NOBILES Days
Jump to navigation2005 F-1 Monaco Tour (15) - Day3(5/19) Dive Into The Water
年が明けて、そろそろ花粉対策を考えねばならない時期になった。
毎年、俺はタリオンという、アレルギーを抑える薬を飲んできたが、今年は思い立って鼻の内部の粘膜を焼くレーザー治療を受けることにした。軽い麻酔は使うようだが、1時間程度で施術できるらしく、前後の私生活や仕事に影響はないらしい。しかも保険が適用されるらしく、5000円そこそこでできるらしい。そこで、週末に事前の診察に行き、来週の手術を予約してきた。
ただ、目のかゆみの方は防げない。こちらはまだ薬に頼ることになりそうだ。
さて...。
わー、気付けば1年以上モナコGP観戦記サボってたかー。行ったの自体がもう6年前になろうとしているのに。
ま、この一年慌ただしかったからねー。そんなわけで、久々にいってみよう。
バックナンバーはこちら。
1.Prologue
2.To Nice
3.Musee Matisse
4.To Vence
5.At Vence
6.Vence Old Town
7.First Monaco
8.Kir Royal
9.Free Practice 1
10.Free Practice 2
11.Meet F-1 Drivers
12.Walk Around In Monaco
13.Course Open
14.Meet The God
Jump Into The Water
(PanasonicDMC-FZ10(10.0mm=equiv60.0mm), ProgramMode, 1/500sec, F4.0, ISO50)
モナコ恒例、（金曜をパーティーに充てるための）木曜のフリー走行後、ガードレールを一部外してオープンしたコースを、俺達は歩いて一周しようとしていた。
トンネルを抜け、ヌーベルシケインまで辿り着くと、夕暮れに岩山がそそり立つ美しい風景に出会えた。
が、一方で俺達の体力も限界に近づいていた。まだコースは半分を過ぎた程度だった。
夕暮れだが、ここはヨーロッパ。時刻はもう20時を回っていた。疲れ果て、無口になってきた俺達だが、既にコース後半に差しかかっている以上、この方向でただ歩き続けるしかない。タクシーなんて乗った日にゃ、あの大渋滞でますますどうにもならなくなるし。
ヌーベルシケインを立ち上がった海沿いの僅かなストレートを歩く。
この辺りは特に大型のクルーザーが停泊していた。
俺達が乗っていたキール・ロワイヤルでも、俺たちにすれば超セレブなものだが、それと比較しても明らかに2クラスくらい上だ。一体どんな人？団体？の船なんだろう。
Big Cruisers
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36.0mm), ProgramMode, 1/80sec, F2.8, ISO50)
コースの陸地側沿いには、カフェやレストランらしきものが並んでいる。ここもセレブ臭がプンプンする。
Cafe & Restaurant
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36.0mm), ProgramMode, 1/60sec, F2.8, ISO100)
そこをズンズンと進んでいくと、だんだんと左側に停泊している船の格が少しずつ下がっていくのが分かった。なるほどー。きっと払った金順にヌーベルシケインから並ぶんだね。
ストレートの終わりはタバコ屋コーナーだ。これはコーナーの脇にタバコ屋があったことからついた名だが、その由来となったタバコ屋を探そうという気が起きるほどの元気は既になかった。
だが海側を見て、少し懐かしいような気持ちになった。俺らが乗っていたキール・ロワイヤルがそこに鎮座していたからだ。
よっ！7時間ぶりだねっ！
Kir Royal
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36.0mm), ProgramMode, 1/125sec, F4.0, ISO50)
こうして見ると、ヌーベルシケイン側にあった船と比べると貧相にすら見えてしまう。
考えてみると、停泊している位置はコーナーの曲がり込んだ内側なので、マシンが見える範囲も限られていて、ヌーベルシケインの攻防を見るのも、だいぶ難しい感じだった。
うーん。要は金によって全ての序列が決まるのね。キビシー。
そんな現実にちょっとばかりゲンナリしながらも、余裕を失っている俺達はひたすら先を急ぐ。
でも、海沿いの道は、レーシングコースの時とは違って、風も涼しくなり、穏やかな波の音と、モナコGPというイベントで少し高揚している（それでも、街にとっては毎年のことだから馬鹿騒ぎという感じではない）人々の雰囲気が心地よく感じられた。
プールサイドに来た。
ここはその名のとおり、モナコ王室のプールを回り込むシケイン状のコーナーだ。
プールには立派な飛び込み台まであり、モニュメントなんかが立っていたりして（トビラの写真だ）、さすがはロイヤルプール、なんて思った。
Royal Pool
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36.0mm), ProgramMode, 1/80sec, F2.8, ISO50)
それにしても、ここにしたってかなり狭い。レース用のガードレールがある状態では視界も限られるから、仮に一般車で走ってもそれなりにスピードを落とすだろう。
ところがF-1ドライバー達はここに200km/h近いスピードで飛び込んでくる。ますます正気の沙汰じゃない、と思った。そりゃ、赤木軍馬をはじめ (^_^;、転落事故も発生するわけだ。
Poolside
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36.0mm), ProgramMode, 1/100sec, F2.8, ISO50)
俺たちの足は棒のようになっていた。この日の歩行距離は既に10kmは超えていただろう。今回の足取りをマップで復習。赤がグランプリコース、青が俺達の足取りだ。
つづく。
毎年、俺はタリオンという、アレルギーを抑える薬を飲んできたが、今年は思い立って鼻の内部の粘膜を焼くレーザー治療を受けることにした。軽い麻酔は使うようだが、1時間程度で施術できるらしく、前後の私生活や仕事に影響はないらしい。しかも保険が適用されるらしく、5000円そこそこでできるらしい。そこで、週末に事前の診察に行き、来週の手術を予約してきた。
ただ、目のかゆみの方は防げない。こちらはまだ薬に頼ることになりそうだ。
さて...。
わー、気付けば1年以上モナコGP観戦記サボってたかー。行ったの自体がもう6年前になろうとしているのに。
ま、この一年慌ただしかったからねー。そんなわけで、久々にいってみよう。
バックナンバーはこちら。
1.Prologue
2.To Nice
3.Musee Matisse
4.To Vence
5.At Vence
6.Vence Old Town
7.First Monaco
8.Kir Royal
9.Free Practice 1
10.Free Practice 2
11.Meet F-1 Drivers
12.Walk Around In Monaco
13.Course Open
14.Meet The God
Jump Into The Water
(PanasonicDMC-FZ10(10.0mm=equiv60.0mm), ProgramMode, 1/500sec, F4.0, ISO50)
モナコ恒例、（金曜をパーティーに充てるための）木曜のフリー走行後、ガードレールを一部外してオープンしたコースを、俺達は歩いて一周しようとしていた。
トンネルを抜け、ヌーベルシケインまで辿り着くと、夕暮れに岩山がそそり立つ美しい風景に出会えた。
が、一方で俺達の体力も限界に近づいていた。まだコースは半分を過ぎた程度だった。
夕暮れだが、ここはヨーロッパ。時刻はもう20時を回っていた。疲れ果て、無口になってきた俺達だが、既にコース後半に差しかかっている以上、この方向でただ歩き続けるしかない。タクシーなんて乗った日にゃ、あの大渋滞でますますどうにもならなくなるし。
ヌーベルシケインを立ち上がった海沿いの僅かなストレートを歩く。
この辺りは特に大型のクルーザーが停泊していた。
俺達が乗っていたキール・ロワイヤルでも、俺たちにすれば超セレブなものだが、それと比較しても明らかに2クラスくらい上だ。一体どんな人？団体？の船なんだろう。
Big Cruisers
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36.0mm), ProgramMode, 1/80sec, F2.8, ISO50)
コースの陸地側沿いには、カフェやレストランらしきものが並んでいる。ここもセレブ臭がプンプンする。
Cafe & Restaurant
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36.0mm), ProgramMode, 1/60sec, F2.8, ISO100)
そこをズンズンと進んでいくと、だんだんと左側に停泊している船の格が少しずつ下がっていくのが分かった。なるほどー。きっと払った金順にヌーベルシケインから並ぶんだね。
ストレートの終わりはタバコ屋コーナーだ。これはコーナーの脇にタバコ屋があったことからついた名だが、その由来となったタバコ屋を探そうという気が起きるほどの元気は既になかった。
だが海側を見て、少し懐かしいような気持ちになった。俺らが乗っていたキール・ロワイヤルがそこに鎮座していたからだ。
よっ！7時間ぶりだねっ！
Kir Royal
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36.0mm), ProgramMode, 1/125sec, F4.0, ISO50)
こうして見ると、ヌーベルシケイン側にあった船と比べると貧相にすら見えてしまう。
考えてみると、停泊している位置はコーナーの曲がり込んだ内側なので、マシンが見える範囲も限られていて、ヌーベルシケインの攻防を見るのも、だいぶ難しい感じだった。
うーん。要は金によって全ての序列が決まるのね。キビシー。
そんな現実にちょっとばかりゲンナリしながらも、余裕を失っている俺達はひたすら先を急ぐ。
でも、海沿いの道は、レーシングコースの時とは違って、風も涼しくなり、穏やかな波の音と、モナコGPというイベントで少し高揚している（それでも、街にとっては毎年のことだから馬鹿騒ぎという感じではない）人々の雰囲気が心地よく感じられた。
プールサイドに来た。
ここはその名のとおり、モナコ王室のプールを回り込むシケイン状のコーナーだ。
プールには立派な飛び込み台まであり、モニュメントなんかが立っていたりして（トビラの写真だ）、さすがはロイヤルプール、なんて思った。
Royal Pool
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36.0mm), ProgramMode, 1/80sec, F2.8, ISO50)
それにしても、ここにしたってかなり狭い。レース用のガードレールがある状態では視界も限られるから、仮に一般車で走ってもそれなりにスピードを落とすだろう。
ところがF-1ドライバー達はここに200km/h近いスピードで飛び込んでくる。ますます正気の沙汰じゃない、と思った。そりゃ、赤木軍馬をはじめ (^_^;、転落事故も発生するわけだ。
Poolside
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm=equiv36.0mm), ProgramMode, 1/100sec, F2.8, ISO50)
俺たちの足は棒のようになっていた。この日の歩行距離は既に10kmは超えていただろう。今回の足取りをマップで復習。赤がグランプリコース、青が俺達の足取りだ。
つづく。
nobilesの投稿(23:44:43-2011-01-10) -
カテゴリ: Monaco
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