NOBILES Days
Jump to navigation2005 F-1 Monaco Tour (23) - Day4(5/20) Tongue Resting
ここのところかかりきりだった仕事に先週、一区切りをつけた。まあプロジェクト全体ではまだまだタスクは腐るほどあるのだが、100%俺の個人責任となるパートについて、一通り形になったのは大きい。
5月は目まぐるしかった。6日までのGWは完全に家族サービスに徹した。連休明けてから、がっつり業務に励んだ。もう一つのプロジェクトが並行しているので、派遣さんに指示を出さなくちゃいけないし、（あのアホのグループリーダーが工数を超ムダ遣いしたせいで）予算が厳しくなったので、休日出勤は控えなくちゃいけないし、だからバンド練にも強行参加しちゃったり (^_^;。
本来は例の女性が大きな戦力になるはずが、あのヤツのお守り（むしろ「重り」だな）と「居眠り」に夢中で全く加算にならなかった。
日程は壊滅的だと思われたが、なんのかんので体裁を保った。
いやー、ものすごい開放感だ。ここまで人に頼らずに課題を突破した仕事、これまであったかな。あ、いや、もちろんいろんな人の助けがあったけど、今回はそれを引き出すのも含めて自分主導だったと思う。まあ若干、本業以外の下らんことに悩まされた気がしないでもないが、結局、それも仕事の一つだ。考え方を変えれば、奴らのようなダメなのがいれば、自分には高い評価が与えられるはずだと、ポジティブに考えることにした。
...会社全体としてはそれじゃ困るんだけどな。贅肉みたいな連中ばっかじゃ。
なんて毒吐いてたら、今週も全然ホッとできない状況だ。明日はまた埼玉北部へ出張する。
さて、今年もモナコGP終っちゃったね（大汗）。というわけで、10年経っちゃう前に完結させたい2005年モナコGP観戦記！
ツアー4日目、金曜日パーティーデーのクルーザーパーティー後から宿に帰るところまで。
電車から見えた港の風景
多分この時の風景を地表付近から見たことになるんだろう。
(PeanasonicDMC-FZ10(36.0mm=equiv36.0mm), 1/320sec, F4.0, ISO100)
2005年モナコGP観戦記バックナンバーはこちら。
1.Prologue
2.To Nice
3.Musee Matisse
4.To Vence
5.At Vence
6.Vence Old Town
7.First Monaco
8.Kir Royal
9.Free Practice 1
10.Free Practice 2
11.Meet F-1 Drivers
12.Walk Around In Monaco
13.Course Open
14.Meet The God
15.Dive Into The Water
16.The Evening of The Palace
17.Tour Mates
18.The Honeycomb Village
19.The Hawaiian Priest
20.Sunny Monaco
21.Cruiser Party
22.Cruiser Party2
下船した俺たちは、嫁さんの希望で、また坂を登って、オテル・ド・パリ周辺のブランドショップエリアを目指すことにした。
振り返ると、3階建てのクルーザーの最上階にあたる甲板上で新婚組の4人が「この出会いに乾杯！」的にグラスを合わせて盛り上がっていた。多分、俺たちよりもう少し年下と思しき2組だった。
これより前から、そういう雰囲気が若干羨ましくもあった。でもこの時、俺らとはテンションが違うなあ、若いなあ、と正直思った。
ま、新婚旅行なんだから2人で楽しめばいいのさ、と思ったものだ。
タバコ屋コーナーの脇の階段からサンデポーテに出て坂を登っていく。大分モナコの地理にも慣れてきた。
5分ほどボー・リバージュの坂を登る。ブランドショップの並ぶマスネコーナーを左に曲がりこむ。オテル・ド・パリにポルシェのカイエンが入ろうとしているが、なんかもうポルシェなんて見慣れ過ぎてX-TRAILぐらいの感覚になっているな。
そんなことを思いながら、カジノ前にやってきた。さすがパーティーデー、カジノはものすごく華やかな空気に包まれている。ロータリーに止まっている車も、フェラーリ、ランボルギーニが当たり前だ。
Ventury
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm(equiv=36.0mm)), 1/125sec, F3.3, ISO50)
レア車発見。フランスのヴェンチュリーだ。片山右京がデビューした1992年のラルースのタイトルスポンサーだね。
なーんて、うっとりと眺めていたら、俺が立っていたところはカジノの駐車場だったらしい。気づくとそこに「ある車」が入ろうとしていることに気づいた。
げっ。真っ赤なエンツォじゃん！！
慌ててカメラを向けて撮ろうとしたら、轢かれそうになった。
わーーー
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm(equiv=36.0mm)), 1/80sec, F2.8, ISO50)
そんなこともあったが、とにかく、パーティーデーの高揚感がすごい。もちろん、俺達もクルーザーで酒飲んでるのもあるが。やっぱりスペシャルな街、モナコにとってもF-1はスペシャルなお祭りなのだ。いつまでもそこに浸っていたいが、人も多くて慌ただしい。気を取り直してもともとの目的の買い物を済ませに店を回った。ヨーロッパならではの、カカオ純度が高いチョコなんかも買った（そのあと、健康ブームで日本でもちょっと流行ったけど）。
まだまだモナコの街を探索したい気持ちもあったが、さすがに前日コースを1周した疲れもあったので、日がくれる前にニースに帰ることにした。
モナコの街並み
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm(equiv=36.0mm)), 1/160sec, F4.0, ISO50)
前日散々歩いたおかげで、初日利用した出入り口まで戻らなくても、カジノから少し歩けば駅に入れることは把握していた。
幸い、前日のフリー走行の時のような1時間待ちをすることもなく来た電車に乗り、ニースに向かう。
まだ明るかったので、ビーチも良く見える。なんか折り重なるようにしてイチャイチャしているカップルなんかもいる。グランプリがなくても、もともと素晴らしいリゾート地なんだな、ここは。
ニースに着いた。食事がまだだ。
実はもうこの頃には二人とも、ヨーロッパのコッテリ料理に、食傷気味になっていた。そこで、駅前にやっすそうな中華料理屋があったのを思い出し、舌休めとして、そこに入った。焼きそばとか、チャーハンとか、そんなものを頼んだと記憶している（写真が残っていない）が、やっすい味に妙に安心した覚えがある。でも周囲には意外に、地元の上品そうなおばちゃんとかもいた。彼らにとっても新鮮な味なのだろう。
せっかく早くニースに戻ってきたので、まだ開いていた大きめのスーパーにも入ってみた。
普通のスーパーなのに、多分建物は昔からあるものなんだろう、なんだか格調高いものに感じられた。そして、ワインコーナーがすごく充実していた。さすが本場だ。ワインにハマった今ならもっと狂喜乱舞だったんだろうな。その頃は別にハマっていたわけではないが、それでも、持ち帰り用とお土産用で2〜3本買った。うまそうな菓子も買った。
ホテルに帰って、少しのんびりする。おんぼろホテルのテレビはやっぱりおんぼろだし、そもそも全然言葉が分からんが、音が出てるだけでも気分が違うのでとりあえず点けていた。
そうそう、これはこの日ではなく前日に気づいたことなのだが。
たしか4つくらい映ったチャンネルの中に、なぜかドイツ語らしきスポーツチャンネルがあった（フランス語でもなく、すぐ近くのイタリア語でもねーのかよ）ので、だいたいそれを点けていた。
ところが、日が変わるとちょっと雰囲気が変わってきた。場面はサッカーのグラウンドやらボーリング場なのでスポーツ関係ではあるのだが、なんだか様子がおかしい。登場人物が筋肉隆々のアスリートから、スタイル抜群のセクシーな女性たちに代わっている。あれれ？ダンサブルな音楽に乗ってクネクネしながらトップレスになっちゃったよ！
なんかほんと笑っちゃうような内容で、キーパー役のおねえちゃんが、ヘナチョコボールの嵐にあった後に、ゴールポストでクネクネしながら脱いだり（罰ゲームか！？）。ボーリング場で投げるふりばっかしてた子が、やっぱりクネクネ脱ぎながらボールパークに跨ったりと、まあやりたい放題だ。スポーツチャンネルで、これでええんか？
バカバカしすぎて、しばらく嫁さんとニヤニヤしながら見ていた。
しばらく寸劇が続いたのち、おもむろに電話番号が表示される。
「セクシャルなんたらかんたら、アインツィッヒ・ノインツィッヒ」
みたいな。たぶん、有料チャンネルかなんかの宣伝なんだろう。それにしても、その「アインツィッヒ・ノインツィッヒ」というリズミカルな響きが新鮮で（「10番90番」くらいの意味なのか？）、この件は「アインツィッヒ・ノインツィッヒ事件」としてうちの夫婦の間では未だに語り草なのである。
最後に、この日歩いたモナコマップ。赤がグランプリコース、青が俺達の足取りだ。
次回からやっと予選だな。つづく。
5月は目まぐるしかった。6日までのGWは完全に家族サービスに徹した。連休明けてから、がっつり業務に励んだ。もう一つのプロジェクトが並行しているので、派遣さんに指示を出さなくちゃいけないし、（あのアホのグループリーダーが工数を超ムダ遣いしたせいで）予算が厳しくなったので、休日出勤は控えなくちゃいけないし、だからバンド練にも強行参加しちゃったり (^_^;。
本来は例の女性が大きな戦力になるはずが、あのヤツのお守り（むしろ「重り」だな）と「居眠り」に夢中で全く加算にならなかった。
日程は壊滅的だと思われたが、なんのかんので体裁を保った。
いやー、ものすごい開放感だ。ここまで人に頼らずに課題を突破した仕事、これまであったかな。あ、いや、もちろんいろんな人の助けがあったけど、今回はそれを引き出すのも含めて自分主導だったと思う。まあ若干、本業以外の下らんことに悩まされた気がしないでもないが、結局、それも仕事の一つだ。考え方を変えれば、奴らのようなダメなのがいれば、自分には高い評価が与えられるはずだと、ポジティブに考えることにした。
...会社全体としてはそれじゃ困るんだけどな。贅肉みたいな連中ばっかじゃ。
なんて毒吐いてたら、今週も全然ホッとできない状況だ。明日はまた埼玉北部へ出張する。
さて、今年もモナコGP終っちゃったね（大汗）。というわけで、10年経っちゃう前に完結させたい2005年モナコGP観戦記！
ツアー4日目、金曜日パーティーデーのクルーザーパーティー後から宿に帰るところまで。
電車から見えた港の風景
多分この時の風景を地表付近から見たことになるんだろう。
(PeanasonicDMC-FZ10(36.0mm=equiv36.0mm), 1/320sec, F4.0, ISO100)
2005年モナコGP観戦記バックナンバーはこちら。
1.Prologue
2.To Nice
3.Musee Matisse
4.To Vence
5.At Vence
6.Vence Old Town
7.First Monaco
8.Kir Royal
9.Free Practice 1
10.Free Practice 2
11.Meet F-1 Drivers
12.Walk Around In Monaco
13.Course Open
14.Meet The God
15.Dive Into The Water
16.The Evening of The Palace
17.Tour Mates
18.The Honeycomb Village
19.The Hawaiian Priest
20.Sunny Monaco
21.Cruiser Party
22.Cruiser Party2
下船した俺たちは、嫁さんの希望で、また坂を登って、オテル・ド・パリ周辺のブランドショップエリアを目指すことにした。
振り返ると、3階建てのクルーザーの最上階にあたる甲板上で新婚組の4人が「この出会いに乾杯！」的にグラスを合わせて盛り上がっていた。多分、俺たちよりもう少し年下と思しき2組だった。
これより前から、そういう雰囲気が若干羨ましくもあった。でもこの時、俺らとはテンションが違うなあ、若いなあ、と正直思った。
ま、新婚旅行なんだから2人で楽しめばいいのさ、と思ったものだ。
タバコ屋コーナーの脇の階段からサンデポーテに出て坂を登っていく。大分モナコの地理にも慣れてきた。
5分ほどボー・リバージュの坂を登る。ブランドショップの並ぶマスネコーナーを左に曲がりこむ。オテル・ド・パリにポルシェのカイエンが入ろうとしているが、なんかもうポルシェなんて見慣れ過ぎてX-TRAILぐらいの感覚になっているな。
そんなことを思いながら、カジノ前にやってきた。さすがパーティーデー、カジノはものすごく華やかな空気に包まれている。ロータリーに止まっている車も、フェラーリ、ランボルギーニが当たり前だ。
Ventury
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm(equiv=36.0mm)), 1/125sec, F3.3, ISO50)
レア車発見。フランスのヴェンチュリーだ。片山右京がデビューした1992年のラルースのタイトルスポンサーだね。
なーんて、うっとりと眺めていたら、俺が立っていたところはカジノの駐車場だったらしい。気づくとそこに「ある車」が入ろうとしていることに気づいた。
げっ。真っ赤なエンツォじゃん！！
慌ててカメラを向けて撮ろうとしたら、轢かれそうになった。
わーーー
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm(equiv=36.0mm)), 1/80sec, F2.8, ISO50)
そんなこともあったが、とにかく、パーティーデーの高揚感がすごい。もちろん、俺達もクルーザーで酒飲んでるのもあるが。やっぱりスペシャルな街、モナコにとってもF-1はスペシャルなお祭りなのだ。いつまでもそこに浸っていたいが、人も多くて慌ただしい。気を取り直してもともとの目的の買い物を済ませに店を回った。ヨーロッパならではの、カカオ純度が高いチョコなんかも買った（そのあと、健康ブームで日本でもちょっと流行ったけど）。
まだまだモナコの街を探索したい気持ちもあったが、さすがに前日コースを1周した疲れもあったので、日がくれる前にニースに帰ることにした。
モナコの街並み
(PanasonicDMC-FZ10(6.0mm(equiv=36.0mm)), 1/160sec, F4.0, ISO50)
前日散々歩いたおかげで、初日利用した出入り口まで戻らなくても、カジノから少し歩けば駅に入れることは把握していた。
幸い、前日のフリー走行の時のような1時間待ちをすることもなく来た電車に乗り、ニースに向かう。
まだ明るかったので、ビーチも良く見える。なんか折り重なるようにしてイチャイチャしているカップルなんかもいる。グランプリがなくても、もともと素晴らしいリゾート地なんだな、ここは。
ニースに着いた。食事がまだだ。
実はもうこの頃には二人とも、ヨーロッパのコッテリ料理に、食傷気味になっていた。そこで、駅前にやっすそうな中華料理屋があったのを思い出し、舌休めとして、そこに入った。焼きそばとか、チャーハンとか、そんなものを頼んだと記憶している（写真が残っていない）が、やっすい味に妙に安心した覚えがある。でも周囲には意外に、地元の上品そうなおばちゃんとかもいた。彼らにとっても新鮮な味なのだろう。
せっかく早くニースに戻ってきたので、まだ開いていた大きめのスーパーにも入ってみた。
普通のスーパーなのに、多分建物は昔からあるものなんだろう、なんだか格調高いものに感じられた。そして、ワインコーナーがすごく充実していた。さすが本場だ。ワインにハマった今ならもっと狂喜乱舞だったんだろうな。その頃は別にハマっていたわけではないが、それでも、持ち帰り用とお土産用で2〜3本買った。うまそうな菓子も買った。
ホテルに帰って、少しのんびりする。おんぼろホテルのテレビはやっぱりおんぼろだし、そもそも全然言葉が分からんが、音が出てるだけでも気分が違うのでとりあえず点けていた。
そうそう、これはこの日ではなく前日に気づいたことなのだが。
たしか4つくらい映ったチャンネルの中に、なぜかドイツ語らしきスポーツチャンネルがあった（フランス語でもなく、すぐ近くのイタリア語でもねーのかよ）ので、だいたいそれを点けていた。
ところが、日が変わるとちょっと雰囲気が変わってきた。場面はサッカーのグラウンドやらボーリング場なのでスポーツ関係ではあるのだが、なんだか様子がおかしい。登場人物が筋肉隆々のアスリートから、スタイル抜群のセクシーな女性たちに代わっている。あれれ？ダンサブルな音楽に乗ってクネクネしながらトップレスになっちゃったよ！
なんかほんと笑っちゃうような内容で、キーパー役のおねえちゃんが、ヘナチョコボールの嵐にあった後に、ゴールポストでクネクネしながら脱いだり（罰ゲームか！？）。ボーリング場で投げるふりばっかしてた子が、やっぱりクネクネ脱ぎながらボールパークに跨ったりと、まあやりたい放題だ。スポーツチャンネルで、これでええんか？
バカバカしすぎて、しばらく嫁さんとニヤニヤしながら見ていた。
しばらく寸劇が続いたのち、おもむろに電話番号が表示される。
「セクシャルなんたらかんたら、アインツィッヒ・ノインツィッヒ」
みたいな。たぶん、有料チャンネルかなんかの宣伝なんだろう。それにしても、その「アインツィッヒ・ノインツィッヒ」というリズミカルな響きが新鮮で（「10番90番」くらいの意味なのか？）、この件は「アインツィッヒ・ノインツィッヒ事件」としてうちの夫婦の間では未だに語り草なのである。
最後に、この日歩いたモナコマップ。赤がグランプリコース、青が俺達の足取りだ。
次回からやっと予選だな。つづく。
nobilesの投稿(23:49:00-2013-06-13) -
カテゴリ: Monaco
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