーナーの内側にあり、目の前をマシンが駆け抜けて行くため、テレビ放送などでもモナコGPを象徴するシーンとしてよく映っている。
カジノコーナーとオテル・ド・パリ
右奥にやはりオテル・エルミタージュが見える。左端にカジノの一部が見えている。
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/200sec, F4.0, ISO50)
こんな狭いところをレーシングスピードで走っていたのかと思うと改めて驚く。
と、オテル・ド・パリ前で見たことのある顔が...。
フローラン・ダバディ氏（拡大はなし）
(PanasonicDMC-FZ10(20.2mm=equiv122mm,trimmed ), ProgramMode, 1/60sec, F2.8, ISO100)
あのフィリップ・トルシエがサッカー日本代表監督をしていた時の通訳で、「すぽると」のキャスターのフローラン・ダバディ氏だった。
どうやら、カジノやオテル・ド・パリを背景にレポートを撮ろうとしているようだ。だが、何かカメラの側がトラブっているらしく、困った顔でマイクを持ったまま待っていた。どうやら声をかけに行く雰囲気ではないし、F-1ドライバー達に散々会った後なのでインパクトは薄かった (^_^;。
右にオテル・ド・パリ、左にカジノを見ながらグランプリコースをスタートライン方向へ歩いて行くと、前出のマッセンネコーナーへと出る。ここまで来ると、入り江となったモナコの港、そして王宮が目の前に広がるのだった。
道の脇のテラスから王宮とモナコの港を臨む
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/320sec, F4.0, ISO50)
マッセンネコーナーからカジノコーナー側を振り返る
右がカジノ、左にオテル・ド・パリ...グッチも見える
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/160sec, F4.0, ISO50)
嗚呼、夢見心地だ。この時点で実は時刻19時半也。
あ、でも、結局このグッチやらエルメスはこの日は営業してなかったのだった。
さあ、最後に今回の俺達の足取りを復習。
青が俺達が辿ったルートだ。
3日目の旅行記はまだまだ続く（マジ？）。
いや、普通は残る人間に対しそんなセリフは言うものではないが、逆に、それを正直に言えるほど、俺達は信頼する仲だったということだ。だからこそ、そんな先輩が去ることは本当に寂しく思う。
とにかくこのご時世、先輩や同期、とにかく多くの人が会社を去っている。今製造業は厳しい状況を迎えているが、俺は大らかで懐の深い会社が好きだったし（何しろ男の育休をとらせてくれた）、それを取り戻すために頑張らなければならないと思っている。
さて、今回はなんと半年も放置していた2005年モナコGP観戦記の続きである。
バックナンバーはこちら。
1.Prologue
2.To Nice
3.Musee Matisse
4.To Vence
5.At Vence
6.Vence Old Town
7.First Monaco
8.Kir Royal
9.Free Practice 1
10.Free Practice 2
11.Meet F-1 Drivers
12.Walk Around In Monaco
有名なモナコのカジノ
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/200sec, F4.0, ISO50)
さあ、スーパーカーばかりに見惚れているわけにもいかない。モナコでもトップクラスのグレードで、この時、ミヒャエル・シューマッハが宿泊していたというオテル・ド・パリの脇はブランドショップがずらりと並んでいた。早速、お買い物スタートだ。
モナコのブランドショップはやはり何かが違う。開放的だし、カジュアルでもあるのだが、決して品は失わない。何か特別な雰囲気に思わず財布の紐も緩んでしまう。
オテル・ド・パリ隣接の雑貨屋？きらびやかだ
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/200sec, F4.0, ISO50)
ディオールでは、日本ではお目にかけないようなポップなネックレスがあったので、嫁さんが購入した。俺も、妹へのお土産としてピアスを買った。
と、目的の一つでもあったルイ・ヴィトンについては改装中だったのだが、オテル・ミラボーの脇で営業しているという。
ミラボーはオテル・ド・パリからは道路一本で2,3分も歩けば着く位置だが、その道がまさにグランプリコースとなっているために、閉鎖して入れない。わざわざ一つ外側の通りまで出て、グランプリコースの裏からミラボーを目指す。
オテル・ミラボー
地下はfnacなどが入るショッピングセンターだった
(PanasonicDMC-FZ10(7.8mm=equiv47mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/250sec, F4.0, ISO50)
オテル・ミラボーの横まで来ると...何やらコースの方が慌ただしい雰囲気になっている。
...一般人が歩いている？
そう、コースオープンされていたのだ。
モナコグランプリくんだりまで乗り込んだくせに勉強不足で、実はこのとき初めて知ったのだが、この日の最後の走行、ポルシェカップのフリー走行が18時過ぎに終わってから1時間、19時には一般道としてグランプリコースも開放されるのだ。
他の道とつながる部分のガードレールを撤去している（拡大はなし）
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/60sec, F2.8, ISO75)
奥に見える看板はまさにミラボーコーナーの内側に掲げられたもの。右側の並びにルイ・ヴィトンの仮店舗があった。
ちなみにかなり明るいが、これでも午後7時だ。
コースに駆け出したい気持ちをとりあえずは抑えて、とりあえずヴィトンでの用事を済まそう。
ヴィトンは、ミラボーコーナーのすぐ横、さっきまでコースクローズしていてアクセスの悪かった場所だったため、人もまばらだった。だが、仮店舗とは信じられないほどしっかりした店舗で、嫁さんの個人財布やら、嫁さん家族へのお土産などを一頻り購入した。
さあ！早速グランプリコースへ出よう（ウズウズMAX!!）。
ミラボーコーナー内側からカジノコーナー側を臨む
奥の方に、前回登場のオテル・エルミタージュが見える
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/60sec, F2.8, ISO50)
ここで'90年、ベルガーがプロストに突っ込み、1台限り投入の新しいプログラマブル6速セミオートマ搭載のフェラーリ641/2はフイとなり、Tカーでの赤旗再スタート後、プロストはみすみすセナの独走を許すことになるばかりか、リタイヤに終わるのである。
だが、こんな狭いコーナー、ここモナコでは追い抜きポイントとされているのだから恐ろしい。
前回書いたように、最終コーナーの外側からわざわざ遠回りしてこのミラボーコーナーまでやってきたものの、ここからコースの先に進むのももったいない。やはり、カジノコーナーなども見ておきたい。
...そんなわけで、大バカもいいところだが、とりあえずコースを逆回りでスタートライン方面に向けて歩き始めることにする。あ、いや、口実はグランプリコース沿いにあるブランドショップなんだけどね (^_^;。グッチやらエルメスは、グランプリコースのマッセンネコーナーの内側にあり、目の前をマシンが駆け抜けて行くため、テレビ放送などでもモナコGPを象徴するシーンとしてよく映っている。
カジノコーナーとオテル・ド・パリ
右奥にやはりオテル・エルミタージュが見える。左端にカジノの一部が見えている。
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/200sec, F4.0, ISO50)
こんな狭いところをレーシングスピードで走っていたのかと思うと改めて驚く。
と、オテル・ド・パリ前で見たことのある顔が...。
フローラン・ダバディ氏（拡大はなし）
(PanasonicDMC-FZ10(20.2mm=equiv122mm,trimmed ), ProgramMode, 1/60sec, F2.8, ISO100)
あのフィリップ・トルシエがサッカー日本代表監督をしていた時の通訳で、「すぽると」のキャスターのフローラン・ダバディ氏だった。
どうやら、カジノやオテル・ド・パリを背景にレポートを撮ろうとしているようだ。だが、何かカメラの側がトラブっているらしく、困った顔でマイクを持ったまま待っていた。どうやら声をかけに行く雰囲気ではないし、F-1ドライバー達に散々会った後なのでインパクトは薄かった (^_^;。
右にオテル・ド・パリ、左にカジノを見ながらグランプリコースをスタートライン方向へ歩いて行くと、前出のマッセンネコーナーへと出る。ここまで来ると、入り江となったモナコの港、そして王宮が目の前に広がるのだった。
道の脇のテラスから王宮とモナコの港を臨む
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/320sec, F4.0, ISO50)
マッセンネコーナーからカジノコーナー側を振り返る
右がカジノ、左にオテル・ド・パリ...グッチも見える
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36mm,trimmed to 3:2), ProgramMode, 1/160sec, F4.0, ISO50)
嗚呼、夢見心地だ。この時点で実は時刻19時半也。
あ、でも、結局このグッチやらエルメスはこの日は営業してなかったのだった。
さあ、最後に今回の俺達の足取りを復習。
青が俺達が辿ったルートだ。
3日目の旅行記はまだまだ続く（マジ？）。
nobilesの投稿(23:55:00-2009-02-01) -
カテゴリ: Monaco
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